月夜の晩に
お久しぶりです。
毎度の実際に体験した内容が8割以上のほぼノンフィクションでお送りしています。
2020年10月21日 23:58
さぁ、今日は久しぶりに日付が変わる前に寝れるぞ!
なんて思いながら布団に入ってベランダ越しの夜空を見上げると綺麗な月が浮かんでいた。
そんな景色を見ながら、しかし若干の肌寒さも感じる。
10月の後半ともなれば、夜はだいぶ冷え込むのでしっかりと頭まで布団を被って眠ることにしたんだ。
そうして、そいつはやってきた。
真夜中の自室。
就寝してからどれくらい経ったのか、時計を見ることは出来なかったので分からないが、久しぶりに全身に掛かる重圧。
いつもは良く子供たちが走り回っているのだが、今日はどうやら違うらしい。
この重み。子供ではなく大人サイズだ。
どうやら今日の奴は私の上に圧し掛かるようにしているらしい。
いったいどんな奴なのか。
夜中であることと、頭まで布団を被っているせいで相手の姿を見ることはできない。
だけど、はっはっはっ、と荒く短い呼吸音が聞こえてくる。
そうか、今回は音ありか。
そんな呑気な感想を抱いている間にも、そいつはグイグイと俺を押さえつけてくる。
いったい何が目的なのか。
そう思った矢先。頭を覆っていた布団が除けられた。
目が合う私とそいつ。
…………ワフッ
えっと、狼男?ハロウィンの仮装……って訳でもないよな。
これはもしかして食い殺されるパターンですか?
そう思った矢先。
狼男の姿はフッと消えた。
てっきりこれで終わりかと思ったら、その代わりとでもいうように今度は全身が縄で縛られたように身動きが取れない。
くそっ、何とかこの拘束を解いてやる。
ギシギシッ。
ん?
ギシギシッ。ギシギシッ。
何やら何かが軋む音が。これは隣のお宅からか?
確かお隣は女子大生が暮らしてるはずだけど……まさか?
まるでベッドが軋むようなギシギシという音だけが伝わってくる。
幸か不幸か声は何も聞こえてこないので、想像だけだけど、さっきの狼男が隣の部屋に向かったのだとしたら。
結局どれくらい続いたのか。
気が付けば隣からの音も消え、俺を縛っていた拘束も無くなっていた。
今日はこれで終わりってことか。
そう一息つきつつ、夜空を見上げれば、月は雲の向こうへと隠れていた。
お隣が女子大生かどうかは実は知らないです。
その方が妄想が掻き立てられるかな~と思い。




