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22 ドライフラワー

部屋に入って

パッと目につくのは

赤いバラ 白い花瓶に咲くバラ

素敵な絵ね

水車小屋と、たゆたゆ流れる川の油絵


そしてお前は 運ばれてきたケーキに夢中

指輪とネックレスが光る 金色の輝き

俺の腕時計

最後にワイン 赤いワイン


帰る時まで気づかれない

時計の隣 壁に吊るされた

ドワイフラワー

セピア色のその花束は

誰にも愛でられることはない


でもそこにある

ドライフラワー 思い出色の花束

過ぎた日の色


出てゆく最後の瞬間に

この花束に気付いてほしい

手を振った細い指先

振り返るその目の先にあるのに


俺は手を振り返す

後ろのドライフラワー

お前が気付かなければ

これも遊びになるだろう


覗き込むお前の黒い瞳

そこにはドラフラワーが

映っているはずなのに


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