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お家に帰るのに、みんな集合したっしょ?

濃いめのキャラ濃縮一本よっこいしょ!っていう感じです。

これでも薄めた方なんです。


もっと濃くなります。




「お久しぶりです皆様!

道中大変だったと思います

そして練馬から来てくださった自衛官の皆様

ルーシーを助けてくださってありがとうございます

私、アルバス・アストライオスが真心込めて皆様の疲労を労わらせていただきます!」


「うるさいですよ父上!

ルーシーの顔を見てください

すっごく嫌そうにしてるじゃないですか!」


「私、皇女なんてやめて日本に永住しようかな」


「ルーーーシーーーちゃぁぁぁぃん!

クロノも止めなさい!

ルーシーを日本に連れていくわけには行かないんだァァァァ!」





この日、瑠香や忍だけではなく練馬からルーシーを移送していた沖田や室戸、村上に天城は魔神アルバスの発狂にどこか懐かしさを覚えながら頭を抱えていた。


無論、瑠香の父親と顔や背丈が似ているだけではない。

職務上は冷静沈着を通り越えて、無慈悲冷徹魔王と恐れられるはずが娘や息子を前にするとまじでダメなお父さん。

つまりマダオに成り下がる。


アルバス自身もその類なのだろう。

そっぽを向くルーシーに対してこれでもかと、甘やかそうとするがルーシーの目つきは殺意を帯び、兄のクロノですらどこから取り出したか魔力を帯びた弓矢を構え、近距離で頭を射抜こうとしていた。






「なんだが、アチャを見てる気分」


「だろうな」





項垂れ遠い目で窓から見える青空を見ながら、現実を忘れさせようと考えることを放棄した瑠香。

慰めも哀れみも何も通用しないとわかり、同じように考えることを放棄し目を瞑る忍。


頑張れと応援することをやめた自衛官4人組。


本当にどうなるのかと大部屋の隅で空気になっていた魔神の腹心オリオールが存在を消すかのように立ち尽くす。




そんな様を見ていた時だ。




重い大扉が開き、軽やかに手を振ってティナやニコルが部屋に入ってくる。

おーっと声を漏らした忍の頭の上に、シェリルがふわりと舞い降り大好きだよと言いたげに何度も頬擦りをする。


困ったなぁと笑うウィルムやアリシア、マリウスがルーシーを見てオリオールを見て魔神を見る。

いやみんな見ている。

暇そうなインドカレー屋の店主並みに見ている。




『またやってるんですか魔神様』


「ちっぃ!」


「みんなもルーシーに説得して!

ルーシーが日本に行こうとしてるんだ!」


『いいなぁ連れていってよ!』


「なんでー!」


「それが民の真意なんだよアルバス」


「あぁぁんまぁりぃだぁぁぁあ!」




これどっかで見たことあると大多数が思った矢先、泣きちびりながらアルバスは、大扉とは別の扉の前に立ち何か魔法のようなものを唱え始める。


その魔法の式や呪文を聞いて、ティナやクロノはそうなるかと思い顔を伏せる。




「皆さんが元の国に帰りたいという要望は聞いておりました

本来なら皇国をあげてもっと感謝を述べるできですが、それをお断りされているなら仕方がありません

一度異空間を繋げ、正常に働くかテストいたします


『我が名を持って命ずる

扉よ、魔力を持って日本国へと繋ぐ道となれ

開かれよ!』


びゃ!」





扉を開け、アルバスが見た世界に固まり何があったのかと心配になったオリオールと村上がドアの向こうを見つめる。


そこには、小ぶりなカップ麺にお湯を注ぎ、おやつがてら人の話を聞いているようで聞いていないオリオールと似た迷彩服を着た男。


向かい合う様にソファに顔を突っ伏し、泣き咽び絶叫する紺色に金の線が入ってズボンとクリーム色の半袖のシャツを着込む男が立っていた。




「田中さん、俺の娘はどこいったんですか!

心配で心配でもう夜も1時間寝て起きてを繰り返してるんです!

もう死にそうです!」


「ソウナンデスネエ

タイヘンデスネエ

…ん?」



何か見ては行けないものを見たと、アルバスは勢い良くドアを閉め何度も荒くなる息を整えて、全員の顔を見る。


クロノやニコルがやったなこいつと思い、どこか遠くを見る。


もう一度ゆっくりと扉を開けた時、タイヘンデスネと呆れた男はクリーム色のシャツを着た男と同じ服を着ようと暴れ狂い、反対にクリーム色のシャツを着た男は投げ捨てられた迷彩服の上着を着ようとする。






「「「「あ…あっ…あっ!!!」」」」



声が聞こえてルーシーと瑠香がひょっこりと顔を出した。

これが間違いだった。

扉から雪崩れ込むようにむさ苦しい塊二つが、どっと入り込んで来た。




「るっちゃぁぁぁあ!

るっちゃんだよね!

るっちゃんだべがぶぁぁ!!」


「瑠香、おめぇどこさ行ってた!

練馬も習志野も帰って来ねえお前さんが心配で心配で

捜索しても見つからねぇがら、大馬鹿者が!」


「ヒサシブリ、オトウサン…タナカダイタイチョウ」


「田中1佐様、おじさま!」


「ルーシーさん、お久しぶりです

そう言えば、財前総監は?」


「「踏んでますよ?」」


「いけね、踏んでたんべぃ」




アルバス以外の全員から謎の拍手が沸き起こり、親子の再会を涙ぐむ。


ティナやニコルは倒れている人が瑠香の父で、オリオール様に似ているイケオジ様が田中1佐さんと言うのかとキラキラとした笑顔で見つめる。


よかったよかったと頷くアリシアが、扉の前に立つルーシーをみてどこか悲しげに立つルーシーに声をかけようとした。



「ねぇ、ルーシー?」


「もう一度合わせて、あの人たちに」




ガチャンと扉が閉まり再び開けた。


そのコンマ数秒で、ルーシーの目に溜まっていた涙が綺麗さっぱり枯れていた。


何事だろうと、覗き込むアリシアとニコルが見た時。扉の向こうには青い制服に身を包んだ女が、地面にひれ伏し泣き叫ぶ。


泣き叫ぶ女を見て同じように青い制服に身を包むが、何故か頬を異常なまでに紅に染めて、宥めるのか発情しているのかわからない男。


女を叱りつけながら慰めているが、同時に頬染めた男を牽制しようとする同じ制服に身を包んだ高身長の男が立っていた。






「あの…」


「ルーシーちゃん、ちゃんと帰れたかなぁ?

瑠香ちゃんは帰ってけぇへんし

ほんまにおばちゃんは心配やねん!

居ても立っても居れんわ

こないなったら明日と明後日休んで天満宮行ってくる!」


「何をアホな事言ってるんや!

元々、明日と明後日は休み取っとったやろ

そんなんやっても天満宮の神様がびっくりするさかい

ちゃんと帰って来れるか、事務所の神棚に祈り!

ほんで康介にぃさんは何を発情してんねん!

どこにも発情する要素ないやろ!」



「大丈夫だよ恵子

きっと恵子の思う未来が来るから

だからほら今から俺とイケナイ事をしよう!

そうすればきっと瑠香ネキもルーシーネキも思う場所に帰って来れるから!

今日は特段、俺の理性がおかしくなりそうだ

あぁ良い、飛んじまい…ん!?」





見てないけない何かがいた。


その事実を直感したルーシー。

勢い良く扉を閉め、後ろをで恐怖に満ちた顔をして私たちは何も見ていないと首を横に振り、お互いの意見が合致するか確認する。


それは後ろで地面に押しつぶされる若干1名を除いた暴れ狂う猛者も見てはいけないゾーンに突入した何かを見たが見ていないという共通認識を持っていた。





「もう一度開けるね」





生唾を飲み込み、嫌な緊張だけが走る。


グッと力を込めて扉の取っ手に手をかけ、光が差し込んだ。

アルメリアでは到底聞句ことのない車が走る音や、鉄が擦れるような音、棒のようなものを振り回す音が聞こえた。


恐る恐る目を開けたルーシーの視界に入ってきたのは、慌てて白バイに跨ってエンジンを始動させ硬直する背の高い男。


なぜかジュラルミンの大楯を構え、扉が開いた瞬間に奇声を上げて構えるさっきまでとんでもない発情期を迎えた男。


そして木刀を振り回し、小言のように岸和田、岸和田とつぶやく泣きちびっていた女が立っていた。







「真田さん、花岡さんお久しぶりです

そしてあの…初めまして」




「ルーシーちゃん!

ごっつい久しぶり!!

会いたかったでぁぇぇぇぇ!!

えーーーーん!!」


「貴女がルーシー・アストライオスさん?

失礼しました

私、第一交通機動隊員の樋口貞宗と言います

お会いできて良かった」


「そうかちゃんと帰れたんですね

良かった

それに俺の秘密が…

嫁のパンツ穿いてるのバレてなくて良かった」







全員がよかった良かったと涙を浮かべ、扉を超えて中に入ってくる。

だがほんの一瞬だけ空気が固まったことは言わず、何事もなかったかのように振る舞い始めた。


  



 

「役者は揃ったということで、日本人の皆様はこちらに」






沖田と名乗る自衛官が一言つぶやいた瞬間。

地面にひれ伏した1名以外の持つ場の空気が急激に冷え固まり、それが殺意に変わる瞬間をティナとシェリルは見逃さなかった。


忍は遠く窓を見つめ俺何も関係ありませんけどと戯けたような表情を見せるが、逃げきれそうにもないことを察して膝が震えだす。




「すいません日本兵さん

私、警視庁の真田と言います」


「僕、陸上自衛隊の室戸です」



「「瑠香はどこに?」」


「ワカリマシェン」


「扉のところにいますよ」


「ニコ…バカっ!」


『おいゴラァァァ瑠香ァァ!!』




「いゃぁぃぃ!!」





声にならない悲痛な悲鳴がこだまする?


歴戦の大剣聖と言われしオリオールですら、部屋の隅で縮こまりあやぁと変な声を漏らした。


転移魔法がかけられた扉を開けて逃げ込もうとした矢先。

急に立ち上がった己の父親に、担ぎ上げられて円陣を囲うように謎の説教大会が始まる。


口々に言う内容に収集がつかないと、円陣の隙間を通って逃げようとするが捕まるを繰り返す。


ウィルムですら加勢しようとしたが、マリウスに止められなのは言うまでもない。

まるでダメなお父さん。

略してマダオが2匹出てきました。

名前を財前誠とアルバス・アストライオスです。


1人は陸上自衛隊の方面総監という実質トップに君臨する存在。

もう1人は国を総べる王であり、神と言われし存在です。


アルバスの腹心であるオリオールが縮こまっていましたが一度暴走するとどうしようもないのです。

田中は踏みつけて制圧していました。



ルーシーが会いたがった真田と花岡が出てきました。

つっこみやくの樋口も当時しました。

真田は泣いて止まらないのに、花岡は後半ではなく発情してます。

樋口がかわいそうです。


最後に瑠香ですが、逃げようとした矢先に財前誠に担ぎ上げられてます。


濃厚なキャラが出てきましたが、そのうち数名が逆賊になります

次回もよろしくお願いします

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