スキル鑑定
はぁー
今日はスキル鑑定の日だ。
僕はイレス レワシだ。イレス家の長男だ。弟と妹がいる。スキル鑑定とは15歳になるとスキルという神からの贈り物がもらえる。その贈り物は能力だ。剣術だったり、魔術だったりする。朝早く起きて朝ごはんを食べて準備をしたらスキルの館に行く。スキルの館は黒や灰色を基調とした建物で綺麗だけど少し不気味だ。館に入ると優しい老婆が迎えてくれた。僕が小さい頃から様々なことを教えてくれるアエル ミリーだ。昔は王国の宮廷魔術師だったけれど辞退して今、スキルの館を運営している。
「やあ、よく来たね。今日も色々なことを話してあげるよ。」
と言ったので
「ありがとう。でも、今日はスキル鑑定に来たんだ!」
「そうかい、そうかい。じゃあこっちおいで。スキル鑑定部屋まで案内してあげるよ。」
と言って案内してくれた。
スキル鑑定部屋に着くと椅子が一つと台座の上に綺麗なクリスタルが置いてあった。
「この椅子に座ってね。そしてクリスタルに向かって『スキル儀式の授与を希望』と唱えるんだよ」と言った。
なので椅子に座って「スキル儀式の授与を希望」と言った。
すると、目の前が真っ暗になり頭に「スキル 消しゴム」という声が何度もした。
そして目を開けた。するとアエルが
「目が覚めたかい?『ステータスオープン』と唱えてごらんと言ったので唱えると
イレス レワシ(15)
人間
ジョブ イレサー
Lv.1
HP 12
MP 14
攻撃力 8
防御力 11
素早さ 9
器用 11
EP 0
SP 15(初回)
スキル 消しゴム
と出た
「スキルはえっと…『消しゴム』?」
「『消しゴム』って何?」
と落胆したように聞くと
「分からないね。だけど神からの贈り物にハズレはないから落ち込まなくてもいいよ」
と言った。
「でも…」
その時、
「おーいレワシ鑑定終わったかー?」
と野太い声が聞こえてきた。お父さんのイレス ファレだ。
「あっ。うん。」
「そうか、じゃあ屋敷に帰るぞ。」
「あ、うん、分かった。」
「アエルさん今日はありがとうございました。」
「もう帰るのかい、気が向いたらまたおいで」
「ありがとう」
名残惜しい気持ちもありつつ館を後にした。




