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第九話(トイレに入ったのは誰?)

専門学校でのできごと。


俺の教室での机の位置は、最前列の一番右側、出口に近い所にあった。

目の前には廊下の見えるガラスがハマっているドアがあり、そのガラスから見える先にはトイレ。


授業が終わったらすぐにトイレに行ける絶好の席だった。


当時の授業はCOBOLとFORTRAN。今は全然聞かない言語なのが悲しい。


そして課題を出されて自由にプログラムを書く事になったとき、目の前の扉の先から「タッタッタッタ」と、人が走る足音が聞こえてきた。


教室は建物二階の一番奥、教室の前は三角形のスペースがあるだけで、入り口から見えるトイレまでは5メートル程度。

足音の直後に見えた人影は目の前にある扉の窓を横切って行った。

そしてトイレに入っていく姿が見えた。


いやいや、扉から死角になっている三角スペースに隠れてたヤツが居たのか?


あれ?


授業中は教室の外に出られるほど自由ではない。


教室にいたほぼ全員が「誰?」と騒ついた。


その後、トイレから誰も出てくる事は無かったので授業終了後にトイレに行ってみた。


もちろん誰も居ませんでした。


まぁその男子トイレは用を足している時に、いきなり扉が開いて誰かが入ってくるのに、誰かな?と隣を見ても誰も居ない事が良くあるトイレだったんですけどねー。


続くかも。

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