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とある少女がネトゲをやりまくった件(くだり)  作者: 葉月 優奈
十話:とある少女がネットアイドルに嫉妬する件
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闘技場は、再戦に対して半分の反応が入り乱れた。

一つは、バイスのファンによるズイーバーの応援だ。

もう一つは、戦えという判断だ。


それを取り仕切っていたゴモリとエリゴスが、互いに見ていた。

前にはズイーバーが、ハンマー片手に僕の前に仁王立ち。


「いいんじゃない、お兄様……いえブラウなら負けることもないし」

「さすが話がわかるな、我が妹よ」

「えっ、なによ」ロゼは不満そうな顔を見せるが、僕は両手を広げてズイーバーを歓迎した。

そのズイーバーが、ロゼを睨んでいた。


「その代わり、負けたら二度とそいつと会えないし、バイスを唯一の妹と認めること」

「ああ、構わない。僕が勝ったらロゼもエンジェルフルーツポンチも返してもらおう」

「エリゴス、というわけで第二ラウンドをやりたいがいいか?」

「やれやれ」エリゴスは首を横に振った。

周りの歓声は、第二戦の歓声へと変わっていく。


「仕方ない……よかろう」

「そうこなくてはね」

余裕の笑みを浮かべたズイーバーは、ミョミルハンマーを両手に掲げた。

そして、一番の歓声が湧き上がった。



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