一部 登場キャラクター紹介
アーロン
主人公
年齢:不明(外見は16歳前後)
記憶を失った状態で倒れていたところを神父とカイに保護され、以降二人と共に生活している。
感情は穏やかで優しいが、どこか現実から浮いたような違和感を纏う少年。
自身の意思とは無関係に、「虚数魔法」と呼ばれる異質な力を発現させる。
それはこの世界の理から外れた、“存在してはならないはずの力”。
カイ
アーロンの兄貴分/自警団員
年齢:21歳
神父の実子。
記憶を失ったアーロンを家族のように受け入れ、兄として、親友として寄り添い続けている。
身体能力が高く、様々な武器を使いこなす。
豪快で明るく、周囲を自然と巻き込む陽の気質。
考えるより先に身体が動くタイプで、自警団員として前線に立つことも多い。
その一方で、アーロンの中に潜む“何か”に気づいている数少ない存在でもある。
それでも彼は問わない。
――ただ、隣に立つことを選び続けている。
神父
年齢:50歳前後
カイの父であり、アーロンの身元引受人。
村で教えを説く神父として穏やかに振る舞っているが、その言動には常にどこか距離を感じさせる。
豊富な知識と冷静な判断力を持ち、あらゆる事象を俯瞰して見ているかのような人物。
その眼差しは、まるで“今ではないどこか”を見つめているようにも見える。
アーロンの存在についても深くは問わず、ただ受け入れている。
――まるで、その来訪を知っていたかのように。
マリユス・ヘイム
王立アエリス魔道研究所 主席観測研究員
年齢:25歳
王立研究所において最年少で主席に就いた天才観測研究員。
常軌を逸した演算能力を持ち、複雑な魔導理論すら一瞬で解きほぐす。
名誉や評価には一切興味を示さず、彼の関心はただ一つ
“この世界はどのように成立しているのか”という問いのみ。
合理と論理を最優先とする思考の持ち主で、常人とは異なる視点から物事を捉える。
その在り方ゆえに周囲からは“変人”として扱われることも少なくない。
だが彼の導き出す結論は常に正しく、そして時に――理解されることを前提としていない。
クリスティーナ・エルデン
王立アエリス魔道研究所 記録執行班 主任
年齢:28歳
研究所における実務と記録管理を担う主任。
膨大な研究データの整理・検証・運用を一手に引き受ける、現場の中核を支える存在。
現実的かつ冷静な判断力を持ち、暴走しがちな理論にも的確にブレーキをかける。
特にマリユスの研究においては、その内容を理解し、実行可能な形へ落とし込む“翻訳者”として機能している。
周囲からは信頼も厚く、時に振り回されながらも職務を全うする責任感の強さを持つ。
カイとは気質が近く、互いに苦労を分かち合える数少ない存在。
おまけイラスト 昼寝シリーズ




