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こういうご褒美もアリでしょうか

お色気回です。

ご指摘を受け作者も「こりゃやりすぎだわ」と思ったので、過激なお色気回が苦手な人は飛ばして読むことをお勧めします。ご了承下さい…。


【追記】すいません! 三話の展開が、修正していたつもりが修正前に戻っておりました! 先ほど修正しましたが、大筋には関わりないのでご安心ください!

 メタルスパイダーを倒した俺を見ていた女の子達は、総じて顔を赤らめながら俺を見ていた。


 いきなりみんな風邪をひいたとか? まさか相手を病気にする魔物でも潜んでいたのか!?

 焦りながら【索敵】を発動するが、特にそういう反応はないようだ。


「あ、あのさレイン君……。さっきは助けてくれてありがとうねっ! もし良ければ、お姉さんがご褒美に抱っこしてあげるよ!」


 原因が分からずにいると、アーニャが下着姿のままで俺に向かって手を広げる。


 ご褒美に抱っこだって……!? あの胸の中にめちゃくちゃ飛び込みたいけど、スフィ達が見ている中でそんな事して良いんだろうか!?


「アーニャさんずるいです! 助けてもらったからって、またレイン君に抱きつくなんてダメですよ!」

「そうよ。お礼なら、その、私だってまだだし……」

「あの、アーニャちゃん。最初にとは言わないけど、私も後で抱きついていい?」


 そんな事を思っていると、何故か俺ではなくアーニャの方が怒られていた。なんでご褒美あげる側が怒られてるんだ……?


 疑問が深まったのを感じていると、ニアがいきなり俺へと近づいてきた。え、何に怒ってたのか分からなかったけど、まさか暴力振るうレベルの怒りなの!?


 彼女が近づいてくるだけで、十歳になるまでの記憶に体が震える。【頑丈】でも上げていればよかったと思いながら身構えていると、ニアはがしっと俺の肩に腕を回した。スキル発動の構えか!?


「あ、あの……。これまで酷い事ばかり言ってたのに、大きなスライムから助けてくれて……ありがとね?」

「えっ?」


 聞き間違いかと思ったが、ニアが感謝してきたのは確かなようである。彼女は赤くなった顔を隠すように俺の胸に頭を押し付けながら、プルプルと震えていた。

 やっぱりあの時の記憶が、少しは残っていたのか。


 でもあの傍若無人なニアが、俺に感謝するだって……? やはり、魔物に攻撃されて弱っているのかもしれない。それなら【弱点捕捉】が彼女の胸辺りに反応していることも説明がつくし……。


「ニア、すまん。君は魔物の攻撃を受けてるみたいだから、ちょっと嫌なとこ触るかもしれないけど許してくれよな」

「攻撃!? よく分からないけど、許せない事してきたのは私の方だし……別に何してもいいわよ」


 俺がダメ元で提案すると、彼女は予想以上に大きな許可を出してきた。何でもしていいって事はないだろ!?


 でも躊躇っている場合じゃない。俺は皆の前でニアの服を一気に脱がせ、彼女の胸に触れる。


「え、いきなりこんな……。ふっ、あふぅぅぅ!」


 【弱点捕捉】が反応している場所を触ると、予想通り反応が少し減った。

 しかし反応は触った場所以外のところにまで移ってしまい、むしろ被害が増してしまう。ニアも火が噴き出そうなほど顔を真っ赤にして苦しそうだ。


「なんだこれ、伝染型か!? やはりこの見えない魔物は、PIOにはいなかった奴だ……! いや、この世界限定の魔物ということは、まさかあのスキルを使えば……?」


 PIOにもいない新種の敵かと思うと、俺も動揺せざるを得なかった。俺は一縷の望みにかけて、PIOにはなかった【愛撫】スキルを試してみる。


「やっ、あっ、気持ちいいっ……! みゃっ、そこは弱点……だめぇぇぇっ!」


 【愛撫】でニアの体を撫でまわすと、予想通り【弱点捕捉】の反応は減っていった。彼女も弱点だと言ってるし、俺の考えは間違いじゃなかったようだ。

 ニアはめっちゃ叫んでるけど、もう少しの辛抱だから我慢してくれ!


 そうして【弱点捕捉】の反応を潰しきると、ニアは力尽きたように気絶して倒れる。ふぅ、なんとか助ける事が出来たぜ……。


「ええっ! 抱きつくだけであんなプレイをしてもらえるの!? ちょっ、やっぱ私もお願い……!」

「先に私からやってレイン君! ニアちゃんだけなんてずるいっ!」


 俺が安心していると、いつの間にか裸になっていたアーニャとスフィが俺の方へと向かってくる。その後ろからは、下着姿になったネネもおずおずとやってきた。

 恥ずかしいけど、俺に飛び付いてくるくらい彼女達は苦しんでいるんだ。やらざるを得ないだろう。


「うひゃぅんっ!? レイン君しゅごいぃぃ!」

「ふあっ、すごっ……。こ、こんにゃの初めてぇ……」

「ふあっ!? この手の動き、十歳とは思えないよぉ……!」


 【愛撫】を受けたスフィとアーニャとネネが、それぞれエロゲで聞いた嬌声のような悲鳴を上げる。

 思わず興奮してしまうが、彼女達は苦しんでいるのだから真剣にやらなければ。


 最初は恥ずかしがっていたネネも途中から下着を脱ぎ捨てたので、俺は裸の彼女達を細部まで撫でまわす。するとようやく【弱点捕捉】から反応が消え、皆が地面に突っ伏した。少しすれば皆復活するだろう。


「ふぅ、正直メタルスパイダーより苦戦したな……」


 【愛撫】を使いすぎたせいでlv.50を軽く突破し、純派生スキルで【高速振動】を手に入れた。便利なスキルなので近いうちに頑張って習得しようと思っていたけど、まさか【愛撫】のお陰で習得出来るとは……。


 【愛撫】が上手くなってるとか、いつの間にか戦闘以外のレベルもどんどん上がってんな。


「それにしても……。裸の女の子が四人も森でぶっ倒れてる光景、犯罪臭がヤバすぎるな……」


 スフィ達の様子を見ながら、俺は思わず呟いてしまう。


 まだまだ見たことのない魔物はいるかもしれないし、今回もなかなか苦戦してしまった。やっぱりPIOの世界は過酷だな。


 

レイン・エドワーズ

射手lv.5

【弓術】lv.200

【散弓術】lv.33

【高速装填】lv.57

【強制装填】lv.8

【技能装填】lv.26

【背後射撃】lv.22

【音速矢】lv.3

【近接射撃】lv.25

【緊急回避】lv.15

【投擲】lv.70

【空握】lv.11

【投擲許容量増加】lv.15

【索敵】lv.103

【索敵範囲拡大】lv.17

【弱点捕捉】lv.9

【砥ぎ師】lv.51

【過剰砥刃】lv.12

【足払い】lv.12

【回し蹴り】lv.20

【風転撃】lv.15

【浮遊】lv.30

【単独撃破】lv.4

【並行作業】lv.38

【鷹の目】lv.26

【消耗品再利用】lv.25

【強制収容】lv.17

【愛撫】lv.61

【高速振動】lv.1

【創造】lv.8

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