表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
258/531

2

ぼんやりと工程を見ていると、ドワーフ…ドルイさんはロディと精霊が火力をあげた炉から出てくるドロドロに溶けた鉄?にもうひとつの炉から同じく出てくる鉄?を混ぜ始めた。

私から見たら同じものにしか見えないが多分違うのだろう。


二つの炉からでてきた二つの溶けた鉄っぽい何かは右の炉から出てくる物の方が量が少なめであった。


そしてドルイさんはそのドロドロした熱い鉄に……そばに置いてあった石のツルハシを突っ込んだ。そしてブツブツと何かを呟いてから取り出すと、ツルハシはお店で買ったようなツルハシへと変貌を遂げていた!

何度も浸すことを繰り返してツルハシ次々にコーティングしていく。よく見るとツルハシの取っ手には一本一本名前が書かれていた。どうやら修理依頼だったようだ。


真剣に作業する人の邪魔をしちゃだめだなと思って、静かにその場を立ち去ってキャンプエリアへと向かう。



キャンプエリアはここが酒場かと言うほどの盛り上がりを見せていた。


「よお嬢ちゃん!!」


「お疲れ様です」


「ハイハイ、通るよー」


エストラさんの補助を受けて、忙しなく料理を作るネロの様子を見る。

調理台の上には大量の色とりどりのキノコが置いてあった。でも置かれてる種類のキノコは全部見たことがあるもので、どうやら中層も下層もキノコの種類はあまりかわらないようだ。


「あ、姉ちゃん。良かった、頂いたキノコ持ってって。食料庫そろそろいっぱいになっちゃうんだ」


「あらま。葉物野菜が収穫時期で取ってきちゃったんだけど要らないかな?」


「うーん、20束くらいならちょうだい」


「はいよー」


ネロの持つ食料庫空間の中のキノコと

エストラさんとトードーさんの持つ葉物野菜を交換する。もちろんキノコと余った葉物野菜は私の空間行きだ。


「ありがとう、そろそろ緑が欲しかったところなんだ」


「そう。人手は平気?」


「バイスさんとケントさんがダーツ兄ちゃんを手伝いながらこっちもちょこちょこ手伝ってくれてるし、リオとリリエラも居るから平気だよー」


「あいよー」


リリエラの雑貨屋は接客中だったので、買取所のダーツの方にいってみる。




買取所の方は軽く地獄絵図であった。

バイスさんとケントさんが中層で買い取った蟻の羽を器用にもいで、ダーツが羽を洗って切り分けていた。


「ダーツ、大丈夫?」


マスクに入れる小さなサイズに羽を切り分けて居たダーツは私を見てこれ届けてと言って小さなマジックバッグを渡してきた。


「リリエラに頼まれて一日分くらいのサイズに切り分けてたんだ。時間停止に入れてあるからちょっとそれ届けてあげて。なんか上から冒険者が降りてきて在庫が品薄になったみたい」


「あら。それって上に残った冒険者さん?」


「そうそう、素材持って中層で待機してるのはきつかったらしいよ。素材邪魔で次の狩りにも全然いけないってボヤいてた」


「まあ、そりゃねえ」


メルディさんに聞いたところもともとアイアンの冒険者は一人一体狩って持ち帰るのが鉄則だったそうだ。それが素材持ったまま五日間も巣籠は…効率が悪いだろうなあ。

結局三組が降りてきて、二組は地上に帰ったそうだ。

降りてきた三組はそのまま一緒に下りればよかったと酒を飲んで悪態を振りまいているから近づかないようにと言われ、しっかりとうなずいてから今度はリリエラのもとへと行く。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ