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とある少女がネトゲをやりまくった件(くだり)  作者: 葉月 優奈
十話:とある少女がネットアイドルに嫉妬する件
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それは一瞬の出来事で、一気に状況が変わった。

散らかった部屋を見ては、愕然とした。


自分の部屋で、ゲルプがいきなり襲われた。

基本的にプレイヤーに直接ダメージを与えられないこのゲームで、ゲルプが襲われて


「奪われた」

僕たちは呆然とするしかなかった。

僕も、ロートも、オランジュも、ヴァイオレットも、シュバルツも……ロゼも。

全員がいる家の中で、いとも容易く侵入して奪ったのだ。

エンジェルフルーツポンチを。


「これはどういうことだ?」

「通報しよう」冷静に僕はGMコールの鐘を取り出した。

おそらくあいつが出るだろうけど、躊躇ってはいられない。


「誰がこんなことを?」

女怪盗はピンク色の頭巾をしていて、顔ははっきりと見えなかった。

名前も当たり前だが非表示にしていた。


「つまりはプレイヤーか」

「まさか、業者の恨みでも買ったか?」これはヴァイオレット。

「それはない、そこまで業者も固執はしないはず。

金にならないことはやらない主義だ」

シュバルツが、冷静に部屋を見ながら歩いていた。

ゲルプが、元気なく立ち上がった。


「本当にごめんなさいですぅ」

「ゲルプさんのせいじゃない、これはおかしい」

「でも……」

「状況が普通じゃないんだ。異常だ!」

僕がゲルプをなだめていた。落ち込むゲルプが顔を上げた。


「それで、誰がこんなことを?」

「犯人は既にわかっている」

そう言いながら、奥から一人の人間が現れた。

それはいつもどおり神出鬼没に現れるGM、ゴモリだった。



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