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24 偽物の氷上
声を荒らげて
知らない事でも 平気で首を突っ込んで
批判ばかり
人の様子を見て
子供をあやすかのような口調で
おちょくる大人たち
脆い魂を
偽物の自信で固めてしまう
哀れな大人
可哀そうな人たち
人間は愛情の動物なのに
画面越しなら
どこまでも残酷になれる
本当は偽物とわかっているその正しさの為に
偽物を本物にする為に
愛を忘れてしまう
うわべを滑ってゆく虚しさを
知りながら眠りにつく
ずうっと滑ってゆく終わりまで
綺麗に見える偽物の氷上を
熱を失っても
朝になればまた滑ってゆく
冷たい氷の上を
人形のように滑ってゆく




