人は何でこんなにも扱いやすいんだろうね!
ひとみです。
ではどうぞ。
「勝負のタイムは20分まで、では始め」
先生の合図で試合が始まり、舞台は運動場にて行い回りには沢山の生徒が集まっている。
戦いを始める前にはまず手続きをしなければならない。
試合をする時刻と誰と戦うのかを紙にかき、担任の先生に渡し行う事が出来て、因みに先生の座を奪う人は誰もいない。
奪ったとしても殆んどの生徒が学力の世界から逃げてきた人ばかりなので、奪ったとしても先生として務まる訳が無いので誰も先生に挑もうとかは思わない。
千草はゆっくりと腰に携えていた剣を鞘から抜き、銀色に輝いた剣をしずまに向けると同時に言葉を放つ。
「絶対しずまの座を奪い返してあげる」
「威勢がいいね、でも僕は5のランクより上にいる立場なんだからさ、あまりなめてもらっちゃ困るね」
お互いに火花を飛ばす。
相変わらずのしずまは鋭い目付きで口角が上がり、嫌な笑みを見せては千草は苛立ちを持つ。
なめてるのはあなたでしょ!
刹那、目に見えない速さであっという間にしずまの立ち位置まで攻めこみ剣を振る。
それを何らくかわすしずまはまだ余裕な表情して一端距離をおく。
「可愛い顔して怖いね、千草ちゃんは」
「うるさいっ!」
「あれ、褒めたんだけど気にさわっちゃたかな、ごめんごめん」
心のない謝りをされても困るだけだ。
大丈夫落ち着け、やつのペースに乗せられるなと自分を落ち着かせる千草。
私だって5のクラスにはいっている、しずまとはたかがワンランク高いだけじゃないか、勝てる、いやちがう、勝たないといけないんだ、伯父様の仇をとらないといけないんだ!
猛然と走り抜きしずまに挑む、その瞳は何かを恨み憎みそして後悔をした重い瞳だった。
***
半年前、東京六本木ヒルズ屋上
少女は見てはいけないものを見た。
床には乾ききった赤い液体、そして天井には縄が吊るされていてわっかができていたんだが、そこで少女の心は大きく揺れる。
伯父、様?
そう、彼女は自分の伯父が自殺をして死んでいるところを目撃したのだ。
建物が揺れるほど盛大な叫びを放ち、彼女は急いでポケットを探り携帯を手にし救急車を呼ぶが、結果は時間が経ちすぎて間に追わず仕舞いに終わった。
燐刀学園現当主だった伯父様。
過労によるストレスがうつ病に変わり自殺。
お金もなに不自由がなかったはず。
なのに…何で。
疑問を抱き彼女はその学校に探りをいれ、答えを見つけた
向島静間、それが彼女の見つけたした答え。
伯父様にかわり、今はしずまという人が理事長をつとめている男。
許さない、私は絶対に伯父様の仇をうってみせる。
彼女の心にそう強く刻まれた。
***
可哀想だねあの子は、今戦っている相手はただの幻に過ぎないのに。
理事長室から運動場を眺めている男。
今の言葉はあくまでも心の中で思っているが実際は可哀想など全く持ってそんな感情はいだいていない。
「おっと、そんな攻撃じゃあ一生僕に当てることなんて出来やしない、もっと殺す気で来なよ」
理事長室から放たれたその声は運動場にいるしずまの脳に刺激させ、今放った言葉通り千草に語る。
すると千草は剣幕な形相をして舐めるな! と叫んでは攻撃。
本当便利だよねうちのナイフは、僕の姿になれると同時に言うことまで聞いてくれるんなんてさ、こんな強く美しい剣は何処を探しても僕しかてにいれてないね。
幻想のナイフ、その名前の通りナイフが意志をもち御主人の命令をロボットみたいにすんなりと聞く品物。
今しずまは自分に化けろとあらかじめ命令をさせて試合に出させているのだ。
「さぁ、そろそろクライマックスにと突入しようか」
読んで頂きありがとうございます。
次回お楽しみに。




