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スキルが【RPG】だった。  作者: 甲羅に籠る亀


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57話

 キャタピラーを攻撃して倒してからどう動くのかを決めた俺は攻撃を選択すると目標にしているキャタピラーとの距離を詰めて剣を振るった。 


 『キャタピラーCに28のダメージを与えた。』

 『キャタピラーCは倒れた。』


 これで2匹目のキャタピラーを俺は倒した。


 『キャタピラーBが攻撃を仕掛けてきた。』


 倒してすぐにでも次に来るだろうキャタピラーの糸を吐く攻撃を回避する為に行動しようとした時に時間が止まって選択肢が現れる。


 俺は残っているキャタピラーが俺に対して攻撃を行なってきたのだと理解した。


 キャタピラーと俺との距離は少しだけ離れていて、この俺とキャタピラーとの距離だと体当たりや齧り付く攻撃はして来ないはずだ。


 だからキャタピラーが行なってくるだろう攻撃は糸を吐く攻撃だろうと当たりをつけてキャタピラーの様子を確認してみることにした。


 キャタピラーを見てみたらキャタピラーは俺に向けて口を開いている姿で動きを止めているのが見えた。


 これはもうキャタピラーが糸を吐こうとしているようにしか見えない。


 十中八九キャタピラーは俺に向けて糸を吐く攻撃をするだろうと判断した俺は次にどんな行動を取るべきかを考える。


 キャタピラーとの距離を考えれば今ならギリギリでキャタピラーの糸を回避する可能性の方が高いはず。


 それなら回避を選ぶべきだろうが万が一にも糸を回避しきれずにキャタピラーの糸が絡まって拘束されてしまう可能性を考えてしまう。


 盾を使えばキャタピラーの糸を吐く攻撃で吐き出される糸を防ぐことが出来るかもしれない。


 だいたいキャタピラーが吐き出す糸がどんな風に飛んでくるのかはこれまでのキャタピラーたちとの戦いで理解している。


 その事を考えて盾でキャタピラーの糸を防ぐのは有りだと思った。


 それでも盾で防ぐのに失敗してしまった時のことを考えると、キャタピラーの糸を吐く攻撃を回避して失敗してしまうのと比べてそれほど差はないんじゃないかと思う。


 キャタピラーの糸を吐く攻撃を盾で防御して防ぐか、それとも回避してしまうのか。


 俺は考えて決めた。


 ここは無理矢理にでもキャタピラーの糸を吐く攻撃を躱してみせようと。


 俺は回避を選択すると、動けるようになったと同時に今いる場所から横に向けて大きく飛び退くようにジャンプしながら横に飛んでキャタピラーの糸を回避しようとした。


 『回避成功。』

 『キャタピラーBからの攻撃を回避した。』


 俺が飛び退いたのとほとんど変わらないくらいにキャタピラーBが糸を吐き出したからこそ、俺はキャタピラーBが吐き出した糸に引っ掛からずに済んだ。


 先ほどまで俺がいた場所に糸が大量に降り注いで地面に糸が張り付いているのが視界に入る。


 盾で防御して防ぐことも出来たかもしれないが、やっぱり回避を選んで正解だったと思いながら俺はキャタピラーBとの距離を詰めて行こうとしたところで時間が止まった。


 ここで俺が選ぶのは攻撃だ。


 もう残っているキャタピラーはキャタピラーBだけだし、そのキャタピラーBも先ほどの糸を吐く攻撃の消耗ですぐには行動することも難しいだろう。


 だからこそ攻撃を選んでここでキャタピラーBを倒して戦闘を終了させたい。


 俺はキャタピラーBに攻撃して倒す為に攻撃を選択すると、キャタピラーBに向かって距離を詰める為に歩きながら剣の攻撃範囲に入ったと同時に剣を振り下ろした。


 『キャタピラーBに28のダメージを与えた。』

 『キャタピラーBは倒れた。』

 『キャタピラーの群れはキャタピラーの糸束と魔石を3つ落とした。』

 『キャタピラーの群れから9の経験値を得た。』


 キャタピラーBを両断して戦闘は終了した。


 呼吸を整えてドロップした魔石とキャタピラーの糸束をふくろに収納してボス部屋を目指して先に進む。

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