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戦え!!爆裂機装ドレッドノートクライシスV  作者: 爆裂機装ドレッドノートクライシスV
第二話 死闘!パシフィックオーシャンに潜むもの!
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死闘!パシフィックオーシャンに潜むもの!~休息2~

 「ようやく着いたわね。」

 土曜日、俺のアパートに迎えに来た車に一時間ほど乗って地球防衛部隊ニホン支部に到着し、一緒に車に乗っていたイスズがそう言った。1週間過ごした場所だが外観を見るのは初めてだった。自然豊かな山々に囲まれた場所にある巨大な人工建造物はとても目立っていた。

 「じゃあ、とりあえず会議室に行くわよ。」

 イスズはそう行って入口へ向かう。俺はそれについて行った。


 「やぁシラヌイ君!久しぶり!いやぁこの前は素晴らしかった、私は大いに感動したぞ!」

 俺が会議室に入るとイズミ長官はすぐに俺に駆け寄ってきて嬉しそうにそう言った。

 「ど、どうも。」

 「いやいや、ギガントをまさか倒してしまうとは、やはり君は素晴らしい…」

 「長官、そろそろ始めたほうがいいのでは?」

 いつも通り長くなりそうなイズミ長官の話を俺の横にいたイスズが遮ってそう言った。

 「あぁ…そうだな、では始めようか。」

 イズミ長官ははははと小さく笑ってそう言うと俺とイスズを入り口近くの席に座らせた。円形のテーブルには10人程の支部のお偉いさんたちが座っており、スクリーンのあるほうにはイズミ長官がその傍らにはミナヅキが座っていた。そして会議が始まった。

 最初は各部署の報告があった。ドレッドノートの損傷、修理費用など先の戦闘の後始末の報告、戦闘時の駆動システムがどうこう…正直、聞いていて眠くなるような話の連続でありウトウトしては何度も横のイスズに肘で突かれ起こされた。

 「これ俺いる意味あるのか?」

 そう小声でイスズに尋ねると「もうすぐよ。」と小さく答えた。すると操縦士に聞きたいことがある者たちは聞いてくれとイズミ長官が言う。技術部門から手が上がる。どうぞと言われると灰色のツナギを着た中年の男性が立ち上がり俺のほうを見て言った。

 「えー、技術部のサクライだ。戦闘中に完全に停止したドレッドノート3号機クライシスをどのようにして再起動したのかを聴きたい。今後の開発の参考にしたいんだ。」

 そう言う質問だった。えーと、機能停止…あーミサイル撃ったあとのことか…なんか急にカァーとしてそしたら急にドレッドノートが動き出した、んだったっけ?そんなことをサクライに答えた。会議室がざわつく。

 「感情の大きな起伏が原因だクリスタルの力が増幅されて機能が復活したってことか、すごいな…ほかに何かなかったか?こっちが測定したクリスタルの出力がちょっと考えられない数値を出しててな…それにクリスタルの光がギガントの甲殻を貫通するってのはどう考えてもだなぁ…」

 とこちらにサクライはもう一度尋ねてきた。しかし、あの時は無我夢中だったから正直記憶があやふやだ。わからない、そう簡潔に答えるとサクライは腕を組みながら「う~ん。」と悩み始めた。するとサクライの横に座っていた眼鏡をした白髪の老人が高らかに笑った。

 「はっはっは!やはりクリスタルは謎が多いわい、のぉサクライ。15年も前に発見されたというのに未だに分からないことだらけじゃ。」

 横のサクライは苦笑を浮かべる。その老人はこちらを見て

 「君がシラヌイ君じゃな、わしは開発部の主任キサラギ サブローじゃよろしくな。わしからもいくつか聞きたいことがあるのじゃがいいかのぉ?」

と言った。俺が戸惑いながらうなずくとキサラギ主任は俺に質問を始めた。


 「あー疲れた。質問長すぎだろ。」

 「キサラギさんも話長いのよねぇ…」

 俺がキサラギさんに30分ぐらい質問攻めにあってようやく会議が終わった。俺はエントランスにある休憩スペースでコーヒーを飲みながらイスズと話していた。

 「まぁ、キサラギさんは長官みたいに無駄なことは話さないから、きちんと開発に役立ててくれるはずよ。まぁ楽しみにしてなさい。」

 そうイスズはそう言いながら紙コップのコーヒーを飲み干して

 「ちょっと用があるから行ってくるわ、20分後にドレッドノートの調整があるらしいからちゃんとドッグに行きなさいよ、じゃ!」

 と紙コップをごみ箱に捨て廊下のほうへ駆けて行った。20分後…まだ時間があるな。そんなことを思いながらぼうっとコーヒーを飲んでいるとミナヅキがエントランスホールにやってきた。だれかを探すようにきょろきょろと周りを見渡している。するとこちらに気づいて近づいてきた。 

 「あ、シラヌイ君やっと見つけたわ…ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いいかしら?」

そうミナヅキは聞いてきた。

 「いいですけど、なんですか?」

 俺はそう答えた。それを聞くとミナヅキは周りを見回して俺にささやくように聞いてきた。

 「…あなたにはクリスタルの声が聞こえた?」

 は?一瞬意味がよく分からなかったが声…?その言葉を聞いてドレッドノートクライシスが機能停止してしまった時の記憶が徐々に鮮明になってきた。あの時俺は声を聞いて、それで…ゆっくり記憶を辿っていると大きな声が天井のスピーカーから聞こえてきた。

 「緊急連絡!緊急連絡!太平洋にて敵ギガントの存在が確認されました!戦闘準備を開始してください!」

 新たなギガントが地球に降り立った。

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