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Thùndï-Æthàltâ  作者: 篠崎彩人
最終解「五分の魂」

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第六環「アメリョッカホログラム」

挿絵(By みてみん)

 四台目が諮ったのだとしたらしてやられた。生身の弱者でしかない私がどうにか切り抜けて居ればこんな事には…。

「シロ、思うに私にビームを撃たせた事への罪悪感で頭が一杯なんだろうけど、そう言うのはメ、だからね。さっきジィゴク&ハクの例でも触れた通りこれは協力し合うべき共同作業、どっちがどっちと言う事では無いよ。個性の違うお互いが場面場面で背負うべき物を背負う、それだけの事。これはアメリョッカ、フラニシュに居た時の半透明な私時代から変わらない想いだよ、忘れないで」

「わ、分かった悪かったよ。(たしな)める時はワンちゃん扱いか」

「ごめいかーい」

 手綱(リード)を引く様なジェスチャーをご機嫌で取るスゥ。

「うぅ、悔しいがくぅーんとも情けなく鳴きたくなるな年下にその扱いは。あッ」

 残り10m。最後であろう五台目のご登場だ。五台目の登場と同時に目を引いたのは人としてのアメリョッカ氏がここで活躍したと思しきその名残たるサイボーグのホログラムだった。サイボーグとしての姿で終わっていると言う事は、ここでアメリョッカ氏を支えたであろうエゴも頭に封印された状態で事切れている、と言う事か。施設にも鏡が有るとは言え、自分以外のサイボーグ素体を目の当たりにしたのはこれが初めてだった。妖精時代のスゥ同様印象がぼやけて居るので多分直接触れる事自体は出来ないのだろう。ただ、開眼している遺体の目を閉じてあげる振舞いでは無いが、あれに触れずに蒼の月球に触れて次の異世界に移行すると言うのはどうにも気が引ける。弔いの意味でも何処かのタイミングで触っておきたいと思わせる、そんな切ない元好敵手の佇まいがそこには在った。スゥの顔を見やると頷いてくれた、多少の寄り道は有りだと言う合図だろう。

 五台目はとりあえず手の繋ぎ目に突進して来た。いや、とりあえずなどとはもう言えないのか。もはや五対二、向こうが人海戦術でぶつかって来ると言うのも十分に戦術の内に入って来る。次々にそれに呼応して襲い来る残り四台。回避に次ぐ回避を余儀無くされ私達はとうとう手を繋ぐなどと言う距離感では無くなってしまった。私に対し向いているのが三台、スゥに対し向いているのが二台。そして車の間に蒼の球とそこに触れる寸前の位置で倒れているアメリョッカ氏のサイボーグホログラムと言う位置条件だ。アメリョッカ氏は本当に惜しい所まで行ったのだろうがきっと五台の応酬に攻めあぐねて居る時に私サイドの勝利が有ったと言う事になろうか。

 スゥはまず私サイドの真ん中の車を電撃で後ろから襲った。それを皮切りに私へと突撃する一台、これを私は(すんで)の所で躱す。スゥはもう撃つまいと踏んでいたのか弱者側の私をまず潰そうとしていたのかは分からないが私方向を向いていたもう一台は結局スゥの方に向かう、これでスゥ対三台。

光球は今まで描いてる場面も有りましたがトータルでサイズ感謎ですね アメリョッカはこれいい出来ですよ多分 守るべき光球の周りに車が一台も無いと言う場面になっちゃってますがまあそこまでスゥ達が接近してない時の絵なんだと言う事で^^;

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