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道中

お題なし

 ちりん ちりん

 白濁した靄の先から規則的な鈴の音が響く。

 その音に心が凪ぐ。だってそれは昔から私を守り導いてくれた秋津雨。私は鈴の音を頼りに彼の後について行けばいい。

「雪姫、休みますか?」

 りんっと鈴が高く強くひとつだけ鳴って、それからりりりりと続く。秋津雨が立ち止まり、振り返ったのだろう。

「いいえ、先を急ぎましょう」

 口元に笑みを作ると秋津雨の髭が哀しげにそよりと揺れたのを感じた。けれど、私は彼の鈴の音に導かれて歩くのが好きなの。

 この旅の終わりに、別れがあったとしても。


初、お題なしに挑戦。

しかもTwitterにあげていない新作☆←字数削れなかっただけ……。

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