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【37】 女子レーサーの勝率は当てにならない

金子「でも『5』の城内俊之は5コースだぞ? ターンマークから遠いだろう」

新井「そうですね」


金子「『4』の赤塚人志は『勝率4.05』。それに対して『3』の野部香折は『勝率4.44』。野部の方が勝率がいいんだよ」

新井「そうですね」


金子「それでも『1-3』は消しちゃうのかい?」

新井「どうしてもお二人が『1-3』を買いたいというなら反対はしませんよ」

金子「……」

栗原「……」


新井「ただ、女子の勝率ってのは当てになりませんからね」

金子「えっ、どういうこと?」


新井「女子レーサーってのは『ヴィーナスシリーズ』とか『オールレディース』とか、女子限定のレースが多いでしょう。男女混合戦と違って上位に入りやすいから勝率も底上げされるんです。半年間ずっと男女混合戦に出続けてたら、そこまで高い勝率は維持できませんよ」


金子「確かに……」


栗原「じゃあ、お客さんの本命は『1-5』なんだね?」


新井「城内俊之なら5号艇と言えど、1マークで差すなり、まくるなり自由に捌ける腕があります。仮に3番手を走っていても、3周の間に2着まで競り勝つ技術を持っていますよ」


金子「ほぉーっ」


新井「もし抜けないとしたら、4号艇の赤塚が2番手をキープしている時くらいでしょうね」

栗原「オッズはどうなってる?」


3人が対岸の大型電光掲示板を見上げた。

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