33. アシサク王国のカスラテ街
ギルドまでまだ行けませんでした〜
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ここはアシサク王国の中の数多ある街の一つ。全体的に見るとやや東よりの真ん中辺りである。
その街を人々はこう呼ぶ「カスラテ街」と………
街としてはそこそこ。海はないが、大きい川が街の中を通っているため、水の心配は要らない。商店街は活気に溢れ、日々笑顔とお客を呼ぶ声が絶えない。王都から比較的近い場所にあるため、通行人も多くとても賑やかな街だ。広場では、よく誰かが路上ライブをしており、街中を軽やかな音楽が駆け巡る。人々も、人間から亜人と呼ばれる竜人や、獣人…エルフ…その他多くの種族が互いに手を取り合って過ごしている…そんな街だ。
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「着いたぞ。嬢ちゃん。白金に付ける無口とかはあるかァ?」
「無いよ。」
「…そうだろうなァ。後でいい店紹介してやらァ。あと、あれも持ってねえだろ。通行証だなァ」
「勿論!無いよ!」
ニコッと笑顔で馬上から答える。
ちなみにラックはギルド長に揺さぶられすぎてもう一度気絶したのでギルド長率いる一行にお姫様抱っこされて撤収してされて行った。
ギルド長率いる一行は黒金達より先に街へと到着している。
「…金も持って無さそうだなァ。まぁ俺ァが払ってやんよ。泊まる場所は、取り敢えず家に来い。後で案内してやるらァ。」
「…お願いします。ところで美味しい店とか、オススメな場所とかある?んで、働けるところも!」
「あァ。いくらでも案内してやる。当分飯は俺ァの嫁さんに作って貰いなァ。働くのは冒険者でいいんじゃねぇのかァ?…おっと順番が来たようだぜ」
カスラテ街は通行人が多く、行商人もとても多い。その為街へ出入りするのは少々時間がかかる。その為、一般と、冒険者用と、お偉い様用と、行商人用の四つの門がある。
いつもなら冒険者用を通るビルだが、黒金達が居たため一般の方へ並んで居た。
真っ白なサラサラの毛並みを持ち、美しくバランスの取れた筋肉、そして黄金の鬣を風に弄ばれている白金。
一見黒いだけど思われてしまいそうだが、それぞれの装備は一級品。サラサラの濡鴉のような黒髪に、これまたグラデーションのきいた黄金色。整った顔立ちに褐色の肌の元気いっぱいに見える美少女。そして何よりも黒塗りの先が金色がかった額から生える角。
注目を浴びない訳がなかった。
「…嬢ちゃん?門で検査が済んだら、悪いんだがフードを被ってくれねぇかァ?周りの目がうざってえ」
「…そうだね。凄い視線が集まってる気がするよ」
検問所で簡単な質問をされて、難なく答えた黒金。すっと当たり前のように料金を払うビルは流石である。
「通ってよし!次の方!」
ここからまた、黒金の新しい冒険が始まるのだった。
きゅるるるきゅるきゅる…
「…先ずは家に行くかァ」
次の話…ビルの嫁さん…?
ブクマと高評価お願いします
第二章の始まりです。




