A-side(サムエル視点)第三話:病院で目を覚ます僕...
病院で目を覚ます
「どのくらいで治りますか?」
「多分だが2週間ぐらいだと思う」
(結構かかるな……)
(これからどうしようかな……)
2週間後
「まずは何をするんだ?」
「とりあえず訓練ですね」
「わかった。じゃあ行こうか」
「はい」
僕たちは、訓練場に向かった。
「よし、じゃあ始めるか」
「はい」
「じゃあ始めようか」
「はい」
僕は、剣を構えた。「じゃあいくぞ」
「はい」
僕は、攻撃をかわした。
(早いな……)
「次はこっちの番だな」
僕は、攻撃をした。しかし、全て防がれてしまった。
「はぁはぁ、強い……」
「まだまだ余裕があるようだな」
「まあ、多少は……」
「じゃあ、もう少しスピードを上げるか」
「えっ?」
(これ以上早くなるのか?)
「いくぞ」
ドォンッ!!
(速すぎる……)
「うわぁー!!」
バタッ
「これで終わりだな」
「はい……」
(やっぱり勝てないか……)
「大丈夫か?」
「大丈……」
グゥ〜 僕は、腹の虫を抑えられなかった。
「はははっ、もう昼時だもんな」
「すみません……」
「飯食いに行くか?」
「いいんですか?」
「ああ、行くぞ」
僕は、食堂に向かった。
「何食べるんだ?」
「そうですね……カレーライスにします」
(本当は、ステーキとか食べたいけど……)
「そうか、俺はラーメンにするわ」
「わかりました」
「いただきます」
パクッ
「美味しいです!!」
「それはよかった」
「ごちそうさまでした」
「この後はどうする?」
「訓練をしたいと思います」
「わかった。じゃあ頑張れよ」
「はい」
(今日も負けちゃったな……)
次の日
「サムエルくん、お疲れ様」
「お疲れ様です」
(昨日の人はどこにいるんだろう……)
「あの〜すみません」
「ん?」
(この人だ!)
「あなたがボッソさんですか?」
「ああ、そうだぞ」
(良かった……)
「僕に戦い方を教えてくれませんか?」
「別に良いが……」
「本当ですか!?」
(やった!!)
「じゃあ明日の訓練の時に教えるから準備しとけよ」
「わかりました!」
次の日
「おはようございます!」
(いよいよだ!)
「来たか、早速始めるぞ」
「よろしくお願いします!」
「まずは、お前がどれだけ動けるか見てみるからかかってこい」
(いきなりだな……)
僕は、攻撃を仕掛けた。するとすぐに避けられてしまった。
(全然当たらない……)
それから、しばらく攻撃を続けたが、当たる気配が全くなかった。
(これじゃダメだ!)
「あのーもっと速く動いても良いですか?」
「ああ、もちろん構わないぞ」
(全力を出すしかない……)
「いきます!」
僕は、全身の力を振り絞って攻撃をした。すると少しだけかすってしまった。
(当たった!)
僕は、さらに速度を上げて攻撃をした。
「なかなかやるじゃないか」
(よしっ!!)
「ありがとうございます」
「だが、まだ足りないな」
(そんな……)
「じゃあ今度は俺が攻撃をするから避けろ」
「わかりました」
「いくぞ!」
その瞬間、目の前にいたはずの人が消えた。
(どこに行った?)
すると急に後ろに人の気配を感じた。
「後ろか!!」
ギリギリで避けることができた。
「よく気付いたな」
「はい」
(今のをもう一度やられたら……)
「じゃあ次で最後だな」
(あれを使うしか……)
「今度こそ終わりだな」
「行きます!」
(集中しろ……)
「ふぅー」
僕は、深呼吸をした。そして、全神経を研ぎ澄ませた。
(ここだ!!)
「うぉー!!」
僕は、渾身の一撃を放った。
「いいぞ」
(よしっ!!!)
僕は、勝ったと思った。しかし……
「まだまだ甘いな」
「えっ?」
(なんで……)
僕は、その場に倒れた。
「大丈夫か?」
「はい……」
「すまない……」
「いえ……」
(負けたのか……)
「また来週同じ時間にここに来てくれないか?」
「わかりました……」
(強くなりたい……)
僕は、病室に戻った。
「ただいま戻りました」
「おかえり」
「今日はどうだった?」
「完敗しました……」
(やっぱり勝てないのか……)
「そうか……」
「でも絶対に強くなるので待っていてください」
「わかった」
僕は、自分の弱さに絶望していた……
(このままじゃダメだ!!)
「よしっ!」
僕は、決心した。
「先生に相談しよう……」
最後まで読んでくださりありがとうございました。




