10/2 『お題:緑色』
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斂侍電志:青みがかった黒の長髪に眼鏡の少年。鋭い目つきでよく怖がられる。超論理思考。
倉朋愛佳:背中まで伸びた茶の髪に垂れ眉と切れ長の目を持つ少女。一人称はボク。感情の赴くままに生きる。
〈DDCF〉:宇宙戦闘機設計部でその名の通り設計士が集まる部署。室内は広大で、棚と机が雑多に並ぶ研究所風の空間。壁や天井は木目調で、床は靴音を吸収するカーペットが敷き詰められている。部屋の一角、宇宙がよく見える大窓の傍に電志と愛佳の机がある。
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〈DDCF〉は今日も平常運転。
愛佳が作業の手を止めて話し出した。
「さあ電志、そろそろボクたちのトークショーの時間だ」
それを受け電志も作業を中断し、応じる。
「ああもうそんな時間か」
「今日のブックマーク等は、微減みたいだね」
「ほう、減ってしまったか」
「やはり合わない時もあるからね、こればかりは仕方ないよ」
「そうだな」
「逆にこのトークショーの方はブックマークが増えていた」
「本末転倒してないか」
「でもボクらの掛け合いが息抜きになっているのかもしれないよ」
「あー……確かにな、ちょい読みするにはこっちの方が良い。息抜きのお伴になれば良いな」
「電志、お題を出すからイラストを描いてみてほしい」
「俺に絵心を期待するなよ」
「お題は『緑色』だ」
「…………えっ……?」
「だから、『緑色』を描いてくれたまえ」
「……………………えっ?」
「もう電志、絵心ゼロだなあ」
「それは絵心の問題なのか」
「くふふ、ボクの勝ちだね。今日はこの辺で締めようか」
「なーんか納得いかねーな。まあいい、また明日だな」




