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25 湖底の葉っぱ

その言の葉は落ちて

水面に浮かんで

掬い上げられなければ

湖底へと沈んでゆく


美しい葉は拾われて

緑なだけの葉や

枯れてしまった葉は

深く深く落ちてゆく


水底の世界は波もたたず

ただ、紺の砂と

落ちてきた葉や枝だけが

音もなく

存在し続ける


湖はきらきら輝き

季節の色どりを

鏡のように映し出す


沈殿してゆく言の葉は

けれどその湖の底に

晴れた日も、曇りの日も

風が薙ぐ日も、雨の日も

嵐の時でも

じっと存在し続ける


誰かが

その存在を思い出した時

言の葉は

音もなく浮かび上がってくるだろう


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