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私語
「"LIxE"だなんてまた、厨二病みたいなネーミング、よく付けるよね……」
私を含め、6人の白衣を着た研究者が諏訪瀬の宣言を聞いている中、私の隣にいたクリーム色の巻き毛をした青年が小声で話しかけてきた。
「希望の為の研究? 確かに聞こえは良いけど、マスコミ相手でもなくボクらに向かって口にされると聞いてるこっちが恥ずかしくなってこない?」
にやりと笑いながら、眼鏡越しにこちらをちらりと見てくる。
「さあ……でもこの名称が世間に定着したら、それが普通になるんじゃないか?」
「ふふ、確かにね。キャッチーだしニュースとかでも取り上げられやすそうだ」
薄茶色の瞳がいたずらっぽく光る。私はその目付きに見た目以上の幼さを感じた。
「もう何を言おうが私達は研究を開始するんだ。名称が何だろうが関係ないし、やるしかないと思う」
「まあね……」
案の定、私の真面目な答えに対してつまらなそうに返事をした。




