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スキルが【RPG】だった。  作者: 甲羅に籠る亀


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1話

 1999年の7月に世界全土にダンジョンが現れた。


 ダンジョンの中には異形の生物モンスターが生息しており、銃火器が効果のないモンスターの危険性にほとんどの国がダンジョンを閉鎖。


 それから一ヶ月後に起きたのがダンジョンからモンスターが大量に出て来る現象スタンピードである。


 スタンピードの発生で多くの犠牲者が出る中でモンスターを倒した者たちがいた。


 モンスターを倒したことで手に入れたスキルの力を持って多くのモンスターの群れを倒した英雄たち。


 英雄たちはこのままダンジョンを放置しては危険だと乗り込んでダンジョンの攻略に乗り出した。


 ダンジョンを次々に攻略して行った英雄たちは冒険者を名乗り、それが今の冒険者の成り立ちである。


 そんな冒険者に俺も今日からなる為に冒険者ギルドにやってきた。


 親に食べさせて貰い、授業料も払って貰っていた事もあり、大学卒業までは冒険者になるのを禁止されていた事もあって、俺は本当に心の底から今日という日を待ち望んでいた。


 冒険者ギルドでダンジョンの探索する上での講習も受け、そして今日が講習の最終日。


 今日の講習はダンジョンでモンスターを倒してスキルを得ること。


 この講習を受けて晴れて俺は冒険者の仲間入りを果たすことになる。


 講習に来ている人たちもみんな緊張している様子の中で、今回の講習を担当していた男の冒険者田中が先導して冒険者ギルドの管理しているダンジョンの中に入ることになった。


 事前に注意された通りにダンジョン内で別行動を取らずに田中のあとを静かについて行くことになる中でモンスターと遭遇することになる。


 このダンジョンの1階層に現れるモンスターはスライムだ。


 ゲームの序盤に現れるスライムの様に、このダンジョンの1階層で現れるスライムも雑魚モンスターだ。


 でもそれはスキルを得た者に取ってはの話であり、そうじゃない一般人だとそこそこ苦戦することになる敵であると、講習の時に話を聞いた。


 そんなスライムを講習を行なう田中は簡単に捕まえてしまう。流石はCランク冒険者だ。


 田中が捕獲したスライムを講習を受けている人たち全員で攻撃を一回ずつ行なって最後に田中が倒すことで講習を受けている全員がスキルを得られる様になる。


 それぞれ順番にスライムを叩き、俺の番もすぐにやってきた。


 渡された鉄の棒を握ってスライムを叩いた。叩いたスライムの感触はぷよんぷよんとしていた。


 次の人に俺は鉄の棒を渡して離れる。


 それから3人がスライムを叩いた後に田中がスライムにトドメを刺した。


 『スキル【RPG】を手に入れました。』


 そんな声が聞こえた。


 周りの人たちがそれぞれ手に入ったスキルに一喜一憂している時に聞いたこともない様な特殊なスキルに困惑している中で田中を先頭にしてダンジョンを出ることになった。


 これまで調べてきた情報の中でも【RPG】なんてゲーム関係のスキルなんて調べた中にはなかった。


 それなのに俺のスキルが戦えるのかすら分からないスキルでこれから冒険者としてやっていけるのだろうかと不安になる。


 それからダンジョンを出た講習を受けている者たちは、それぞれが冒険者ギルドへの登録を済ませ、冒険者としての証明証であるギルドカードを受け取って講習は終わりになった。


 講習が終わった俺はやっと冒険者になれたと喜ぶ気持ちもある中で、【RPG】のことを調べる為にも家に帰ることにした。


 インターネットやSNSなどを使ってスキル【RPG】の様なスキルがあるのなを調べても見当たらなかった。


 この【RPG】はスキルの分類上としては特殊スキルに当たるのは分かった。


 特殊スキルは当たり外れがあるスキルが多くて、この【RPG】が当たりスキルなのかをスキルを使って確かめることにした。

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