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ホラー短編集 死んだ5人が残した映像   作者: 荒木政一郎


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ストーカー

怖い怪談を提供します

これは死亡した5人の大学生が大学のサークルの部室で死ぬ直前に撮影していた映像をもとに会話や心情を推測したものと容疑者の発言を小説にして再現したものである。オカルトサークルに所属する被害者5人がそれぞれ、考えた怖い話を順番に話していく様子とその後の様子が本作には記されている。彼らはいわゆるヒトコワと呼ばれるジャンルに分類される怖い話から恐ろしい怪異による怖い話や奇妙で怖い話を中心に話しており、これらを読み進めていくことで5人の大学生の死の真相がわかるかもしれない。また警察は撮影された映像を唯一の証拠として調査を進めているが犯人はいまだに捕まっていないというより捕まえることができない。読者諸君はコップ一杯の塩水を用意したうえでこの先を読み進めてほしい。ただこの本を読みはじめてからもし変な音が聞こえたり、幽霊の類いが見えたらこの本をすぐに閉じ、用意した塩水をすぐに飲み干しこの本を処分したうえでお祓いにいくことを強く推奨する。この事件はすでに科学の概念を超越しているのだ。

注意:この本を塩水を用意せずに最後まで読む行為は行為はとても危険なのでおやめください。万が一実行してあなた方の身に何が起こったとしても自己責任ですので

こちらは一切の責任は負いません

ほら、言うことを聞かないから不気味な笑い声が聞こえてきた


この映像は被害者の大学生5人が大学のオカルトサークルの部室で電気を消し、ろうそくをつけて怪談を話しているところから始まった

第1話 ストーカー

俺の名前は浪岡結人。どこにでもいるようなごく普通のサラリーマンなのだが最近、会社帰りの夜道でつけられている気がしてならない。つけられていると感じるようになったのはちょうど2週間前、後ろから明らかに人の気配がするし、足音もするのだがストーカーの姿は見えない。俺にもやることがあるので再び歩き出すとまた足音が聞こえる、振り返ってもやはり人はいないのでまた俺も歩き出す。警察に行っても多分、相手にされないので最近は気にせず、ただ前に向かって進み続けることにしていた。

だがその判断が間違っていた。俺のあとをつける足音のスピードは日に日に速くなっていき

ついに俺は見えない何かに捕まってしまった。

実はこの地域にはある噂があったのだ。

数年前、ある女性をストーカーする変態がいたのだがその女性の相談を警察はまったく相手にすることなく、実害がないということで無視をしていた。だがその女性は結局、ストーカーに腹部を複数回刺され、死亡した。女性のストーカーは証拠不十分で釈放されたが1週間後に女性と同じように腹部を複数回刺され死亡した。それからこの地域でストーカーをした人間は女性の霊によって殺されるらしいそんなうわさが流れるようになった

そして浪岡結人の死体が後日発見された、やはり腹部を複数回刺されていたとのこと


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