表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
1/12

乙女ゲームの悪役令嬢なんだろうけど、シナリオを知らないんですけど!?

私の名前は、リリアーナ・アルディス、8歳。

この国、セリステア王国の公爵令嬢である。

今日は、婚約者となるレオニス・グランディア王太子殿下との初対面!のはずだったのだけれど…

高熱を出してしまいました。

その拍子に夢を見て、つい先程、思い出してしまったのです。


ーこの世界は、前世で人気だった乙女ゲーム、ロイヤル・ローズ・アカデミアだと!


「いやあああ!!!」

私は、せっかく目が覚めたのに、衝撃の事実にまた発狂して失神した。


数分後。

目が覚めたので、私は物事を頭の中で整理する。

ここは、前世で流行っていた人気乙女ゲーム、ロイヤル・ローズ・アカデミアという世界。

…私、このゲームのプレイしたことないんですけど!?

前世で仲良かった友達がやっていたから存在を知ってる程度で…

あぁ、こんな事なら友達と一緒にやっておくべきだった〜

でも、多分私は公爵令嬢なんだから悪役令嬢よね。

悪役令嬢なら断罪されるのがお決まりなわけで。

…まさか私、破滅すんの?

シナリオもわからないのに回避とか無理ですよね?

神様、そりゃないって、どんだけ私のこと嫌いなのよっ!

まあ、ここまで来たらどうでもいい…わけないでしょ!?

これからの人生の全てを捧げても、破滅フラグをへし折ってやるわ!

って言っても攻略対象が誰なのか、何人なのか、いつ出会うのか、ヒロインがどんな設定なのか、全くわからないのよね〜

と、とりあえず、婚約者である第一王子にして王太子殿下のレオニス・グランディア様は、攻略対象よね?

じゃあ彼との婚約を破棄すれば、一つ、破滅フラグ回避なのではなくて?

まずは彼と会って、嫌われて、婚約の話を白紙に戻してみせます!!

「やるわよ〜!!」

「お嬢様、高熱でお倒れになられてから変ですわ。お医者様にもう一度見てもらった方がよろしいのでは…?」

侍女たちのヒソヒソとした会話が私の耳に届くことはなかった。


ー五日後

体調もすっかり戻ったので、ドタキャンしてしまったレオニス殿下との初対面。

つまり、人生がかかっている、最初で最後の最も大切な場よ!

私は悪役令嬢(多分)という設定だからか、元はわがままでプライドが高かったため、社交界にも私の存在は知れわったっているはず。

殿下もこんな女とは真っ平ごめんですわよね?

さあ、こっぴどく振って、婚約話を白紙にしてくださいませ!

日々の稽古のおかげか、あいさつはすんなりと体が動いてくれた。

「お初にお目にかかります。

わたくし、宰相の娘であるリリアーナ・アルディスにございます。

以後、お見知り置きを。

この度は、大変光栄なお話を、どうもありがとうございます。」

麗しい王子様は、それは愛らしい笑顔で、

「こちらこそ、今回のお話、お受けいただきありがとうございます。

私は、レオニス・グランディア第一王子です。

よろしくお願いします。」

うわ〜、乙女ゲームの攻略対象なだけあるわ!

かっこいい〜

…でも、流石に8歳児相手に恋心を抱くことは多分できないのよね。

さあ、ここからが本番よ!

「お父様、少し、殿下と二人でお話ししても?」

「ああ、わかったよ!」

娘溺愛系の甘々父親でよかったわ。

よし、

「殿下、お話があるのです。」

「なんですか?リリアーナ様」

「その、私には、前世の記憶があるのですっ!」

「は?」

とりあえず事情を全て正直に話せば、お優しい殿下なら婚約話を、無かったことにしてもらえるはず!と思って言ってみたけれど、間抜けな声を出させた上にフリーズさせてしまったわ。

ええい!もう後戻りはできないし、このまま全部言ってしまえー!

「ここは、前世に存在していた乙女ゲームの世界なのです。

信じてもらえないと思うのですが、そこで私は悪役令嬢で、殿下の恋を邪魔し、最終的にはバッドエンドを迎える運命なのですわ!

身勝手ですが、そんなのはごめんなのです。

その一番の原因が殿下との婚約にあります。

どうかこのお話、白紙に戻していただけませんか?

大変失礼なことだとは承知の上です。

どうか…どうか…!」

… 一気に話してしまったけど、これで大丈夫かしら?

ここまで言えばきっと!

「…では、私との婚約解消すればあなたに幸せが訪れると。」

「は、はい!その通りですわ!」

さすが聡明な殿下!聞き分けがいいのね!

「…いやですね!」

「は、はい?」

「私は今、ここであなたを逃してはならないと悟りました。

絶対に婚約させていただきます。

安心してください。

あなたのことは、私が守りますから。」

…この王子様、実はめちゃくちゃ腹黒?

「え、え〜と、こ、困ります!」

「本当にあなたの言った通りになったら、その時は私をバッドエンドにでもしてください。」

「で、殿下〜!!」


こうして私は、シナリオもわからない乙女ゲームの世界に身を投げ、婚約解消もできないまま、波乱の第二の人生を送ることとなりました。

ニ作品目を描かせていただきました!

前作よりは、断然明るいお話だと思います!

是非こちらも応援よろしくお願いします。


感想を頂けたら、それを参考に続きを書かせてもらうことや、更新スピードを上がることもあります!

ブクマや、評価もよろしくお願いします。

別作品、ひかり〜約束の花〜もよろしくお願いします。


次回、おかしな婚約者候補の少女に出会い、人生が変わりそうです

レオニス目線

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ