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■妄想小説 宝塚過激団 ⬛  作者: Ken Ohnaka
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序章 1

抗争の幕開き

♪ス⚫レの…華咲く…頃…♪


阪⚫グループの創始者 小林⚫三氏が立ち上げた宝塚⚫劇団。


実は宝塚⚫劇場の地下に、もうひとつ存在していたのが宝塚過激団!


過激団にはチャカ組とドス組があって、チャカ組のトップスターは2丁拳銃の雅…!敵対勢力ドス組のトップスターは仕込み刀の義だ!


チャカ組の公演「実録!武庫川の闘い!!」

初日の公演時間前。最寄駅の阪急宝⚫駅の最終電車は全国の組親分、幹部、そしてヒットマンが貸切状態で乗り込んでいた。


公演が始まる深夜の丑三つ時。


チャカ組のトップスター!2丁拳銃の雅は愛用のトカレフを、ぎらついた眼で磨き上げていた。


2丁拳銃の雅

「今日はぶちかますで!なんせドス組の野郎共の公演観客数超えとかんと、わしらのシノギに影響でよるからのぉ~⤴。」


雅の世話係りパチキの健が頷く。


パチキの健

「ど~ん!と花火打ち上げたってください!」


2丁拳銃の雅

「おぅ!わしに任しとかんかぇ!」


さぁ!

一体どうなってしまうのか?


同じ頃…!

ドス組のトップスター!仕込み刀の義は、控え室で愛用の刀「獅子王」を砥石で入念に研磨していた。


仕込み刀の義

「あのクソ雅の野郎!わしらの公演、仁義なき甲山の抗争!の時にカチコミしにきやがって!マブダチのチェーンソーの哲をボコボコにさらして甲山に埋めてまいよったで!」


仕込み刀の義の一番舎弟。バタフライナイフの武が頷く!


仕込み刀の義

「夜中に首から下を埋められた哲は、明け方に野生の猪に鼻と耳を食い千切られ、バケモンみたいな顔になっとるんじゃ!鼻には鼻!耳には耳じゃ!武!今日のチャカ組の公演カチコミしたろやないかえ!」


バタフライナイフの武

「おやっさん!わし別注で刃渡り30cmのバタフライ手に入れましてん!」


仕込み刀の義

「おぅ!やるやないけ!ど~んと行ったらんかえ!」


このようにして、チャカ組の公演前に火蓋が切られようとしていたのである!


一触即発!

どうなってしまうのだろうか…?


仕込み刀の義と一番舎弟のバタフライナイフ武がカチコミ談義していると、なにやら控え室の外が騒がしい!


どうやら鉄拳の源太が警備員相手に立ち回りしているようだ!


鉄拳の源太

「わしの拳くろたら天国行けまっせぇ~⤴」


すでに警備員は全員ノックアウトだった。


バタフライナイフの武

「われ!長いこと見いひんかったのぉ〜?風の噂じゃ、スペインの牛追い祭行っとったらしいのぉ?」


鉄拳の源太

「わし!この鉄拳でスペインの牛、何頭シバキあげるか挑戦してきたんや!今年は12頭シバキ倒したったわ!武やん!」


バタフライナイフの武

「そら、おやっさんも喜ぶわ!はよ顔見せたってんか!」


鉄拳の源太

「おやっさん!お久しぶりです!」


仕込み刀の義

「おぉ!源太の帰り!首長ごぉ〜して待っとたで!のぉ、武!」


バタフライナイフの武

「なんじゃ?おんどれの拳?」


鉄拳の源太

「見てみぃ!武!わしの拳!牛どつき過ぎて、またでかなりよったわ!」


旧知の武と源太。


その時!ドアがノックされ怪しい輩が登場する!


登場したのは巻舌の鷹だ!


「おやっさん!ご無沙汰しとります!あほんだら!あほんだら!」


バタフライナイフの武

「このどぐされ野郎が!おやっさんに向かってあほんだら!とは、どういう言いぐさしとんねん?」


仕込み刀の義

「まぁまぁ武!おまえは初対面やったのぉ!この男、会話の最後にあほんだら!つけるの口癖や!許したってんか!それにしても鷹!おんどれのあほんだら!また磨かれてきよったのぉ~⤴」


巻舌の鷹

「わし吉⚫興業の帯谷はんとこで、あほんだら!の修行しとりましてん!あほんだら!あほんだら!ほんで、ようやく免許皆伝ちゅ~訳ですわ!あほんだら!あほんだら!」


仕込み刀の義

「エエ感じや鷹!おんどれの巻舌!さらにパワーアップしとるで!」


武の傍らで、じっとしていた源太の握り拳が弛んできたのを武は見ていた。


鉄拳の源太

「わし!こいつのあほんだら!聞いたら、なんや嬉しなってきよりましたわ!」


一同の座が和む…!


そして、またドアが開く…。


一体誰なんだろうか?


ドアが開くと、自衛隊レインジャー部隊さながらの上下カモフラ!顔までカモフラ!はたまたヘルメットまでカモフラ!な輩が乱入してきよった!


掻っ払いの雷電

「親父!わし伊丹の自衛隊駐屯地の武器庫に忍び込んで来ましてん!地下駐車場に装甲車と戦利品ありますよって、見とくんなはれ!」


仕込み刀の義

「こりゃまた雷電の掻っ払いにも、どえらい磨きがかかっとるのぉ!皆で見に行こやないか!」


仕込み刀の義を筆頭に一同が!


武、源太、鷹、雷電が地下駐車場に降りると、そこにはとんでもない戦利品が!


96式装輪装甲車が他のベンツやBMWを威嚇するがのごとくドカ~ンとある。


掻っ払いの雷電

「どないでっか?親父!そうそうお目にかかるシロモンやおまへんやろ?」


仕込み刀の義

「ついにやりよったで!この男!」


掻っ払いの雷電

「これだけやおまへん!装甲車の中にもありまんねん!」


武と源太と鷹が装甲車内に入り込んで、戦利品を引っ張り出すと…!?


武は9mm機関拳銃 M9を両肩に一丁ずつ担ぎ、手にも一丁持っていた。


バタフライナイフの武

「おやっさん!わしこれからシリアの紛争治めてきますわ!」


鷹は5.56mm機関銃 Minimiを8丁小脇に抱え込み興奮していた。


巻舌の鷹

「もうチャカ組の奴らなんか、恐いもんなしや!あほんだら!あほんだら!」


鉄拳の源太は12.7mm重機関銃を1丁持ち、肩には銃弾を3本担いでいた!


鉄拳の源太

「おやっさん!わし!ランボーとタイマン張ってきますわ!」


掻っ払いの雷電

「親父には取って置きのシロモンお渡ししますよって!待っとくなはれ!」


雷電が最後に取りだした戦利品とは?


89mmロケット発射筒M20改4型、いわゆるバズーカ砲だった!


仕込み刀の義

「あちゃ~⤴たまげてションベンちびるとこやで!実際問題!わし!いっぺんでエエからぶちかましてみたかったんや!おおきにな雷電!」


こうして、掻っ払いの雷電の戦利品に一喜一憂するのであった!


その時!


一台のトランザムファイアーバードが、エンジン音を響かせ乱入する!


♪紋々…背中に…彫る頃♪


真っ赤なトランザムファイアバードのドアが開くと、降りて来たのは緋牡丹の千恵だ!


緋牡丹の千恵

「お久しぶりね!仕込み刀の義さん。いつぞやは、お世話になっておおきにどすえ!」


仕込み刀の義

「なに言うてまんねん!ほんま世話になったん、こっちの方やで!のおぉ、武!源太!鷹!雷電!」


義の問い掛けに四人は、なんのこっちゃ?


仕込み刀の義

「おどれら!なに鳩が豆鉄砲食らった顔しとんねん!8年前の夙川の対決!忘れてしもぉ~たんか?チャカ組との最初の闘いや!わしらに奇襲かけてきよって、武は腹に2発!源太はわき腹に2発!鷹は右ケツに2発!雷電は左ケツに2発!わしにいたっては、ケツに7発食らったんや!そん時、わしらが運び込まれたんが今津の闇治療所やったのぉ!どや!おどれら!覚えてない?とは言わせへんで!千恵はん!一丁!もろ肌見せたってんか!」


緋牡丹の千恵

「親分さん!御一統さん!この緋牡丹の千恵!よりいっそうお見知りおきのほど、末長くよろしくお願いいたします!」


緋牡丹の千恵が大見栄きって、もろ肌見せる!そこには大きな緋牡丹に止まってミツを吸うカラスアゲハの彫り物が!


バタフライナイフの武

「わし思い出したわ!白衣にうっすら彫り物浮かんでた!ごっつメスさばき旨い看護士の姉さんや!」


源太、鷹、雷電が声を揃える。

「ほんまや!」


緋牡丹の千恵

「みなはん!いつぞやは、どぉ~も!」


仕込み刀の義

「千恵はんのメスさばきは天下一品や!わしのケツに食らった7発の傷痕見て、キャ!北斗七星やん!やて!わしゃケンシロウか?」


緋牡丹の千恵

「またぁ〜!どの口で言うてますのん!」


鉄拳の源太

「わしも思い出したわ!麻酔の変わりに姉さん!幻の日本酒"死神"の一升瓶!わしの口に放り込みはった!呑んだがな!死神!あ、ちゅ~間に天国見えてもた!あのメスさばき!今でも健在でっか!」


緋牡丹の千恵

「もちろんやわ!お見せしましょうか!」


緋牡丹の千恵は懐から13本のメスを取りだして、パーキングに停めていたベンツのタイヤに向かって放つ…!


ブッシュ~⤴!


巻舌の鷹

「姉さんのメスさばき健在や!あほんだら!あほんだら!」


華麗なメスさばきを見せた緋牡丹の千恵!


その時!


もう一人の輩が!


一体誰なんだろうか?


To be continue.

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