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神様のムチャブリで死亡フラグだらけの侯爵令嬢に転生しました  作者: トーヤ


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初めてのお出掛け

ブックマーク50突破です。

ありがとうございますm(_ _)m

嬉しいです(^o^)


この世界、3歳の誕生日に全ての人が【選定(せんてい)の儀(ぎ)】を神殿で受けるらしい。


神殿でってことは、これから神殿に行くってことでしょう?

初めてのお出掛けよね?


馬車に乗ってお出掛けだーーー!!って、喜んだんだけどね?


だって前世で馬車なんて乗ることがないじゃない?

ちょっと楽しみにしてたのよ。


けど動き出してすぐに後悔したわ。

今すぐにでも降りたくなったわよ。


まさか馬車がここまで揺れるとは思ってなかった。

ものすごく揺れる。


気持ち悪い…。

内臓を手でかき混ぜられてるみたいに気持ち悪い…。


前世にはこんなひどい揺れの乗り物はなかったもの…。

二日酔いの方がまだマシよ。


私は、リーゼロッテの膝の上でグッタリしている。


「ジュリ?大丈夫?」


アルバートが声をかけてくる。

けど、気持ちが悪すぎて動けないのよ。

首を振るのもムリなくらい。


「初めて馬車に乗ったからかしら?」


ジュリエティーヌの頭を撫でながらのリーゼロッテの言葉に、外に出たことがなかったからね…と思った。


「馬車酔い…か」


アルバートが父上!と呼びかけて言った。


「ジュリに【ヒール】をかけてあげたいのですけど」


と…。

えっ!?何?【ヒール】!?

【ヒール】でこの気持ち悪いのが治るの?


「いや、アルバートはまだ練習中だからダメだよ。リーゼお願い出来るかな?」

「えぇ、もちろんよ」


アルバートは悔しそうな顔をしている。

リーゼロッテは、私に手をかざして【ヒール】と呟いた。


金色の光に包まれた私は、気持ち悪さがなくなったことに気がついた。


すごい!

魔法ってすごい!

もっと早くかけてほしかったけども!!


「ジュリ、もう大丈夫?」


イグナートがエドワードの膝の上から、私の顔を覗き込む。


私は頷くことで大丈夫ということを伝える。

だって、話しちゃダメじゃない?


って、みんなで覗き込まないでよ。

なんなの!?

ジュリエティーヌの家族の顔面偏差値の高さはっ!


しかも侯爵家でしょう?

もう少ししたらアルバートもイグナートもモテモテになるのでは!?


神様に見せてもらった映像では、一緒に出掛けたりすること自体がなかったと思うんだよね。

交流らしい交流なんて、ジュリエティーヌの記憶にはないんだもの。

今回は何が違うのかしら?


あっ、ジュリエティーヌの中身がメンタル強強(つよつよ)のアラサーの私だから、とか…?

いや、昨日まで私じゃなかったって言うか、私の記憶とかなかったんだけどね。


でもジュリエティーヌは、ちゃんと話さないでいたみたいだしな…。

“自称神様“とのやり取りをなんとなく覚えてたってこと?


それにさ?

みんなのこの様子だと、今までもずっと可愛がられて来たんだと思うのよね。

よくわからないわね。



それからしばらく走っていた馬車が停まったのは、真っ白な大きな建物の前だった。

これが神殿?

確かになんか神聖っぽい雰囲気はするけど。


でもさ?

迎えに出て来た神官様?司祭様?が、胡散臭さしかなくない?

なんか真っ白な衣装だけど、ものすごく高そうなツルツルでツヤツヤな生地に、よく見たらゴージャスな刺繍とかキラキラな飾りとかついてない?


神殿とか教会って、寄付とかで成り立ってるんじゃないの?

そんなイメージだけど、違うのかしら?


「ようこそ、お待ちしておりました。ファンラーレン侯爵様」


エドワードに向かって、媚び媚びでゴマスリが丸わかりな態度にちょっと?かなり?引く。

いや、ドン引きだね。


あーなに?

これはあれかしら?

ファンラーレン家の寄付に期待してるとかそういうこと?


【選定の儀】を受けるためには、寄付がいるらしいのよね。

これは貴族だけみたいだけど。

平民は無料で受けられるみたい。

それじゃなかったら、全ての人なんてムリってことよね。


裕福な商人なんかは寄付したりもするみたいだけど、基本的にはみんなギリギリの生活をしてるんだって。


あの神官様?司祭様?の態度を見ると、アルバートとイグナートの時にたくさん寄付してるってことなんだろうなぁ。

ほら、ファンラーレンは侯爵家だから…。


「連絡しておいた通り、娘ジュリエティーヌの【選定の儀】を頼む」


エドワードは、足元の私を見ながら神官様?司祭様?に告げる。


「もちろんでございます。皆様、中へどうぞ」


案内されたのは、転生前に会った“自称神様“のアーテファートの神像と大きな水晶?がある部屋だった。


ここが【選定の儀】をする部屋ってことかな?


“自称神様“は本当に“神様“だったみたいね。

自称とか言ってごめんなさい。

これからはちゃんと“神様“って思うことにするわ。

笑顔が胡散臭かったけど。


これから何をするのかは、神官様?司祭様?が説明してくれている。


とにかくあの水晶に触れればいいみたい。

そしたら、ステータスが表示されるんだって。

なんで、自分以外にも公開しなくちゃいけないルールなのかしらね?

家族だけならまだしも、ねぇ?


この胡散臭い神官様?司祭様?…どっちでもいいけど…どっちだろうが見られるのとかイヤなんですけど?


あー、更にイヤな展開が浮かんだんだけど?

ラノベでよくあるヤツなのでは?


神殿がすべての人のスキルを把握しなければならないとか、そんな感じだったりしない?


これって、あれじゃない?

使えるスキルとか持ってたら、強引に神殿に連れて行かれたり、他の貴族とかに誘拐とかされちゃったりするヤツじゃないの?


ほら、神殿の上の方の脂ぎったギトギトでギラギラでブヨブヨに太った偉そうな人…勝手なイメージだけど…が、頭の中が腐ってるってパターンじゃないの?

私腹を肥やす的なヤツ。

絶対に知られたくないわ。


魔力は多いけど、スキルは普通って感じにしたいよね。


うん、それがいいよね。


まぁ、第一王子の婚約者を誘拐とかしないだろうけど。

いや、逆に誘拐とか暗殺とかありえるのか?


自分の娘を第一王子の婚約者にさせたいどっかの貴族のおっさんとかが、やらかしてくれるのかもねぇ。


まぁ、暗殺されたら世界が終わるけどねぇ。


そもそも第一王子の婚約者なんか、喜んで交代してあげるのにねぇ?


お読みいただきありがとうございます!

もしよければ評価もおねがいしますm(_ _)m

トーヤのテンションがあがります(笑)


感想、誤字脱字報告もありがとうございます。


引き続き他の作品共々よろしくお願いします!


生まれたその日にダンジョンに捨てられた俺はドラゴンに育てられる

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― 新着の感想 ―
全部隠蔽で無能扱いでいいじゃない。婚約白紙で好きに生きられる。
火を着けたら一瞬で火柱になりそうな、ブヨデブで脂ギッシュな欲深いオッサンがぐへへって笑いながら、自分の能力とか色々見てくるって、一種の苦行や拷問ですよね。 私なら全力で暴れるわ(真顔) (*`・◇・´…
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