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ある箱庭の観察遊戯  作者: 麟零
第1世界 パルフル編
11/11

1章 崩壊(絶)

とりあえず1章はここで終わります

???

皆さんお久しぶりです、自称混沌の色(カオス)です、まあそちらの時間で久しぶりかどうかは知りませんがね。

そんな事よりも今日はついにここに挑戦者が現れた訳ですよ・・・まあ他数名も条件は満たしていたはずなんですが何故か彼女一人しかここに来ていませんがね、まあその彼女も今絶賛気絶中なので起こしてみようと思います、というか起こさないと話が進みませんからね。


頭が痛い、いやそれ以前に全身が痛い・・・まああれだけの地震で出来たであろう地割れに飲まれたんだ当然だろう、しかし誰だアリアの声でも陛下の声でも無いしまして子爵の声でもないあえて言うなら私の声と同時に何か雑音が混じったような声?で呼ばれた気がしたのだが誰だったんだ?とりあえず落ち着いて周りを見渡してみる、暗いが視界が効かない程ではない、気温は暑くも無なければ寒くも無いがちょうどいい訳でもない不思議な感覚の温度だと思う、そして恐らく先ほど私を呼んだであろう人間・・・?アレが人間、ありえない、まあ話が進まないので人間と仮定してその姿をよく見てみると私の姿で全身真っ黒で赤く光る目が不気味だ、ついでに何故か輪郭がぼやけて見える。

「お前は何だ」

短く問いかける、その間も最大限警戒をしながらではあるのだが。


あららら、初対面なのに人間扱いしてもらえませんでした、何が悪かったのでしょう親しみやすいように人間の姿をしてみたというのにモノ扱いまあ的外れでは無いのですがね、では人間式に自己紹介でもしてみましょうか。

「初めまして、ルーシー・L・ロード卿、私混沌の色(カオス)と名乗らせていただいております。」

言い終わると恭しく頭を下げる、さてさてここを訪れた初めての人間は私を楽しませてくれるのでしょうか?そんなことを期待しながら彼女の返事を待つことにした、闘いもいいですが人間との会話なんて数百年から数千年に一度ですからね、まあ今回が初めてではありますが。


混沌の色(カオス)?聞いたことが無い、まあ汚染エリアどころの騒ぎではない所だろう事は想像がつくが先ずはここがどこかをはっきりさせておかないとこの先どうすればいいのか見当もつかない、しかし問題としては目の前の混沌の色(カオス)を名乗るモノの言うことをどこまで信じてもいいのかだ、個人的には他に情報を得る手段が無い以上信じる他ないと思うが本能的に目の前の貼り付けたような笑顔を浮かべたアレを信用してはいけないと感じる・・・?何故眼以外が真っ黒な相手の表情が解った・・・何かがおかしい、いやおかしくない所を探すほうが数が少なくて楽そうな状況なんだ、そういうものだと今は気にしない事にしよう、表情なら情報の真偽の判断材料に出来ない事も無い・・・気もするし。

さて、とりあえず何から聞けばいいのだろうか、目の前のモノは今のところは此方に危害を加えてくる様子もないし、機嫌がいいらしいのである程度なんでも答えてくれそうだ・・・とりあえず世界がどうなったのかを聞いてみよう・・・まあ私がここに居るんだから滅んだ訳では無いだろうそんな期待を込めて訪ねた。


随分とおかしな事を聞いてくる・・・よく考えたら(箱庭)の住人はセカイのルールを知らないんだ、納得した。

説明したら彼女は心底驚いたようだ、まあ人間の感覚的には当然・・・の事なんだろうか?良く分からない、その後もしばらくは彼女の質問に答えているとだんだんと彼女は目に見えて落胆していくのがよく分かる、さてそろそろ彼女の質問も終わりのようだし本題に入ろう、内容はものすごく単純私と彼女勝った方が次の(箱庭)を創るただそれだけ、あら(箱庭)を創ると言うと彼女のやる気が戻ってきたみたいだ・・・なるほど世界をやり直すか、出来るかもしれないし出来ないかもしれない、まあ何せこれが初めてだから分からない、ただひとつ言えることは私に勝てない事には何も出来ないということだけ。


世界が滅んだ、そんなとんでもないことを聞かされた・・・正直その後も私は何かを質問していたが覚えていない、世界が崩壊してもまだセツナやマリスさんの下に行くことは許されないのか・・・そんな思いで押しつぶされている目の前のモノは(箱庭)の創造と言った、もしかしたらこれならやり直せるかもしれない、折れかけた心が立ち直る、目の前のモノをしっかりと見据える、どうやら目の前のモノと闘って勝てば(箱庭)を創れるらしい・・・勝てるのだろうか目の前の得体の知れないモノに・・・いや勝つんだ、いつもいつも負けてばかりだったけど私だって弱いわけじゃない、ただ常に状況か相手が悪いことが続いたせいだ・・・まあ今回は状況もそこそこにいい相手が不明なのだけが問題ではあるがやれる気はする、なのでそれを信じて闘うことにする、何よりも闘わないという選択肢は無さそうでもあるし。

意識を変える、呼吸を整える、最初から強化は全力で狙うは短期決戦、相手の事が分からない以上長期戦はまず無理だろう・・・一騎打ちなら大体予想外の何かで負ける方が今まで生きてきた経験上多い、なら何かが起きる前に終わらせる。


彼女の準備は出来たようですね、それでは私の初めての挑戦者との闘い、始めましょうか。

先ずは自分の体を確認するように緩やかに右足で蹴る、彼女に受け止められるもすぐにボールのように飛んでいった・・・どうやら力を入れすぎたようだあ、いけないいけない、せっかくの挑戦者なのに直ぐに終わらせたらまた次まで待たなきゃいけないのに、観察は観察で楽しくはあるけどやっぱり飽きるんだよね見てるだけだから。


あまりの痛みに一瞬セツナの顔が見えた・・・おかしいあれだけ緩やかな蹴りであるにも関わらずどれだけ飛ばされたんだ、暗いと言っても視界はそこまで問題無い程度なのに私を蹴り飛ばしたアレが見当たらない、しばらく探していると向こうからゆっくりと歩いて現れた、仕掛けるタイミングは幾らでもある、問題点としては多分何をしても私の攻撃じゃあまともに効きそうもないことくらいだろう、いくら衝撃を使えたところで液体・・・まあ本当に液体なのかは知らないがまともにダメージを与えられそうにないのは当たった感触で解った、そうなると私はどうするべきだろうか、アリアみたいに光学剣でも持っているべきだったかもしれない、まあ私は光学剣の扱いは苦手ではあったのだが、さてそれはそれとして目の前の現実をどうするかの方が大切だ、召喚獣は何も使えないこちらの攻撃はとりあえずあまり期待できそうもない・・・いきなり手詰まり?いや何か考えなければならない、まあ負けを認めてしまうのやり方ではあるが・・・今回はここで負けを認めたら文字通り何も残らいないだろうからこれもダメ、まあ諦めも悪く最後まで無駄にあがくとしますか、さしあたってはまだ距離はある訳だし衝撃を飛ばし牽制する、向こうもそれに気がついたようで足を振るう・・・あれは衝撃だ、向こうも使えるらしい、強化しているといっても内側に響く衝撃系統は正直痛い、血を吐きながら立ち上がる、目の前に見えたのはアレの真っ黒な足だった、瞬間蹴り上げなれる、鼻が潰れたかと思うほど痛い手を当ててみたが潰れてはいないようだ、思いのほか私も頑丈らしい。


どうやら今回の挑戦者は私とは根本的に相性が悪いらしい・・・正直に言うと飽きてきた、しかし今終わらせて次まで待つのは長すぎる、どうしたものか、とりあえずまだ立ち上がってきたので蹴る、ポーンとでも聞こえてきそうなほど軽く飛んでいく、追いかけようそろそろ終わっているかもしれないけど。


ダメだ本格的にいろんな所の感覚が無くなってきた・・・もっとも明らかに人体の構造上曲がらない方向に曲がっている部分の感覚なんて欲しくは無いのだが・・・多少反撃したところで全く効いた様子はないし、相手の蹴りは小さな子供がボールを蹴るような技術も何も無いただ足を振っているだけなのにさっきから何度も蹴り飛ばされる、これはそろそろ本格的に諦めたほうがいい気がしてきた・・・まあここまで来た以上負けを認めた後どうなるかも分からない訳だし最後に大きいの一発やっておこうと思う。


驚いた、人間は色々と観察してきたつもりではいたけど腕がありえない方向に曲がっているのにまだ闘うつもりらしい、面白いな、今まで見てきた人間とは違う・・・まあ全部を見てきた訳でも無いから今までもいたかもしれないけどね、それはともかくとしてそろそろ終わらせよう、面白くなって来たと言っても彼女はなんとか立ってるだけでまともに闘える状態じゃない・・・次に期待しよう。


気持ちを落ち着かせる、大丈夫、まあ体はどうにもならないレベルまで傷ついている訳ではあるけどね、さてアレが近づいているのが分かる、射程範囲まで1分程度だろうか、ここでとりあえず今の私の持ち札を確認しよう、まず人間として致命的なダメージを受けた体、セツナのコート、セツナとの婚約指輪、後はマリスさんのペンダント、ん?コートのポケットに何かある・・・何も入れた覚えは無いけど今の状況を変えられる何かならいいという希望的観測でポケットに手を入れてみる、アリアの光学剣・・・ポケットに入るサイズじゃなかった気がするがこれなら一撃くらいは与えて逝けそうだ、アリアに感謝しながら光学剣を構える、アレが近寄ってくる、呼吸を整えて狙いを変える、アレが更に近寄ってくる、タイミングは一瞬アレの蹴りが当たる前に全力で光学剣を振り下ろす・・・多分できてもそれくらいだろう、最も片手で振り下ろすしかないのでダメージは期待できない、最後の意地を見せるくらいしかできないだろう、そんな覚悟を決め終えたところでアレの蹴りが、私の命を刈り取る死神の鎌にも見えるような蹴りがゆっくりと確実に近づいてくる、光学剣を振り下ろし当たったのを確認して飛ばされながザマアミロと言わんばかりの笑顔を浮かべる、意識が飛びそうだ・・・・・・


たったの一撃入れただけで闘いに勝ったと言わんばかりの笑顔、面白い人間だった、まあそれも終った。

結局勝ったのは私ある程度は予想していたとは言え思うほど気分は良くない・・・なぜだろう?

次はどうしましょうか?

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