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番外編5(ライラ/ハイスネス/殿下)

 亜麻色の髪の婚約者が緑の宝石のような瞳を向けてくる。その表情は、珍しく少し怒っているようだ。

「すまない」

 ハイスネスは最早謝る以外の行動を持ち合わせていない。本当ならハイスネスだって、ライラに謝るようなことはしたくはない。

「いえ、お仕事頑張ってください」

 ライラは諦めたように少し息をつくと笑顔を見せてから、ハイスネスに背を向けて歩き出した。


 明日は2人で少し遠出をする予定だった。珍しく一日休みが重なり、短い逢瀬の時間を使ってその日の予定を決めていた。


 楽しみにしてたんだけどなぁ……。


 とぼとぼとライラは城の中を歩いた。珍しくライラの方が日中の休憩時間帯のハイスネスを訪ねて来ていたのだ。

 どうやら緊急で対応しなければいけない件が出てきたらしく、今日からハイスネスは王太子殿下と共に、南の町へ行くことになったようだ。休憩時間すらまともに取れないようで、明日の休暇もなくなり、当然ライラとの約束もなくなった。



 ライラはふと前世のことを思い出す。仕事ばかりしていたあの頃の自分の場合、同じように仕事で問題が起きたら、何か約束していたとしても、きっと仕事を選んだだろう。

 ハイスネスはライラから見てもとても真面目な性格で、責任感も強い。きっと自分の仕事を投げ出したりしないし、そんなことをしたらたぶんハイスネスではない。


「わかってても、悲しくなるのはしょうがない……、よね」

 

 ライラはまだ王太子殿下と話したことはない。以前異世界人を捕らえたときに、お見かけしたぐらいだ。テンション高めの軽い人物だが抜け目ないと言う印象。

 ハイスネスが幼馴染だと言っていたが、ライラから見るとハイスネスの職場の上司であり、結構人使いが荒い人物に感じる。

 なんせハイスネスは仕事の帰りも遅く、朝も早い。いっそライラの前世の方がきっちり週休二日だっただけマシかもしれないなどと思ってしまう。いや、休日出勤や、深夜残業がなかったとは決して言わないが。


 自然と大きなため息が出てしまう。

「明日は何しよう」

 ライラは家に帰るために馬車を待たせているところへ向かい城内を歩いたが、途中で知らない男性に後ろから声をかけられる。


「ノルガン嬢?」

 

 あまり聞いたことのない声に、ライラは振り返る。するとそこには、中性的な顔立ちの青年が立っていた。相手はライラのことを知っているのか、にこにこと笑顔だ。自分が思い出せないだけだろうかと少し考えてみたが、どう考えても思い出せそうにない。むしろ、知らないが正解ではないだろうか?

「あの、申し訳ありませんが、どなたでしょうか?」

 相手は赤い髪に赤いの瞳の男性で、やはり知り合いだとは思えない。

 ライラの言葉に相手はにこっと微笑んだ。

「ハイスネスの同僚だ」


 同僚ということは、王太子殿下の側近の1人と言うことだろうか。ハイスネスはあまり仕事のことを話したりはしないため、ライラには想像ができない。ただ、言えることはおそらく貴族的身分を考えると、相手がライラより上ということだ。

 

「そうでしたか。失礼しました。ライラ=ノルガンと申します」

 ハイスネスに迷惑をかけるわけにはいかないと思い、ライラは正式な挨拶をした。

「カイだ」

 家名を名乗らないのが気にはなったが、名乗らなかったのならこちらが聞いたところで言わないのだろう。できる限り早く離れるのが一番だ。

「ハイスネス様によろしくお伝え下さい。それでは……」

 ライラが頭を下げて別れを告げようとしたところで相手が話を続けてくる。

 

「ハイスネスのどこが好きなんだ?」


 なんなんだろうこの人。


 流石のライラでも不審に思う。絶対に関わってはいけない気がする。普通の貴族はそんな風に直接聞いてくることはない。しかも、この場にハイスネスはいない。

 ただ相手の物言いから身分が上であることが予想されるためどうしても簡単に無視していくことができない。

 ライラはなんとか笑顔を無理矢理作った。

「彼の素敵なところは私だけが知っていればよいですので」

「でも、本人にも言ったことないだろ?」


 それは図星だった。婚約して半年、ハイスネスが好きだと言う自覚も出てきたが、好きなところを伝えたり、ましてや好きだとまともに言ったことはないかもしれない。

 ライラの性格としても、川原菜々の性格としても、好きなことを好きと伝えるのはなかなか苦手だった。


 黙ってしまったライラに、カイはにこやかに笑う。

「別に責めてるわけじゃない。ただ、言ってもらえないと相手は不安になるだろう?」

 確かにハイスネスは、ライラにはっきりと「好きだ」と言ってくれた。だからこそ、ライラは安心していられる。


 でも、どういうタイミングで言っていいかわからない。それを伝えること自体が恥ずかしい。結局いつも言わずに終わってしまう。そんな風にだらだらと来ている。

 ハイスネスとの初めてのキスだってとても幸せな気分になったのだから、もっとちゃんと自分の気持ちも伝えないといけない。そう思うのだが。


 1人真剣に悩んだり赤くなったり表情を変えているライラにカイが声に出して笑った。


「なんだ、ハイスネスの心配のし過ぎだな」

 面白そうに笑うとカイは、少しライラに近く。

「酔ったハイスネスがぽろっと溢した言葉が気になってさ」

「酔ったハイネ様……」

 ちょっと想像できなくてライラはどう言う状態なのか、大変気になった。基本的に2人でいる時に、ハイスネスがお酒を飲むことはない。ライラも成人はしているが、好んで飲んだりはしない。

「滅多にお酒飲まないからさ、あいつ。弱いんだよお酒に」

 イタズラ好きの顔をしたカイがライラの側でにやりと笑ったところで、突然カイがライラの前から消え、聞き慣れた声がした。

「それぐらいにしてもらっていいですか」


 訳がわからず目を瞬かせると、不意に視界にハイスネスが入って来る。

「ハイネ様?」

「殿下、なんか変な道具使ってますね」

「え、殿下?!」

 

 カイと名乗った男性は、赤い髪に赤い瞳をしていた。確かに中性的な顔立ちではあるが、確か殿下は所謂王子様らしい容姿で、金色の髪に青い瞳だった筈だ。


「バレたか」

「この忙しいタイミングで、執務室から突然いなくなれば、誰だって気づきます」

 呆れた声で言ったハイスネスに対してカイではなく、殿下が笑う。

「いいだろ少しぐらい」

「それが人の休暇を奪った人の言うことですか」

 とんでもない怒りの感情を乗せて言ったハイスネスに、殿下が乾いた笑いをする。

「今回の件が終わったら、特別に3日連続で休暇取っていいぞ」

「それは有り難く頂きますが、人の婚約者にむやみに近づくのはやめてください」

「心が狭いやつだな」

「さっさとその変装解いてください」

 ハイスネスの言葉に殿下はしぶしぶ自分の腕にはめていたブレスレットの宝石に触れる。するとみるみるうちに髪と目の色が変わっていく。ついでに背も高くなった気がする。


 ええ?!どういうこと?!


 ライラの記憶ではこの世界に魔法やそれに近いものはない。訳がわからないという、ライラの表情に、殿下は自慢げにブレスレットを掲げる。

「これは遥か昔の異世界人が残してくれた道具のひとつだ。凄いだろう?」

 そういえば以前異世界人を捕らえたときにも、変わった道具を使っていた。もしかしたら、この国にはそういった道具がいくつかあるのかもしれない。

「ノルガン嬢は前世の記憶があるのだろう?君の前世の世界は、こういう不思議な道具はなかったのか?」

「残念ながらありませんでした」

 ライラの前世は日本人だ。世界を探したって魔法はない。

「そうか。ハイネは近づくなと言ったが、一度君の前世の世界の話も聞いてみたい。今度食事でもしようじゃないか」

「殿下、話聞いてましたか?」

「別に2人きりじゃない、お前もくればいいだろう」

 ハイスネスが殺気を含ませながら凄むが、殿下はそんなものには動じない。ライラ的には初めて見るハイスネスの表情で楽しい。

 

 大きくため息をついたハイスネスは、ライラを見た。

「ライラ嬢、すまない」

「いえ、大丈夫です」

 殿下とハイスネスが幼馴染だと言うことを実感出来た。

「なんだ、未だに本人にも"ライラ嬢"呼びなのか」

 殿下の言葉にハイスネスがじろりと睨む。不敬になりそうな行為だ。

「行きますよ、殿下」

 ハイスネスは殿下を引っ張って連れて行こうとし、殿下も大人しく連れていかれるようだ。少しだけライラを振り返ったハイスネスが、「後で連絡する」と口で示してくれたため、ライラは頷いた。


 その日のうちにハイスネスから手紙が届いた。

 

『14日後に休暇を貰う予定なので、予定を空けておいてほしい』


 短い文の手紙だったが、それでもライラには十分嬉しくなった。予定ができたら楽しみに待っていられる。


(私もちゃんとしないと!)


 ライラは自分の気持ちをしっかり伝えなければと気合を入れた。



***



 2人は前回の休暇に予定していて行けなかった所に来ていた。

 

 自然に囲まれた場所に、大きな池がある。水がとても綺麗で、ゆらゆらと揺れてもその水底がよく見える。透明な池の水の中を、赤や青の魚がゆっくりと泳いでいる。水面を光が反射して、きらきらと輝いて見え、池にある水生植物の緑や水面に咲く花も合わさり、その光景はまるで何かの絵画のようだった。


「綺麗ですね」

 2人は木陰に腰を下ろし、池を眺めていた。普通の貴族なら嫌がるかもしれないが、学園の庭園で寝てしまう2人である。そう言うものに抵抗はない。


「今回は約束通り3日お休み頂けたんですか?」

「あぁ。でも、ライラ嬢は学校があるだろう?」

「はい。でも、ゆっくりした時間を過ごせるので嬉しいです」

 ライラの言葉にハイスネスも微笑んだ。


 池の赤い魚がバシャンと大きく跳ねた。

 それはまるでライラの心臓のようだった。ライラはとても緊張し、胸が苦しくなる。絶対伝えなければという意識で来たものの、きっかけもタイミングもよくわからない。


「ハイネ様」

 ライラが意を決して、隣に座る彼の方を向く。いつもと違いかっちりとした服装ではなく、少しラフな格好をしているが、変わらず格好いい。

(いや、そうじゃなくて)


「どうした?」

「あ、の……、その」


 いざ顔を見ると心臓に来る。

「私、ハイネ様のこと」

 思わず下を向くと、逆に覗き込まれて困る。

(頑張りなさいライラ!)

 なんとか言い聞かせてもう一度顔を上げる。

 

「ハイネ様のこと、好きです!」


 色気もへったくれもないが、なんとか口にすると、ハイスネスは驚いた顔をしてから、とても嬉しそうに微笑む。ライラの右手を取ると、そっとその手に口づけを落とす。


「ありがとう」


 お礼の言葉の後、ハイスネスはライラを引き寄せ抱きしめた。

「情けないが、どうしても不安になるんだ。自分だけが想ってるような気がして。求めてるのも、自分だけな気がして」

「言葉にするのが苦手で、不安にさせてごめんなさい。これからもっと口にします」

 ハイスネスの言葉にそう言うと、ハイスネスが笑う。

「無理して欲しいわけじゃないんだが」

「いえ、ちゃんと言わないとダメですよね。私は言って貰えてるんですから」

 そう言うと、ハイスネスは少しだけ笑みを変えてみせたため、ライラはその表情にドキッとする。

「じゃあ、もう一度聞かせてくれるか?」

 妙に色気を含んだ声にライラの頭の中があわあわ混乱を始める。

「あ、あの」

「ライラ、好きだ」


 ライラはカッと顔が赤くなる。最近になって、ハイスネスはたまにライラの呼び方を変えて来るのだ。人前はもちろんだが、2人きりでも普段は必ず"ライラ嬢"と呼ぶのに。


 たった今、もっと口にすると言った手前、ライラはなんとか振り絞って声を出す。

「ハイネ様、好きで、す」

 掠れた声になっても、ハイスネスは満面の笑みを浮かべる。ぎゅっと強く抱きしめられ、ライラの体温はどんどん上がるばかりだ。

 

 真っ赤になったライラが苦しくなり、なんとかハイスネスにそれを伝えようと顔を上げ、名前を呼ぶ。

 するとハイスネスは困った顔をして、ライラの右頬に触れる。耳元を掠めていく指にこそばゆさを感じて身をすくめる。


「ライラ」


 名前を呼ばれると銀色の髪が、ライラの目の前にかかり、青い瞳と目が合う。さらに視界が青色に染まっていくこと感じて、ライラは瞳を閉じた。


 唇が重なるのを感じて、恥ずかしさと幸せな気分が交互に押し寄せる。離れたと思い、目を開けようとしたが、すぐに再び重ねられる。角度が変わったような気がするがライラにはよくわからない。

 前回との雰囲気の差に焦る。離れたと思っても、すぐにまた塞がれた。

 それでなくても体温は上がりっぱなしだったのに、さらなる温度上昇にライラの頭が追いつかない。

 

 背中に回していた手で、なんとかぎゅっとハイスネスの服を掴み引っ張るとようやく、ハイスネスが離れた。離れたハイスネスの方は、ライラの唇から漏れる吐息と表情に、眉を深く寄せて深刻な表情を見せる。


「ライラ嬢のそれは、わざと?」

「え……?」

 何のことかわからないと言うライラの表情に、ハイスネスは何でもないと首を横に振る。

 

「残りの1年をどうやって耐えるか、真剣に考えた方が良さそうだ……」

 少し遠い目をしたハイスネスに、ライラは首を傾げた。



 バシャンともう一度赤い魚が大きく跳ねた。その横を青い魚が優雅に泳いでいった。





◆おまけ◆



 その日の夜の食事で、ライラは折角なので王太子殿下が言っていたことを聞いてみた。

「ハイネ様はお酒あまり飲まれないですけど、苦手なんですか?」

 ライラの言葉にハイスネスが頷く。

「弱いんだ。グラス一杯飲んだだけで酔うし、赤くなる。父も弱くて、そういう家系なんだ」

 ハイスネスの酔っ払った姿がやはり想像できず、そんなことを聞いてしまうと飲んでみて欲しくなるのが人間と言うもの。


「少し、飲んでみません?」

 ライラも学生ではあるがこの国では成人済みでありお酒を飲むことはすでに許されている。

「……、ライラ嬢も飲むなら」

 ハイスネスも少し思うところがあるのか、ライラの提案に乗る。


 お互いにグラス一杯の果実漬けのワインを入れると、乾杯をして口をつける。果実の甘さがワインの渋みを抑えてくれてライラでも美味しく飲める。

「甘いな」

「苦手でした?」

「いや、飲みやすくていい。普段出てくるお酒は苦いか渋いかどちらかだからな。コーヒーのような味があればいいんだが」

「前世にはコーヒーでできたお酒もありましたよ」

「それは飲んでみたいな」

 そんなことを話していると、ハイスネスはあっさりグラス一杯を飲み、ライラも果実の甘さにするりと飲んでしまう。


「美味しくて飲んじゃいましたね」

 ライラが同意を求めてハイスネスを見ると、ハイスネスの様子がおかしい。

「ハイネ様?」

 いつの間にか、ハイスネスの顔は耳まで赤くなり、目が潤んでいるように見える。

(あ、これもう飲みすぎたやつだ!)

 おそらく果実漬けのワインがよくなかったに違いない。いつもより飲んでしまったんじゃないんだろうか。このワインは飲みやすさのわりに度数が高い。

「ハイネ様」

 もう一度呼びかけると不意にハイスネスがふらりと立ち上がる。足取りはしっかりしているように見えるが、ライラは妙に不安を感じた。

「ハイネ様……?」

 ハイスネスはライラの側に来て椅子に座っているライラを抱きしめたかと思うと唐突に抱き上げる。

「ハイネ様?!」


 酔っ払っているわりにしっかりとライラを抱きあげると、近くのソファに座る。膝に抱えられた状態のライラはいつしかのことを思い出す。

「これはダメって言いました!!」

 ライラは思わずそう声を上げたが、ハイスネスは気にした様子はない。

 

「ライラ」

 いつものハイスネスの声色ではなく、少し甘えた様子の声にライラの心臓は何かに撃ち抜かれた。

(え、何、どういうこと?!可愛いんですけど……) 

 驚きとときめきで頭が混乱する。

「ライラ、好きだ。ずっと一緒にいたい」

 トストスとライラの心臓は先ほどから何かに打ち抜かれている。いつものハイスネスとのギャップが激しすぎて心臓に悪い。

「ずっと、側に……」

 と言いかけて、ハイスネスはライラを抱きしめたまま、意識がなくなる。不意にハイスネスの寝息が聞こえてくる。

 

「え、ちょ、ハイネ様、え」

 ハイスネスが寝てしまったことで、彼の体はそのままソファに横にずるずると倒れていく。抱きしめられたままのライラもそのまま、逆らえずソファに横になってしまう。

 まさかのソファで2人で寝ているような体勢になり、ライラは真っ赤になる。

「ハ、ハイネ様!起きてください!」

 なんとか起こそうと腕の中に閉じ込められたまま、揺すってみるがまったく反応がない、しかも寝てるはずなのに力が緩まらず、ライラは腕から逃れることもできなくなってしまった。


「ハイネ様ーー!!」


 ライラの叫びも虚しく、数時間その状態だったとか。

番外編まで読んで頂きありがとうございました。

ひとまずこの作品としてはこれにて完結とさせて頂きます。

この番外編を書いててちょっと書いてみたいなと思うスピンオフを思いついたので、機会があれば書いてみたいです。


沢山の方に読んで頂けてとても幸せな作品でした。

ありがとうございました。

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