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帝国2

 翌日、テントを閉まってゴザの街に向かう。

暫く行くと高い壁で囲ってある街が見えてきた…


「あそこがゴザの街かな?」


「そうみたいだね。そんなに並んでないから時間もかからないといいね。」


 ヒルデと一緒人に並んでるとすぐ順番が来て身分証明をして入る。


「わぁ〜。結構おっきいね〜」


 中に入ると高い階層の建物が並びちょっと都会っぽい雰囲気が出ている。道も広めで整理されてる所も見れる。


「何だか建物が高くて落ち着かないな…」


ヒルデはちょっと居心地が悪そう…。チョーカーで尻尾とケモミミは見えなくなってるけど、ここは帝国の街だから気をつけないと…


「ギルドに早く行こう」


「そうだね。早く情報収集して早めに移動しよう」  



 ギルドはメイン通りにある交差点を曲がった所にあった。

 建物が大きくて看板も大きかったのでわかりやすい。

階段を2段上がり、少し建物より入り口は奥まってて、扉も大きい…


 中に入ると大きいギルドだからかカウンターの数も多くそこまで混み合っていなかった。


「すぐ聞いてみる?掲示板を確認してみる?」


「ん〜、先に依頼見てみようか。そこから推測する事もできるから」


「なるほど…じゃああっちだね。」



 掲示板にはやはり護衛依頼と常設依頼のゴブリン・ウルフ系の討伐やベアもチラッとある。



「やっぱり護衛依頼が多いね」


「そうだね。人数も多めだからすぐ集まらないのかな?でもギルドから指定依頼もあるからそうでもないのかな。」


「じゃあパーティ登録と報告と情報収集しますか」


ヒルデとすぐ空きそうなカウンターに並ぶ



 「こんにちは、本日はどの様なご用件でしょうか?」


綺麗な受付嬢のお姉さんがにこやかに対応してくれる。


「パーティ登録と私達は国境を越えて帝国に入ったんですが森の中が少し気になったので何か情報があったら教えてもらおうかと思って。」


「かしこまりました。では先にパーティ登録からお願いします。」


 パーティ登録をさくっと終わらせて、野営中にこの街から移動してきた冒険者に聞き込みをしてこの街に寄る事にした事や森の中の様子が違う事と魔物の数が多い事を報告する。


「なる程、情報ありがとうございます。ギルドでも最近魔物に襲われる回数が多いと報告もあるので情報を確認してみます。調査もあるかもしれないですね。」


「「よろしくお願いします」」


「あ![リベラル]のお二人はすぐ街を離れますか?」


「港町を目指してるけどそこまで急いでないですよ?」


「港町なら今人数待ちの護衛依頼がありまして、出来たら受けて頂けたらと思いますがいかがですか?」


 護衛依頼か…パーティではまだ受けてないからやっぱり受けた方が良いかな…?

 チラッとヒルデと目をみるとほんの少し肯いたのでじゃあ受けちゃうかな



「わかりました。大丈夫ですよいつ出発になりますか?」


「…そうですね、すぐ依頼者に確認取りますので午後もう一度来ていただいてもいいですか?」


「わかりました。ちょっと観光してお昼食べたらきますね〜、またえっと…クレアさん?の所に来れば良いですか?」


「はい!お待ちしています。もし私が居なくてもわかるようにしておきますので」


 

 クレアさんに任せて私達はゴザの街に繰り出した



「護衛依頼になるなら食料品とか買わないとだよね?」


「ん?めいはまたやった事ないの?」


「うーん…陸路は無いかも…。ドラグニアの王子をラミールまで護衛という名の一緒に行っただけ。」


「なる程? めいらんはいつもは霊樹の森がホームなんだよね?」


「うん。大体そうかな!帰ったらトリスを紹介するね〜」


「竜帝様か…何だか緊張するな〜」


「え?なんでシーラ様と変わらないよ?」


「確かに…楽しみにしてる」


「うん♪トリスにはもう伝えてあるからね〜♪」


「そうか魔道具で?念話かな?

その【CALL】っていう魔道具は本当に凄いね!遠く離れてる人とも会話ができるなんて!」


「ん〜でもまだ途中なんだよね〜…何か良いアイデアないかな〜…」



 2人で色んな事を話しながら、マルシェに向かい食料品やその他必要になりそうな物を買い、時間も丁度良いので近くにあった良い匂いのするお食事処に入った。



「いらっしゃいませ〜」



 受付に出てきたのはまだ12歳くらいのソバカスがかわいい女の子だった



「こんにちは!2人なんだけど空いてるかな?」


「はい!こちらの席にどうぞ〜♪」


 ニコニコと接客してくれるのでこちらも嬉しくなる


「今日のおススメはピザかシチューです!

どちらもサラダとスープがつきます。あ!シチューにはパンがつきます!」


「じゃあ私はピザにしようかな、ヒルデはどうする?」


「ピザは食べた事ないから私もそれにしようかな」


「お二人ともピザですね! では少々お待ち下さい」


パタパタとカウンターの奥に女の子が入っていった


「かわいいね♪」


「うん」


「街の中も活気あるし良い街だよね。本当に差別なんてあるのかな?」


「うーん…まだわかんないね」


 ここまで街中を色々みて回ったけど、確かに人属以外は見当たらない…全部を見たわけじゃないからわからないけど…見えない所で奴隷とかになってるのかな…


 その後出てきたピザはすっごく美味しかったのでピザだけ持ち帰りで4枚頼んじゃった!だってらんにも食べてもらいたかったからね〜♪



 その後またお店をのぞいてスパイスや雑貨を買い足してギルドに戻ってきたので中に入る


「クレアさんは…居た!」


クレアさんもすぐ気付いてくれて早速依頼の打ち合わせになった


「護衛依頼の依頼者と連絡が取れまして、あちらはいつでも出れる準備をしていたそうなので明日の朝出発ですが良いですか?」


「はい!大丈夫です。もう買い物も殆どしてきたので」


「ありがとうございます。Bランクパーティの方がついてくれるのなら安心だと全部依頼者も言ってましたのでよろしくお願いしますね」


「在籍してるパーティが少ないんですか?」


「いえ、それなりにいるんですが。今護衛依頼が多いので皆さん戻ってきたらまたすぐ出てと忙しいんですよね。」


「大きな街だから人の移動も多いですよね」


「ここゴザの街にはまだ小さめなので帝都や港町は本当に大きくて人も溢れてますよ!」


「ここでも小さめなんだ…」


 やっぱりどこの世界でも人は人口過多になりやすいのかな


「そういえば、めい様は従魔がいると記載されてますが今は連れてないんですか?」


「あー、いるんですけど、はじめての場所なので今は影に入ってます」


「影に?そんな事出来るんですか?」


「はい。見た目が人によっては怖いかもしれないので…」


「護衛の時はどうなさいますか?」


「一緒に行く他の冒険者さんや依頼者さんが出しても良いと言ったら出します。魔物を見つけてくれるのも早いし、あっという間に倒してくれるので」


「なるほど…一応依頼者にそのようにお伝えしますね!

明日はギルドの前に門が開くより前にお越し下さい。一緒に依頼するパーティの方との顔合わせと確認等いたしますので。

ギルドにも宿がありますのでよかったらそちらもご利用ください」


「わかりました!」


 カウンターから離れヒルデと宿をどうするか聞いたけど、ギルドの方が良いとなったので今日はギルドのお宿へ泊まる事にしたよ!





「部屋も空いてて良かったね!」


「そうだね」


 ギルドのお宿は部屋も空いてたのでちょっと広めの部屋にしたよ!やっぱり藍をちょっとでも出したいし、日課のブラッシングしたいし、広い部屋だと部屋にお風呂もあるからね

 しかもここはなんと5階!びっくりした事にエレベーターみたいなのもあったの! 帝国は何だか文明が発達してるのかな?

 精霊の気配が薄いからもしかしたら魔法が使える人が少ないのかもしれないなぁ〜それ故の発展かな?

 


 5階の窓から見下ろす街並みは工事も目立ち増えた人口に対応するかのように建物を建てていた。

 こうなると森林伐採とか水質汚染とか気になるけど、水はスライムが汚れを食べてくれるから多分大丈夫。すごいよねスライムって汚れを分解してくれるなんて!本当前の世界にも居たら一気に環境汚染問題が解決だょね。




 お風呂に交代で入り、夕飯は色んな物をデリバリーしてあったのでそれですまして今日はさっさと寝るよ〜

 もちろんらんはベットにいるよ!許可取ってないけど明日出るときに浄化魔法クリーンかければ大丈夫!!






パーティ名のリベラル(liberal)は自由なって言う意味になってます



 中々時間があるのに進まない…

 

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