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1-4 襲撃

前回までのあらすじ!


ほら、やっぱりキメラ〇ントとか言われちゃったじゃねえか!!


まあ、女王が王を出産となったらそうなるわな


いや、投稿後に気づいたんだよ。どっかで見た事あるなって


修正か!? いや、でも違う話になってくぞ!?


大丈夫だ!! なろうの読者はそこんところ寛大だ!!


書籍化の時は王の出産はやめとこう、どうせあんな感じの話にするつもりはない。ここですでにネタバレして、次の王も女王だってバラしちまおう


ところで、書籍って、お前、2巻以降を販売させてもらえるつもりなのか?


!? ← イマココ!!

「起きろ、襲撃だ」

 ハルキ様の声に反応し跳ね起きる。そのくらいはできたつもりだったし、気を抜いていたわけでもない。だが、正直この野営で襲われるというのはないと思っていた。まだゴゼの大空洞まではウインドドラゴンで半日が必要なのだ。その距離はかなりのものであり、ヴァレンタイン王国からヒノモト国まで行けるほどの距離である。蟲人の勢力圏に入っているとは思えなかった。

「北にだいたい五キロってところか。あと数分でここまでまっすぐ来る。数は数百」

 おそらくハルキ様はシェイドを北に放っていたのだろう。先ほどまで拗ねて寝ていたとは思えない。

「アイアンドロイド、荷物をまとめろ」

 数体のアイアンドロイドが召喚されるとともに手際よく荷物を集め始める。俺たちも周りで寝ている者を起こしつつ、迎撃の準備を開始した。

「あと二分」

 その襲撃者たちの速度が速いのだろう。ワイバーンなみの速度をしていると思われる。


「ハルキ様、いかがいたしますか?」

「奴ら、飛べるのかな? ウォルターは羽はえてるって言ってた?」

「確認できるほどまで近寄れなかったようですな」

「じゃあ、飛行に注意しつつ、迎撃する人以外は空中待機だ」

 ハルキ様がウインドドラゴンを召喚する。ユーナも起きてきてウインドドラゴンを召喚した。

「俺とシウバと、フランか?」

 テツヤ様が起きて来たようだ。状況を把握して、迎撃メンバーが決まる。それ以外はハルキ様とユーナのウインドドラゴンに分かれて乗る事となった。

「なんで俺まで入ってるんですか?」

「阿保か、近接戦闘で上から三人だ」

 いやいや、ビューリングさんやブルーム=バイオレットまでいるじゃないか。


 地響きが聞こえてくる。その頃には相手が視認できる距離まで迫っていた。

「デカいな」

 四メートルを越える巨人たちだった。その皮膚は硬そうな甲殻に覆われている。手足が異常に長く、肘や膝の部分なんてとんがっていた。顔は人間と虫を足して割ったような感じである。口が、虫のそれだった。若干どころではなく気持ち悪い。

「数は数百ってところか。よく俺たちの位置が分かったな」

 テツヤ様が刀を抜く。この森の中ではあまり動きにくいのかもしれないと思ったが、奴らにとっては問題ないようだ。足の裏が俺たちと違う構造で、地面や樹に突き刺さるようにして体を固定している。あれならばどんな角度の大地でもバランスを崩すことはなさそうである。


「こんな所でミスリルゴーレムとの戦いが生かされるとは思いませんでしたな」

 フランさんが黒龍革の籠手を装備する。さすがに魔石は使わないようだ。あの甲殻にはテツヤ様の次元斬か、フランさんの魔力くらいじゃなければ効かないのではないだろうか。それほどにぶ厚く、堅そうである。

「とりあえず、吹き飛ばすぜ」

「かしこまりました」


 蟲人の軍隊が近づいて来る。走るというよりも跳躍を繰り返すような動きだ。かなりの巨体が着地するにしては音はさほど大きくない。もしかしたら見た目ほどに重くない可能性もある。しかし数百が移動すると地響きがする。

 あと数百メートル。声が届くところまできた。朝日が昇ってすぐの時間帯である。逆光に気を付ける必要があったが、相手は北を向いていた。


「我はガ=クヨ!! 神のしもべの小人族とみた! 我らの糧となれ!」

 それは、俺たちを殺して食うという意味か? しかし、あの口でちゃんと喋れるんだな。

「誰が神の僕だ、コラァ!?」

 テツヤ様が別の部分に怒っている。あいつらからしたらヨッシーの次に乗り込んできた俺たちはヨッシーの配下に見えるんだろうな。そこはどうでもいい。問題は俺たち、食われる可能性があるってことだ。

 先頭を走るガ=クヨは大きな剣を持っていた。お世辞にも立派とは言えないものである。おそらくは魔人族の技術を見よう見真似で作ったのだろう。だが、それを鉄の塊と考えると脅威であるのには違いなかった。後ろの蟲人たちも同じような大きさの武器をそれぞれ持っている。鎧はつけていないものがほとんどであった。ちょっとした籠手なんかをつけている蟲人はいる。


「吹き飛べ!! ヴェノム・エクスプロージョン!!」

 テツヤ様の爆撃魔法が炸裂する。それは蟲人の集団のど真ん中ではじけたが、なんと蟲人たちは爆発する前にそこから逃れようとした。ガ=クヨも回避している。数人の蟲人が吹き飛んだが、勢いが削がれたわけではなかった。

「避けただとぉ!?」

 本気で当てに行いったはずだが、初見で回避されるのは初めてだったのだろう。たしかに、いつどこで爆発するかなんてテツヤ様にしか分からない魔法である。

「もしかすると感じてるのかもしれませんな、魔力を」

 フランさんが剣を抜いた。蟲人たちの集団はこちらに突撃してくる。

「上等だ!! 全て切り伏せてやる!!」


 一気に乱戦となった。数百の蟲人の巨体が俺たちに突撃し、回避を続けるが、次々と襲い掛かってくる。思考加速なしで避ける二人も十分に化け物だが、反撃の糸口が見えない。

「風剣舞!!」

 すれ違いざまに斬りつける。やはり甲殻は非常に硬く剣が通りにくい。スクラロ族の魔装に比べても遜色ない程度である。しかし、関節部分は違うようだ。数人の腕を斬り飛ばす。そして次を回避する。


「ミスリルゴーレム!!」

 上空からハルキ様のミスリルゴーレムが降ってきた。しかも三体も。なんて魔力をしてるんだ。ウインドドラゴンも召喚してるってのに。

「マジかよ!?」

 フィリップ殿と違って魔装はしていない。降り注いだミスリルゴーレムはそれぞれ着地で一人ずつの蟲人を踏みつぶし、内臓をぶちまけさせると、次の蟲人に絡みつき、関節技で蟲人の手足をちぎり始めた。えげつない。だが、加勢が入ったとしてもこっちは三人と三体である。明らかに多勢に無勢だった。

「どこかで退くぞ!! ウインドドラゴンに乗れるところまで退け!!」

 ミスリルゴーレムたちが戦っている間に撤退するようだ。あっという間にフランさんが視界から消える。テツヤ様も蟲人を吹き飛ばしながら後退しているようだ。



「乗ったな!」

「ああ、いいぜ!」

「フラン様、怪我はないですか!?」

「ご心配には及びませんよ」

「よし、とりあえず離脱するぞ!!」

 ウインドドラゴンが二匹、北西へ向かって飛ぶ。北東のゴゼの大空洞からは若干進路がずれてしまうが、仕方がないという判断をハルキ=レイクサイドはした。


「追わなくていい。とりあえずはこいつらを食らえ」

 ガ=クヨは配下にミスリルゴーレム達の殲滅を命じた。殺して食らうつもりであったが、ミスリルゴーレムはやられると強制送還され、姿を消した。

「これが、召喚魔法か……」

 魔人族にはなかった魔法、召喚。異世界からの使者を召喚して戦わせることのできる魔法だという。純人と呼ばれる小人族の得意魔法だそうだ。先ほど戦っている者の中に純人がいたのだろう。

「ガ=クキへ報告をせねばなるまい」

 同胞らを束ねる蟲人の判断を仰がねばならない。思考が繋がっていたとしても、直接話さないと理解し合えない事も多い。ガ=クヨはゴゼの大空洞への帰還を急いだ。同胞が、数十人もやられているのだ。対策が必要である。二体目のミスリルゴーレムをなんとか叩き潰し、ガ=クヨは三体目へと目を向けた。


 ***


「あれ? あのぅ、ハルキ様…………シウバは?」

「えっ!? そっち乗ってたんじゃなかったのか!?」


応援してた作者さん(たまたま新作で見て、あ!これ好きかも!ってなった作品)がエタったようです。

たしかにブクマも2しかなかったし(最高5、レビュー書いたけど)、モチベーション保てなかったんでしょう。非常に残念です。

前もって告知もなくエタる事は禁忌と考えてます。ブクマは外しませんけど、本田の信念としてお気に入りユーザーは外さざるを得ません。本当に残念。物語は完全に途中でした。


この物語はもうちょっとで終了します。それは4月から本田が仕事(激務)しなきゃならないからで、小説書いてる暇がないからなんです。申し訳ありません。書籍化作業は続けさせてもらえるなら続けたい。

そして、このペースは無理でも第3部をやりたい。すでにサイドストーリーを始めとして伏線張りまくりであります。今回(第2部)は打ち切りエンドはしないぞ!! ちゃんと最後まできっちり書くんだ!!


第3部は…………さすがに毎朝5時投稿は無理だ!どうしよう。もともとこんなに長く書く予定なかったのに……。でももっと書いていたい。ネタが尽きると、気分転換して、そうすると何となく書ける。それの繰り返しでした。朝5時投稿は自分には合ってた。明日の投稿を考えると、時間が上手く組み立てられた。しんどい時もあったけど、それも含めて楽しかった。午前2時までかかって書いたこともある。


ダメだ、酔っ払いはいらん事を書いてしまう。今日は、ちょっといい事あったんで気が緩みました。しんどい事もあったけど。



人の一生が何回もあればいいのにと思うから輪廻転生って言葉が生まれ、そこから異世界転生が思いつかれたのかもしれんですな。死んで異世界に飛ばされるくらいなら、生き返らせてほしいけど。

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