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〜俺とユーリの成長〜


俺たち家族3人は、ここ最近しばらく別れて暮らしている。もちろん不仲が原因ではない。

彼女たちと別行動をして早、1ヶ月。それぞれの鍛錬に勤しんでいるのだ。


今日も今日とて約300本。ここ最近で出力も180%ほどまで達した。

まだ普通に力負けするが、ギリギリで剣だけなら、読み合いをできるレベルにはなってきたと思う。

力で負けている相手に対して、眼も使った先読みと、力をいなすことで対応している。

まだ1本も取れたことはないが。


だが最近いい調子だったのをあざ笑うかのように、『三龍人』は魔法技を使い始めた。

悪魔は基本的にツノの補助があるため、詠唱を必要とせず、魔法も技も放ってくる。それの対策をしろ、だそうだ。


これが中々難しい。

そもそもの剣の腕でも負けているのに、三龍それぞれの得意な技や魔法がとんでくる。

苦しい展開だ。

これが始まってから、またやられる時間が急激に早まった。悔しい。

顔はよく見えないが、勝ち誇ったような顔をしている気がするのだ。




今日の限界がきた。

少し休憩しようと、現実世界に戻ってくると、いつも通りの誰もいないはずの俺の部屋。

・・・のはずが久しぶりにみる綺麗な青色の髪の乙女が俺のベットに腰掛けていた。


「ユーリ、久しぶり」

「うん、グレン、ただいまなのです!!

僕会いたくて少しだけ戻ってきちゃったのです!」


・・・こういう照れることをよく恥ずかしげもなく言うな。

これはちゃんと返さないとな。


「俺も会いたかったよユーリ」


そう言うと彼女は顔を真っ赤にした。

言うのはいいが言われるのは恥ずかしいようだ。

沈黙が恥ずかしくなって、話題を作る。


「エメリアは一緒じゃないのか?」


何気なくした質問に、彼女はなんだか寂しそうに答えた。


「・・・エメリア姉は力をちゃんと身につけるまで戻らないって言ってたのです。

伝言があるです。「私は並んで戦えるようになるまでは家には戻りません。グレンの顔を見たら家に帰りたくなってしまうと思いますので」だそうなのです!」


「・・・そうか、頑張っているんだな。

俺も負けないように頑張っている、と伝えてくれ」


「わかったなのです!」


「ユーリはどうだ?頑張っているか?」


「よく聞いてくれたなのです!

実は『転移』ができるようになったであります!」


・・・ん?

「え!?」


「だから、『転移』ができるようになったでありますよ!」


「本当か!すごいじゃないか!こんなに早くできるなんて!

じゃあ好きなタイミングでこっちに戻って来れるんだな!」


「そうなのです!

だからこれからは練習がてらちょくちょく帰ってくるのです!」


俺は嬉しくなった。2人に会えない生活は孤独だったからな。


「今日はもう戻るのか?」


「はい!戻って鍛錬頑張るのです!」


「わかった、次帰ってきたら一緒に寝ような」


「・・・!!」


彼女は無言で転移していった。

・・・何か失敗したか?



そんなことを考えながら、ゆったり風呂に入って寝ようとすると、

先に戻ってきて俺のベットに入っている、照れたユーリがいたのだった。



こんばんは、また明日投稿します。

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