☆第25話[駆け出した冒険者⑥]
無事地下道でのクエストの報告を済ませたレオだったがギルド職員から翌日に改めて来るよう言われた為その日は帰る事となりいつもの宿で一夜を過ごし久しぶりにゆっくり休むことにした…
翌日レオは改めて冒険者ギルドへと向かったのだった
チュンチュン…
チュンチュン…バサバサバサ
...
.....
.......
レオ:
『ふぁぁあ…よく寝れたなー』
僕はクエストがひと段落した安心感からか、いつもより少し遅く起床した
レオ:(心の声)
(『今日はギルドに呼ばれてるんだった…』)
混雑しそうな時間を避ける為に宿でゆっくりと朝食を済ませてから支度をし、改めてスルトの鏡に向かった
...
......
ガラッ…バタン
ウエスタンドアを開けて中に入ると思った通り、人は殆どいなかった
そう思っていると受付からアルプさんに呼ばれた
アルプ:
「おーい!レオ君♪」
レオ:
『おはようございます!アルプさん!』
アルプ:
「おはよう♪ちょっと待っててね」
レオ
『はい!』
......
...
少し待っていると、アルプさんと一緒にアルモニカさんが受付に向かってきた
......
...
レオ:
『おはようございます!アルモニカさん!』
アルモニカ:
「おはようございます!レオ君」
レオ:
「今日、改めてギルドに来てもらったのはね昨日レオ君が完遂したクエストに関しての報酬をどうするべきか協議していたの♪」
レオ:
『??…どういう事ですか?…』
アルモニカ:
「えっとね、君が受注してくれた〈何かが巣食らう下水道の清掃〉はね、スルトの鏡からの依頼だったんだけど」
レオ:
『はい』
アルモニカ:
「僕らが予想していた以上にモンスターを討伐してくれて、更に壁の修復までしてくれたから流石に20ペインの働きじゃないだろうって事で、昨日オルグ君とアルプちゃんと話してたんだよ!」
アルプ:
「ギルド職員は数名の判断でクエストの報酬額の増減を変更できる決定権があるのよ!」
レオ:
『へー…なるほど』
アルモニカ:
「そうなんだ!まぁ本来は高ランクのクエストであることなんだけど君は特例だね」
レオ:
『…それって、その…家柄とか関係してないですよね?』
アルプ:
「大丈夫よ!冒険者は実力主義で身分・種族で偏見をしない、冊子にも書いてある通り問題ないわ」
アルモニカ:
「そう!これは働きに対する正当な報酬を受け取る権利だからね!」
レオ:
『ありがとうございます』
アルプ:
「というわけで、まずは本来の20ペインと、特別報酬の550ペインをどうぞ♪」
レオ:
『えっ、こんなに…良いんですか??』
アルモニカ:
「あぁ!君はこの短期間にあれだけの成果を上げたんだから当然だよ」
アルプ:
「ギルド職員が正式に判断して決めた報酬だから気にしないで」
レオ:
『ありがとうございます!』
アルモニカ:
「今日もクエストに出かけるのかい?」
レオ:
『はい!昨日しっかりと休養を取れたので今日も出掛けます!クエストに行く前に{ラピスの大釜}で昨日の魔法について申請してきます』
アルモニカ:
「そうか!早速ありがとう!後、残りのHランクのクエストだろうけど気をつけるんだよ」
レオ:
『はい!』
アルプ:
「レオ君!いってらっしゃい♪」
レオ:
『いってきます!』
...
僕は2人に手を振りながらギルドを後にした
...
.....
レオ:(心の声)
(『なんだか思いがけず稼げてしまったな…少し食べ物でも買ってから行こっと』)
...
......
そうして僕は露店で軽食を購入して、人目がない場所でストレージに収納した後に残りのクエストを確認した
レオ(心の声)
(『後は…
〈快癒草の採取〉
〈快魔草の採取〉
〈解毒草の採取〉
〈街道沿いのスライムの駆除〔10体〕〉
〈街道付近のゴブリンの討伐〔5体以上〕〉
〈求む食材 食用肉の調達〔10体〕〉
これだけだから…街道沿いで全部終わりそうだな♪』)
...
.....
レオ:
『とりあえず{ラピスの大釜}で昨日の魔法について相談してみよう』
昨日のうちに試作品として軽めの箱で出来た粘着質の罠について相談に行こうと思い、商業ギルドへの道を歩き始め始めた、
...
......
レオ:(心の声)
(『そういえば、駆け出しの冒険者が直接ギルド長に会うなんてできるのかな』)
一抹の不安を抱えつつ{ラピスの大釜}へ向かった。
...
.....
.......
しかし残念ながら商業ギルドではギルド長のリテシアが不在だったため登録や相談が出来ず、後日改めて訪問することを伝えるようにお願いした、
また、リテシアの機転で屋敷に居たときにリテシアと同伴した者や責任者などは混乱を避ける為に同意の元、守秘義務契約を交わしレオについて身分など簡単な情報の共有していた為、店内では混乱や騒ぎになることもなく公平に利用でき、ギルド長へのアポイントをとる事ができた。
レオ(心の声)
(『折角立ち寄ったのに何も買わないのも申し訳ないなぁ』)
僕はそう思いまだ使用していないが初級ポーションを2本購入する事にした。
店員さん:
「2本で20ペインとなります」
レオ:
『はい、お願いします。』
僕は大銅貨2枚を出し、予備としてポーションを購入した。
店員さん:
「ありがとうございましたー」
...
.....
こうして商業ギルドへの申請がまたの機会になった僕は門を抜け街道沿いを歩き始めた
.....
........
レオ:(心の声)
(『よし!この辺りは以前に姉様や兄様達と討伐へ来たことがある場所に近いし油断しなければ大丈夫そうだな…そういえば、ギルドで街道付近に魔物の集団が出たとか言ってたっけ…』)
数日前からギルドで話題となっていた話を思い出し気を引き締めて辺りを警戒した
.......
....
..
しばらくすると採取のポイントに到着した。
レオ:(心の声)
(『とりあえず群生地とかないか探してみようかな』)
―――――戦闘―――――
『*エリアエコー(周囲の様子を調べる)』
――――――――――――
キュイーン…
僕は魔法で周囲の様子を確認した
........
レオ:
『よーし!頑張るぞー』
レオ:(心の声)
(『たぶんそんなに驚異的な数の魔物は居なそうだから、採取クエストをこなしつつ敵が近づいてきたら随時討伐をしようかな…うーん、何かいい方法は無いかな…魔法で周囲を警戒して…ついでに採取対象を探しだせるような…』)
.....
...
僕は前世の記憶からヒントを得ながらイメージして新たな魔法を作り発動した、
またクエストの採取アイテムを探し出す為の魔法は以前、ケレスさんに時短方法として教えてもらったサーチを利用してみることにした。
―――――戦闘―――――
『*マリスビープ(一定範囲に敵意や悪意があるモンスターや人が近づくと自分に警報音が聞こえる)』
『*サーチ〔快癒草〕〔〕の物を探し出す』
――――――――――――
レオ:
『これできっと安心だし!サーチで依頼されてる薬草もすぐ見つけられそう♪』
エリアエコーやサーチで細かく探し出せるのは自分が明確に情報を把握している物体や生物を具体的にイメージ出来ている事が必須条件とされており、ベテラン冒険者くらいにしか利用特徴の限られているのだが、幼少期からのウェストミンスター家での英才教育の賜物で今回は苦労なく目的の薬草が探し出せていた
...
レオ:
『あ、結構この辺群生地だったかも♪沢山あって困らないしストレージで保存しておこうっと!』
ギルドへ納品する分とは別に自分自身の分をしっかりキープしつつ僕は黙々と採取を続けた
...
.....
.......
―――――戦闘―――――
『*サーチ〔快魔草〕〔〕の物を探し出す』
――――――――――――
...
.....
.......
―――――戦闘―――――
『*サーチ〔解毒草〕〔〕の物を探し出す』
――――――――――――
レオ:
『ふぅ…この辺は少し移動するだけで快癒草・快魔草・解毒草、3つとも結構いっぱい取れたなー、とりあえず納品分だけでも5籠分くらいあるかなー』
そんな事を思っていたら遠くで鐘の音が聞こえた
..........ゴ〜ン ゴ〜ン ゴ〜ン
レオ:
『もう15時になってたんだ!遅めのお昼休憩をしよっと』
....
僕は水魔法で水を出し、手と顔を洗いストレージから露店で購入していた軽食と飲み物を取り出し、木の陰で腰を下ろした
.....
レオ:
『いただきます!…モグモグ……ゴクゴク……はぁー、外で食べるご飯って良いなぁーいつもより美味しく感じるし』
レオ:(心の声)
(『どうでなら採取したアイテムで自作のポーションとかも作れるようになりたいな…あー、そもそも道具も揃えることが必要だろうな…屋敷にいたときはなんでも揃っていたからな……』)
.........
僕はそんな事を考えながら休憩をして、心地よい風に当たっている内にうたた寝をしていた…
...
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初級ポーション:初級ポーション;体力回復【初級:30%回復】
快癒草:HP回復(ポーションの素になる薬草)
快魔草:MP回復(エリクサーの素になる薬草)
解毒草:毒回復(ドーテル リキッドの素になる薬草)




