序章:歴史をひも解いてみると・・・
実際に、そのような会話文が・・・
庶民や大名、
武士や盗賊・農民・商人などの間で、
さかんに交わされていたことは、まず間違いないでしょう。
・・・とはいうものの、
全国、どこへ行っても、
「標準語寄り」となってしまっておる昨今、
昭和→平成→令和、と時代がくだるにつれて、
とくに若い世代の皆さんの会話からは・・・
『方言』あるいは、
『お国訛り』
といった、
実に味わい深い文化が、
しずかに薄れ、
失われつつあるなぁ・・・と、
齢55を目前にしたオジサマは、
しんみりと感じるのであります。
次章から紹介する「会話文」にはですね・・・
『時代考証』という武器を用いて、
当時、現場やシーンで実際に使用されていたものに「近い」と思われる、
「作られた方言」などが登場します。
しかしながら、それでも、
むかしの言い回しや訛りをよくご存じの方にとりましては、
「なんとも物足りん方言だぁね・・・」
「本物の〇〇訛りって、こんなもんじゃねーわ!」
などとお感じになるやもしれませぬ。
そこらあたりは、
どうが、ご斟酌いただき、
広く、あたたかい目でお読みくださると幸いでございます。
令和7年10月14日 午後7時36分
自室、兼、書斎の机上にて
サファイアの涙こと、
栗原茂雄




