A-side(サムエル視点)第一話:僕は戦いたくないけど...行かなきゃ...まずは地球内戦争に!
今回はサムエル視点で話が進んでいきます。楽しんでってくださいね。
Anotherside(サムエル視点)
地球ではマッシュが月に行った後、月に宣戦布告をするかどうかで、争いが起きていた。
最近月から、隕石(という名のミサイル)が飛んでくることが増えているからだ。
もともと、月には生命体はなかった。しかし、1969年7月20日宇宙船ザ・ブードが、月面着陸してから事態は大きく変化した。
もともと、地球に対して不満を持っていた人たちが月へ移住をはじめ、ソムハルドという国を作り上げた。もともと水や空気すらなかったものの、彼らはそれらすべてを整備してしまった。これは決して悪いことではなかった、最初は...。
2000年ごろから、彼らが頻繁に地球にミサイルを打ってくるようになった。それも、地球の主要都市にピンポイントで撃ってくるようになった。そのため、地球は反撃に出ようと考えたが、それは不可能だった。なぜなら、彼らの兵器は地球のどの国のものをも上回っていたから。
そんな時に現れたのが、ワッソン・ウォーカーである。彼は、アメリカの大統領であった。そのため、月に行って王と直談判しようと考えていた。そこで、月へ行くための手段を探している時に、ある噂を耳にした。
『月には、人類がまだ知らない技術がある』
それを聞いた時、彼は迷わずに決断した。
「やはり、私が行こう」
こうして、世界を巻き込んだ大騒動が始まった。
僕はもう、20歳になっている。いま世界は2つに分かれてしまっている。月と戦うべきという国と、戦うべきでない、という感じだ。ちなみに僕たちの国アメリカは、前者のほうである。しかし、僕は、正直言ってどちらにもつかない。なぜなら、マッシュがいるから。
マッシュとは、幼いころからずっと一緒にいる。マッシュは僕にとって大切な存在だ。地球を攻撃されているのは見逃しておけないが友を攻撃することも僕にはできない。
だから僕はどちらの味方もしない。
それに、もし僕の予想が当たっているなら、この戦争は意味のない戦いになる。
僕は、自分の部屋に戻りベッドに横になった。
(はぁ〜今日も疲れたな〜)
しばらくすると僕は、眠ってしまった。
「ん?ここはどこだ?」
そこは、真っ白な空間が広がっていた。
「えーっと……確か僕は寝てたはず……」
(じゃあなんでこんなところにいるんだ?)
「おっやっと来たね」
「えっ誰?」
そこには、一人の青年がいた。
「僕は、君たちで言うところの神だよ」
「神様!?」
「うん、そうだよ」
「それで、どうして僕はここにいるんですか?」
(もしかして死んじゃった?)
「それは、これから話すよ」
「わかりました」
「まずは自己紹介しようか、僕は、神ゾードだ。よろしく」
「僕は、サムエルです。こちらこそよろしくお願いします」
「じゃあ早速本題に入ろうか」
「はい」
「君は、今の状況についてどう思う?」
「そうですね。このままだとまずいと思います」
「なぜそう思ったのかな?」
「それはこの前、月の人が地球にミサイルを打ったことです。あれは明らかに宣戦布告ですよね」
「確かにその通りだ」
「でも、僕は戦争は無意味だと思うんですよ」
「ふむ、続けてくれ」
「はい。まず、月からの攻撃が強すぎる。あんなもの、今の地球人では勝てるわけがない」
「そのとおりだな」
「そしてもう一つ。月の王の性格が悪い」
「そうなのか?」
「はい。実際にあったことはないのですが、性格の悪さが滲み出ているような気がするのです」
「なるほど、だいたいわかった」
(それならよかった)
(そういえばさっきから、目がまぶしい気がする。おそらく朝なんだろう...)
「それではそろそろ時間なので失礼させていただきます」
「そうか、またいつでも来てくれ」
「はい、ありがとうございます」
「あぁ、それと最後に一つだけ教えておくことがある」
「何ですか?」
「地球軍が動き出したぞ」
「あー今日も太陽がまぶしいな」
今日は、日曜日だからゆっくりできるな。
「よし!今日は久しぶりに外にでも行ってみるか」
〜1時間半後〜
「うわぁ、やっぱり外は気持ちいいな〜」
「あっ!」
「やばい!」
ドンッ
「痛ってぇ!」
「すみません」
ガシッ
「すいません!」
バキッ
「ぐはっ!」
しかし何とかして振り切った。
「はぁはぁ、なんとか撒けたみたいだな……」
僕は、家に帰ろうとしたその時、 ドカーーン!!
「は?えっ爆発したのか?」
ドカーン ドガーンドドドド
「なんだ?攻撃か?」
「一体誰が……」
ドガーンドッカーンドドーン
「やばっ早く逃げないと!!」
僕は全速力で走ったが、間に合わずに爆発に巻き込まれてしまった。
「やべ、死んだかも……」
僕は、気を失った。
「大丈夫ですか?」
「ん?ここは?」
「病院です」
「あなたは?」
「私は、マリアと言います。あなたの怪我が酷かったので救急車を呼んだんです」
「そうなんですね。ありがとうございました」
「いえ、気にしないでください」
「ところで、僕はどのくらい寝ていたのでしょうか?」
「2日です」
「えっそんなに寝ていたの?」
「はい、かなり重症だったので」
「そんなにひどかったの?」
「はい、かなりの出血量だったらしくて」
「えっそんなに大けがだったの?」
「はい、内臓とかも損傷していたらしいですよ」
(まじか、そんなにひどかったんだ。よく生きていたな〜)
「あの〜僕が倒れてから、何かありましたか?」
「そういえば、あなたが倒れる前ではないですが一昨日アメリカ陣営(月と戦うべきという国)とロシア陣営(月と戦うべきでないという国)が戦うって言ってましたよ!」
「おそらくあなたは、ロシアから撃たれたミサイルに当たったんだと思います」
「えーっと、それはつまり……」
「多分もう戦争が始まってるかもしれません」
「そうか……」
(じゃあ僕にも、召集命令が届くかもしれない...)
「ちょっと連絡してきます」
「はい」
「もしもし、父さん?」
『おう、どうした?』
「僕も戦争に参加することになるかもしれないんだけど...」
『そうか』
「うん」
『じゃあ頑張れよ!』
プツッツーツー
(えっそれだけ?)
「終わりましたか?」
「はい、とりあえず家に帰ります」
僕は懸命な治療のおかげか、動けるほどに直っている。
「わかりました。お大事にして下さい」
「はい、いろいろとお世話になりました」
僕は、急いで家に帰った。
「ただいま」
「おかえり」
「戦争は始まったのか?」
「始まったと思う」
「そうか……」
「じゃあ僕は、もしものために準備してくるね」
「わかった」
「わかった」
僕は、自分の部屋に行った。
「どうしようかな〜」
コンコン ガチャッ
「入るよ」
「はい」
入ってきたのは僕の彼女のアナだ。
「話があるの」
「何?」
「あなたに召集状が届いたわ」
「えっ?」
(今なんて言った?聞き間違いだよな?)
「だから、あなたに召集状が来たの」
「嘘だろ……早すぎるって!」
「本当よ」
「いつまでに行かなきゃならないの?」
「明日の朝までに来てほしいって」
「わかった。ありがとう」
僕は、明日に備えて準備を始めた。
「はぁ〜どうすればいいんだよ〜」
「まだ悩んでるの?」
「だって、急過ぎるし……」
「でも、行くしかないんじゃない?」
「そうだよね〜」
「絶対に死なないでよ」
「わかってるよ」
(死ぬわけにはいかないからな)
マッシュのためにも...
僕はついさっき、決めたことがある。まず今回の戦いに勝つこと。そして宇宙戦争を止めてマッシュを守ること。マッシュがどう考えているのかは知らないけど...
「私も一緒に行きたいのに……」
ボソッ
「ん?なんかいった?」
「なんでもないわ!」
「そっか」
(でも、やっぱり1人は怖いな〜)
どうだったでしょうか?サムエル視点の話はもう少し続く予定でいます。マッシュが心配という皆さんももう少し待っていてください。きっと彼らなら大丈夫だから。
ではまた明日お会いしましょう。




