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とある少女がネトゲをやりまくった件(くだり)  作者: 葉月 優奈
三話:とある少女が敵地に潜入する件
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032

僕たちは洞窟の中にいた。

その洞窟は、グラ・ホールのなかにある横穴を入る。

元々文明レベルの低い亜人のオーガは、穴に暮らしているのもいた。

穴で暮らす奴らは、レベルが上がっていたしHPも増えていた。


まさに原始人レベルだ。それでも戦闘力は高くなっていた。

僕たち三人は洞窟内の巨大な岩壁の前に来ていた。


グラ・ホールの奥に進めば、オーガの持っているものも変わる。

低レベルには棍棒のようなものだけど、巨大な刀に変化していた。

当然、敵の持っている武器によって強さが上がっている。


「岩壁前じゃない」

「ああ、だけどこの先に隠し通路がある。その先が、最深部。

目的の弟がいる場所だ。ロート壁を調べられるか?」

「岩壁を調べるね」

盗賊の専門職であるロートが岩壁を調べていた。


丹念に壁を調べているロート。

その間にも、後ろのオーガはこっちに襲わないか見張っていないといけない。

ロートが襲われると、この先には進めない。


「毎回思うんだけど……」

「ん?」いきなりロゼが見張りながら僕に声をかけた。

「なんでNPCはこんな危険な場所に簡単に行けるのかしら?」

「そりゃあNPCだから」

「それだけ?ここ一応高レベルの敵がウヨウヨしているわ。

レベル高くないと死んじゃうし、それともその弟さんはもしかして熟練の冒険者なわけ?

矛盾がかなりあるわね」

「まあ、そうでなければイベントにならないからな」

「あっ、みっけ!」

ロートが壁を調べて触れると、岩壁がゴゴゴッて開いた。


「さすがロート」

「うん、やったよ!リーダー」

「やるじゃない、ロート!偉いわ」

ロゼに褒められて、まんざらでもないロート。

そんな僕は開いた岩壁の先をじっと眺めた。


「さてと、問題はここだ」

「何かあったっけ?」

「見てみろよ」

僕が指をさした先、そこは岩の広場が広がっていた。

奥にはマグマのようなものが見えた。

何より、そこには真っ赤な巨大なドラゴンがいた。


「『レッドドレイク』……やつがいる」

僕は赤くて巨大なドラゴンを見て、唇を噛んでいた。



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