40
最初に向かったのはノアとカノンの家。
ここからだと一番近いし、二人の家は並んでるからどっちかを覗けば誰かがいるはずだから教えてくれるだろうし、イビーの家は遠いもん。
近いところから攻めるべし。
祭りの喧騒を抜けただけで一気に静かになったような気がする。
「いるかな? おーい! ノア! カノンいるー?」
ノアの方の家に声を掛けてしばらく待つ。これで出てこなかったら隣のカノンの家に声を掛ければいいだけだ。
少しするとドアが開いたのでノアかカノンのどっちかだろうと思ったらスザンヌが出てきてびっくりした。
ここってカノンの家じゃなかったっけ? なんでスザンヌがいるんだろ?
あたし間違えてないよね?
「え、なんでスザンヌ?」
「アリシアじゃない。どうしたの?」
「あ、あの、ノアとカノン探してたんだけどスザンヌは何で……」
あたしもびっくりしたが、スザンヌもびっくりしてたみたいで、目をまんまるにして聞いてきたので、ちょっとどもってしまったが、聞いてみた。
だって、あたしの間違いだったら恥ずかしいもん。
「え? ああ、二人は見てないけど、あたしがここにいるのはちょっとしたパーティーよ」
「パーティー?」
祭りの日にわざわざ?
「子どもたち帰ってくる間はどこも母親は忙しくなるからね。あたしのうちはまだ小さいから学校には行かせてないけど、たまには休みたくなるじゃん。子どもたちは旦那が祭りに連れ出してくれてんのよ。放置はしてないからね」
「そ、そうなんだ……」
スザンヌの事情は興味なかったけど、そういえばスザンヌのところは双子だったなと思い出した。
スザンヌのところの双子はかなり騒がしかったから、あの二人を常時子守りしているのは確かに疲れそう。あたしはちょっとしか会ったことないけど、あの騒がしさに
今日は旦那に子どもたちを任せてみんなと一緒に楽しんでいるんだそう。奥からは楽しそうな声が聞こえてくる。
スザンヌの隣から奥を覗いてみれば、結構騒がしくしている。楽しそうで何よりだけど、三人はどこに行ってしまったんだろう。
今日はカノンの家は女がたちの声で騒がしい。多分さんにがここに来ていたら気づいていたと思う。もしかして、三人はパーティーやっているのに気付いて別の場所に向かったとか?
「それはそうとそっちの子は?」
「ユスリアル。友達だよ」
「どうも」
スザンヌはユスリアルに興味津々だったみたいだけど、短く返事をして
隣は今日は誰もいないとスザンヌに言われたが、一応声を掛けてみるだけ声を掛けたけど、返事はなかった。
「やっぱりいないね」
「イビーナの家だったな。行こう」
「うん」
ユスリアルはイビーの家を知らないからあたしがユスリアルを
三人共どこに行ったんだろ。
せっかくのお祭りの日に人探しをするハメになるとは思わなかった。
イビーの家に行く前についでにあっちこっち見て回っていたけど、三人の姿は見つからなかった。
というか、あんなに楽しみにしていたお祭りほったらかして家に帰るだなんて、どういうこと?
意味が分からないよ。




