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とある少女がネトゲをやりまくった件(くだり)  作者: 葉月 優奈
七話:とある少女が釣りに挑戦した件
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071

~~バイエル公国・魔映写室~~


――この画像は、きっと少し古い過去の画像だ。

ちょっと古ぼけてぼんやりとしていて、ちょっと視点が低い。


正確には地面から近い。

前に僕の少年時代が出てきた、路上のシーンと同じだ。


それは一つの駅が見えた。

(駅……仙台駅)

見えたのは仙台駅と書かれた大きな駅だ。

仙台駅の前を歩いているようで、もう一人の姿も見えた。

見たところスカートらしきものが見えたので、女性と推測できる。

残念ながら顔が見えない。


だけど、その視線が徐々に上がろうとすると不意に目の前が水で覆われた。

視界が一気に曇った。


「真衣……泣かないの」

「だって、永遠の別れなんでしょ……二度と」

「そんなことないわ」

そう言いながら、目の前が晴れてきた。

同時に一人の女性の顔が見えた。優しそうな女性の顔だ。

長い髪で、綺麗な顔立ちの大人の女性。


「ママ……うん」

「これからママがずっと一緒だから、いつまでも一緒だから。

もう蒼一のことは忘れなさい、パパはいないの」

「蒼一……パパ……」

「真衣、あなたは小さいわ。だからいくらでもやり直せるの。

あなたはなんの失敗もしていないのだから、だから泣かないで」

「ママっ」

その視点は、しゃがんだママにしがみついた。

やっぱりそこで視点が水で曇る。

そして、その画像は終わった――


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