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塔攻略 中編

軽いグロ注意

私の名はケイン。剣闘士をしている。

父は騎士をしており剣術の腕は部隊でも1.2を争う達人だ。


そんな父に私は毎日稽古を付けて貰い、今では匹敵していると言われる。

剣の稽古は厳しいものだっただが私は苦にならなかった憧れの魔法騎士

を目指すためだ。私は火属性の魔法が使える。魔法総合学校へ入り、魔法知識を補強した、だが剣の稽古に重点を置き過ぎ魔法を疎かにしてしまった。

これでは魔法騎士には慣れない。だから私は冒険者になり実践訓練として

活動している。


私は自分で言うのも何だが優秀だった。剣の腕では常に1.2で魔法も魔法士

高位だ。クラスでも人気がありリーダー的存在だった。


冒険者になった私は功をそう仲間にも恵まれ、類を見ない速度でアイアンのランクに到達する事が出来た。

最初は嫉妬した者達に不名誉な名で呼ばれたがすぐにそれも無くなった。


ゴブリンロードの単独撃破、成し遂げた時アイアンの昇格が決まり、

期待の冒険者として名を馳せた。天剣そう呼ばれだした。


私はもっと強くなる。そして偉大な魔法騎士となり名を残すんだ!


そう決意を胸にクエスト受けに区役所へ向かう。そこで運命の岐路に立たされる。




ルーキーの冒険者を見つけた。

ゴブリンキラーそう呼ばれるようになった子供だ。単独で途方もない数のゴブリンを撃破した者がいる。そう噂で聞いたのだ。

彼は言う「アイアンを受けたいがランクが足りないと」

相当な自信があるようだがそれも納得だった。

ゴブリンと侮る無かれ明らかに強いゴブリンもいるのだゴブリンロードなどが

いい例だ。

これだけの冒険者なら足手まといにはならない、そう考えランクアップ試験を

より確実にクリアする為に声をかけた。


後に『魔導皇』と呼ばれる少年に・・・。






私は目の前の壮絶な光景を目にしている。地獄と言ってもいいかも知れない。




【少年】が間断無く魔法を放ちモンスターを蹂躙しているのだ。

使い魔を使いモンスターを呼び寄せ一瞬で塵殺する。


小さな土の矢弾を無数に作り出し、それをゴブリンに当てるのだが凶悪だ。

抉り取ったとも破裂したとも言えない酷い惨状で死ぬのだ、

時には広範囲に、時には収束して放たれる矢弾の弾幕。

だが其れだけではないコボルトやスライムには、

火だろうか、光の様に収束させて放つのだが慈悲の欠片もなく【死】を魔物

に齎す、当たった場所が消滅し肉の焼けた匂いが辺りを漂う。


二つの魔法を有り得ない連射速度で薙ぎ払う。


確実な【死】がそこにある・・・。




恐怖、私は初めてその言葉の意味を知る。

少年は満足していないのだ。無表情に淡々と効率を求めている。

無駄が多かった。魔法制御が甘かった。使い魔への命令が拙かった。と

自分に駄目だしをして悔しがっているのだ。

その姿を私はみた時、言葉を失った。他の仲間も同様だ。



あれだけの魔法を放ち、息一つ乱さず。軽やかな足取りで塔を進む異常だ。




今は5階層、有り得ない速度で進んでいる。オークやグレムリン、キラーエイプ

など本来ならアイアンクラスのPTで挑む敵を苦もなく変わらぬ速度で

屠っているのだ。



私は知った。自分がどれだけ世界を知らなかったのか。

私は決意を新たにする。この【少年】を目指して強くなると。




===========================


冒険は楽しい、ここまで圧倒的に勝ち進んでつまらないわけがない!


効率厨という訳じゃなかったが、如何に効率よく滅殺するか考えてしまう。


最初はどうしても怖さがあり、オーバーキルを何度もしてしまった。

すぐ目の前で魔物が血を噴出し、破裂して死ぬ様は精神的に結構来てしまったからだ。

お陰で最初のテンションは消え失せ、無表情に機械的に魔物を屠って考察を続ける。やはり経験は大事だなと痛感する。


現状、個人的には80点だ。

途中、頭上からのスライムによる奇襲でシンシアが攻撃を受けたのだ。

魔物による断末魔、魔法による弾幕で視界が悪かったのが原因だ。

アリスの注意も俺は勘違いしたのも失敗だった。

幸い軽い火傷程度の怪我で済んだが、つい怒りに我を忘れ、じっくりと焼き殺した。

無駄なオーバーキル。感情のコントロールがまだまだだ精進が必要だ。




反省点がもう一つある。

ケインのPTが何も言わない事だ、これは予想がつく

俺が遣り過ぎたのだ。それはもうどうしようもなく言い訳出来ないほどに




なんとかしないとな~そう思いながら階層を進んでいくのであった。


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