表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
天翔雲流  作者: NOISE
森に潜むおかしな面々
48/1838

また、厄介事かぁ?

 端的に言うと、リフレッシュを、ラーニングした。

 それに連ねて、ファイア、ウォーター、アース、ウィンドを覚えた。

 どうやったかって?

 仕組みは簡単。リフレッシュを覚えた際、魔法の仕組みを理解したからだ。

 どんなだって?

 自らの魔力を核に、周囲のマナを集めれば良いだけだ。

 ファイアなら、炎のマナを。ウォーターならば、水のマナをって具合にだ。

 純粋に、魔力だけを放出すると、無属性の気弾の様なものに成る。

 まあ威力は、錬気に劣るが……。

 幸い、俺は魔力も高い。いざと言う時や、錬気以上に、セーブしてダメージを与える時は、こちらを利用しよう。

 だが、リョウカ。お前はダメだ!

 痛みを伴う躾にこそ、意味がある。

 まあ、あいつは、あの程度では、くたばらないしな……。

 そんな事を考えながら、黒い笑みを浮かべ、リョウカを睨む。

ゾク……。

 奴め。何かを感じ取ったか?一歩後退しおった……。

「おら!クソガキ……。今、変な事を考えなんだか?」

 奴は、懐疑心の塊か?

 まあ、考えていたかと言えば、考えていたのだが……。

「ふん!桜肉として扱われない事を、ありがたく思えと思っていた処だ」

「主は、我から魔法を教わって、何たる態度じゃ!言うなれば、我は主の師匠だぞ」

 言うに事欠いて、何たる言い草!

 奴を、師匠などと思えるか!

『ジャショウちゃん。一応、聖獣なんだから、もうちょっと、大切に扱ってやりなよ』

 む?珍しく、ナビ子から苦言が……。

 しかし、何をどうやったら、こいつを擁護する気になるのだろうか?

『そやなぁ。ジャショウ、女の子には優しくせなぁ』

 サクヤまで……。

「そうじゃ、そうじゃ!もっと我を、敬え、奉れ!」

 こいつ……。

 サクヤとナビ子が擁護するから……。

 ん?

 あれ?こいつ……。

「お前……。サクヤとナビ子の声が聞こえるのか……?」

 予想外の展開だ……。

 こんな奴でも、まさかの加護持ちか?

「む?我は、聖獣じゃ!エステカ様の声も、そこの小さなお嬢さんの声も、聞こえるに決まっているであろう」

 くっ……。

 なんか、俺達の絆を、汚されたような気がする……。

「腐っても、聖獣と言う事か……」

 俺は、苦虫を噛み潰したかの様な顔で、リョウカを睨む。

「ふふ~ん。どうじゃ?我を見直したか?」

 くそ!何だこの、優越感に浸った顔は。

 もう一発、撃っとくか?

 俺は、片手を前に出し、気を集中させる。

「ぬわ~。まて、待つのじゃ!!」

 リョウカは慌て、サクヤの陰に隠れる。

 ぬ~~。そんなちっちゃい子の陰に隠れるな!

 俺は、前に出した手を引っ込め、歯ぎしりをする。

『ジャショウ!リョウカをいじめちゃ、あかんよ!』

 サクヤは両手を広げ、首を横に振る。

 これでは、俺が悪者では無いか……。

「や~い。や~い!悪者、悪者!」

 こいつ殺す!

『リョウカはんも、挑発したらあかんよ!』

 サクヤ……。やっぱ、良い子や。

 俺は、サクヤを抱きしめ、リョウカを足蹴りにする。

『あう~。くすぐったいんよ……』

「え~~~い。いちゃこらするでない!」

 感極まって、サクヤに抱擁する俺。

 そんな俺を、リョウカは、白銀の角で牽制してきた。

「きゃ~~~~!」

 そんなやり取りをしていると、森の方から、誰かの叫び声が……。

 む?今、良い処なのに……。

「これは、麗しき乙女の叫び!!」

 やはりと言うか、リョウカが、過剰に反応する。

 こいつ。一々鬱陶しい……。

『ジャショウちゃん!』

 また、厄介事か……。

 俺は、ため息を一つ吐き、森の方へと、目を向けた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ