第3話「先端生体技術開発部分室」
ようやく主人公の名前が出てきましたが、深い意味はありません。
青葉、見ちゃいました(笑)!
「あら?早かったわね?」
扉の向こうに、ヤバそうな白衣女史がいた。
帰りたくなったぐらいに。
「君が衣笠青葉くん?」
「はい。そうです」
「健康診断の結果を見させてもらったわ」
勝手に見ていいのか?と思ったが、黙っていたので彼女は進めた。
「条件ピッタリ!合格よ!」
「…はい?」
「とゆー訳で、あなたの遺伝子を元に女体化クローンを作ってみました」
「仕事早過ぎ!?てゆーか、オレに許可なしかよ!?」
「そんなこと、些細なことよ」
「人権なしかよ!?」
「まあ、こっち来て」
「聞いてねー!?」
彼女は気にせず、手招きした。
オレは、脱力感たっぷりに後ろをついて行った。
「じゃーん!ご対めーん!」
そこには特殊な水槽があり、裸の少女が入っていた。
「は、犯罪!?」
「失礼な。ちゃんと許可は取ってるわよ」
「…オレの許可は?」
「まあまあ」
限りなく倫理観が低いな。
しかし彼女はその後、とんでもないことを言ったのだ。
「これが、さっき言ったあなたの女体化クローンよ」
どんな技術か、最速クローンです(笑)!