35. お風呂
この話、投稿し忘れていましたー
ごめんなさい
「よし!着いたぞ。ここが風呂場だァ」
着いた先には大きな扉が存在感を主張していた。
「服は、替えとかあるかァ?」
フリフリと首を振ると
「なら、後で嫁さんに言っとく。人のもんで気持ち悪いかも知れないがァ、今日の所はそれで我慢してくれ。」
「全然!ありがとうビルさん!」
「んで、使い方とかも説明した方が良いかァ?…あと、なんかァ、さん付けは辞めてくれ。背中がむず痒くなる。ビルでいい」
「分かった。ビル。風呂場の説明もして貰ってもいいかな」
「あァ。勿論だァ」
ビルにこれは、髪を洗う物。これはここを押すとお湯が出る。他にも体を洗ったら湯船に浸かると良い。など色々と教えて貰った。
「じゃあ、俺は嫁さんの所行ってくるわァ。ゆっくり疲れをとってくれ」
と言い残すとスタスタと行ってしまった。
風呂場は、大浴場と言っても良いぐらい広く、細部にまでこだわりが施されていた。浴槽は常に新しいお湯が流れホカホカと湯気を絶えずたてていた。
石鹸等も一級品を使っており、クカルの気合いの入れようが見てわかる。
黒金は言われた通りに髪を洗い、身体を綺麗にする。最初の頃は自分の体臭を気にしたことがあった。何日も洗っていなかったが、特に体臭は酷くない。けれども、流石良い石鹸を使っているだけにあって、とてもいい香りが鼻をくすぐる。黒金場合は、体臭よりも髪に着いた砂がガシガシになっていたのが気になった。が、全て綺麗に落ち、髪の毛のキューティクルがトゥルントゥルンに光っていた。
ちゃぽんっ
湯船に浸かる…。
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こうして、一人になるのは久しぶりだなぁ。…なんだかんだ言っても白金がずっと側に居てくれたから。
白金も身体を後で綺麗にしてあげなくちゃね。抜け毛が凄くて、さっきも上着とズボンに白い毛が沢山付いて居たからなぁ…後でビルに聞いてみよ…
…龍爺。私ちゃんとやれたかな…?龍爺にまた会いたいなぁ。ペルとラルにも…ね。龍爺の残してくれたこの魔法はとても役に立ってるよ。でも、まだ上手く使いこなせて無くてごめんね。ちゃんと頑張るから。
あと、金棒も手入れしなきゃね…。龍爺の一部だもんね。これもまたビルに聞かなきゃ。
こうやってビルもクカお姉さんも良くしてくれる。凄く嬉しいな。全く過去の事は思い出せないけど、今が凄く幸せだなぁ………
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頭がぼんやりとしてきた…
のぼせる寸前である。黒金はそんな事はそもそも知らないので、ボーッと湯船に浸かっていた。
なんか苦しいなと思いながら。
ちょっと流石におかしいと思い、フラフラと風呂場を後にする。
脱衣場にはピンクのフリフリのワンピースと下着が容易されていた。
「………………」
取り敢えずタオルで身体の水気を拭き取る。そしてタオルを体に巻き付けると
フリフリのワンピースを持って厳しい表情で睨み始めた。
数回見る角度を変えてみたが、変化はない。仕方なく黒金は好意で用意してくれた服を着ることに決めた。
「…クカお姉さん。もっと大人しめの服来てたよね」
着替えて、自分の姿を鏡で確認する。
「……………くっ」
普通に似合ってるのが悔しい。
髪の毛を魔法で乾かすと、そこに映っていたのは
ピンクのフリフリを着た、髪の毛がうる艶の紛れも無い美少女だった。違和感はなかった…




