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スライム(笑)

 二話 スライム(笑)


 目が覚めると固いベットの上で寝ていた

「おぉ、起きたか」

 その声が聞こえたので声の方を向くとスライムに襲われた時に助けてくれた男の人がいた。

「大丈夫か?災難だったなスライムに襲われるなんて」

「あの時はありがとうございます、自分は野口雄介と言います」

「変わった名前だな、オレはディース、冒険者だ、よろしくなユウスケ」

 そう言うとディースは窓近くの椅子に座りこう聞いてきた。

「それにしてもなんでスライムなんて厄介な奴に襲われたんだ?あいつらは基本何もしなければ襲って来ないはずなのに」

「そ、それは、えーとー・・・」

 俺はスライムに襲われるまでの経緯を話した。

「はぁ!?棒でつついただぁ!?頭大丈夫かお前!?」

「え?スライムってそんなに強いんですか?」

「そのくらい常識だろ?あいつらは剣で斬ろうと魔法で焼こうと死なない奴らだぞ」

 驚きの事実である、まさかザコキャラ筆頭みたいなスライムがそんなに強いなんて想像すらしていなかった。

「それにあいつらは自分に触れた武器を瞬時に溶かして吸収し、魔法は吹き飛ばすぐらいはできるが、その後は魔法を魔力に再変換して取り込むんだぞ、魔族ですら手を出せないで追い払うので精一杯なんだぞ」

 所詮スライムだと思っていたがこの世界ではスライムは悪魔以上の力をもち、見かけたら何もせずにギルドに報告するのが常識らしい。そんなこと言われても気がついたら草原に立っていて、目の前にゲームでしか見たことが無いような生き物で、RPGでは定番のザコキャラ、スライムがいたら誰でも弄りたくなると思う。と言うか俺は弄った。

「魔法で思い出したんですが、あの時一緒にいた人は?」

 そう、あの時スライムを吹き飛ばして助けてくれた魔法使いっぽい女の人、あの人にもお礼を言わなければと思い聞いてみた。

「ランフールの事か?あいつは今別のパーティーで依頼に行ってるぞ、あと一週間は戻らんよ、あと敬語はいらん」

「そうか、なら普通に喋るよ、ランフールさんは戻ってきたときにお礼をしよう」

 ふと、俺は元の世界に帰れるのかと思ったがよく考えたら親とは喧嘩してほぼ絶縁状態だったし、仲がいい友達もあまりいなかったので未練はそこまでなかった。そんな事を考えていると、

「所でお前これからどうするんだ?行くあてもないんだろ?冒険者ギルドなら紹介してやれるが、どうだ?」

 それはまたとない誘いだった、ディースの言うとおり行くあてもなくこの世界の通貨さえも持っていない、冒険者っと言う仕事が危険なのはわかるが今の自分に仕事を選んでる余裕はないのでありがたいと思いその話をに飛びついた。

「マジか!ありがとう!」

「おう、なら明日にでも連れて行ってやるから今日は泊まってけ」

「何から何まですまん、よろしく頼むよ」

「いいってこのくらい」

 その後この世界の事を聞きながら夜まで過ごしていった

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