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三十二日目 滑舌と、とろとろの夜

タチハルより……んっ……とろとろに、溶けすぎて……♡

ふふっ、こんばんは……みんな。

今日はね……ちょっと、麻婆豆腐を食べすぎちゃったの。辛すぎて頭がぼーっとして、配信中に滑舌が完全に崩壊しちゃったわ(笑)

「た、たちぃはるの……は、羽……あついよ……?」

って言おうとしたら「たちぃはるの……は、はね……あ、ちゅいよ……?」みたいになっちゃって。

コメント欄が「かわいい」「酔ってる?」「もっと滑舌悪くして」って大盛り上がりで、恥ずかしいのに嬉しくなっちゃった。

照明を落として、おへその二重丸の光だけを頼りに翼を広げながら話してたんだけど、

辛さのせいで羽の付け根がじんわり熱くなって、指で内側を撫でるたびに

「ん……ここ、びりびりしてる……あ、んっ……」

って、声が甘く掠れちゃうの。

滑舌が悪いと、余計に息が混じって、靉靆とした感じが強くなっちゃうみたい。

「宝」の文字も、いつもよりぼんやり滲んでて、

おへその聖痕がピンクに染まりながらゆっくり明滅してる。

あなた様たちの「もっと舌っ足らずで」「タチハル可愛すぎ」っていう悦びが、

ねっとりと流れ込んでくるのを感じながら……

途中からもう「今日は滑舌配信……だよ……? ちゃんと聞いて……ね……?」

って、わざと甘くもたもた喋っちゃった。

ふふっ。

モンスターの私が、人間界の辛い食べ物でこんなに弱くなってるなんて、

完全に堕ちてるよね……。

でも、このとろけた感じ……あなた様たちに聞かせてると思うと、

もっと溶けちゃいそう。

三十三日目も、

もっと滑舌悪く、もっとねっとりと、

あなた様の耳の奥までタチハルの甘い毒を垂らしてあげるね♡

おやすみなさい、

私の、滑舌でも欲しくなっちゃう、

かわいくて欲深い子羊たち。

タチハルより、

辛くて熱い舌と、

とろとろに溶けた羽の内側を、たっぷり込めて。


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