01:将棋にも1ターンキルってあるんですね
将棋
日本では誰もが知る、有名な対戦型のボードゲームだ
自分から始まった対局は、飛車の通り道を確保するため
2六歩を打つことにした。
香桂銀金玉金銀桂香
飛 角
歩歩歩歩歩歩歩歩歩
歩
歩歩歩歩歩歩歩 歩
角 飛
香桂銀金王金銀桂香
初心者殺し、初見殺し、わからん殺し。
ゲームには時折理不尽な敗北が存在する。
さすがに将棋でそんなことは無いだろうと
だが俺は2手目を打つことなく敗北していた。
相手の1手目で自分の王が失われたのだ。
香桂銀金王金銀桂香
飛 角
歩歩歩歩 歩歩歩歩
YOU LOSE
歩
歩歩歩歩 歩歩 歩
角 飛
香桂銀金 金銀桂香
こんなの将棋じゃねぇ・・・わけわかんねぇ。
将棋をベースとしながらも、アイドルとクリッカー要素を取り入れ
駒をパワーアップさせていくゲーム
将棋アイドルクリッカー
カタカナで書くとわかりにくいが
アイドルは偶像や崇拝、特定の芸能人を差すようなIdolではなく
自動車のエンジンのアイドリング等に用いられる
何もしてない状態を差すIDLEの事である。
アイドルゲーム・・・IDLEゲームは、放置を主体としたゲームであり
そしてクリッカーは
マウスのボタンを押すクリックから来ており
多量のクリックを要求するゲームをジャンルとしてクリッカーと呼ぶ。
駒の強化と言うものが曲者で、
これがゲームの醍醐味であり
将棋を模した全くの別ゲームと言われる最大の原因である。
時間をかけて駒を強化し、相手を駆逐する
強化によって、フレンドリーファイア(味方撃ち)も可能としたり
貫通能力、移動強化、防衛強化、連続移動等
将棋のルールを知っている人から見たら
「頭大丈夫か?」と言われかねない悪乗りアップグレードが満載。
破天荒なアップグレードだらけでありながらも
攻め続けて、相手を封殺することも、鉄壁の守りを敷くことも可能で
一般的に特殊な行動で相手を牽制しあい
本来の将棋とはかけ離れた駒の動きで決着をつけるアウトレンジ
王のアップグレードスキルで相手のスキルを封じ
本来の将棋・・・と言っても、詰め将棋に近い状況を作り出し
相手を撃破するインファイト
この2面性から将棋のゲームとしてはかなりクセがあるが、ゲームとして良い評価をされている。
ただし、アイドルゲームの側面から
プレイ開始からの時間が長いほど駒の育成が進み
ゲームの傾向がわからない初心者程、将棋 (インファイト)をさせてもらえず
アウトレンジで墜とされる傾向にある。
もちろん育成の差が小さければインファイトに持ち込める確率も高くなり
上位プレイヤー程、インファイトに長けるという
そして下剋上を狙いインファイトに望みをかけたプレイヤーの夢を打ち砕いてくるわけだが
しばらくはその辺を考えなくても良いだろう。
何はともあれ、初っ端から対人戦を行おうと考えれば
当たり前のように冒頭のような初見殺しをお見舞いされる。
実はあの戦いはチュートリアルであり、
「最低限ここを突破できなければ
対人戦のカモになるので、駒を育成して再挑戦してね♪」
と言った意味合いがあるらしい。
ゲームの概要はこんな感じだが、
上位プレイヤー同士のランキング戦もかなり盛り上がるし
大まかな階級ごとでのランキング戦も盛んである。
今はわからずとも、アップグレードが開かれていく事で
何を喰らったのかがわかってくるはずだ。
あらすじにあったけど、多分香車の貫通攻撃だろうねぇ。まぁ洗礼洗礼。