罠を自分の背中に付けた理由では
自身の背中に罠をつけたウル!
迫るドラゴンの尻尾!!
いったい、ウルの目的とは!?
俺の気合いの入った叫びと同時に、背中につけた罠から炎が勢いよく吹き出し始めたのだ!!
それはまさに速度、圧力を増すための役割をもつブースターのように!!
加速した俺は見事、ドラゴンの尻尾を切り落としたのだ!!
切り落とされたドラゴンの尻尾はズドンッッという風にとても大きな音を立てて地面に落下する。
この現象が起こったのは、ドラゴンの尻尾が向かって来た際に、俺が剣をその尻尾の方に向け、加速して斬りかかったためだ。
『ーーーッッグアァァァァァァァァァァァァァーーーッッ!!!!!』
ドラゴン自身の攻撃による速度と罠によるブースターの速度が加算された切断攻撃の一撃はとても大きいものだ。
本来、尻尾自体は太くて骨があるのでそう簡単に切断できるものでは無い。
それが簡単に切り落とされたため、一瞬ドラゴンは何が起こったのか理解出来てなかったが、後からじわじわとくる肉と骨が直接空気に当たる感覚、そして、焼けるように広がってくる苦痛により理解してしまう。
「ふぅ、試作品罠は成功だな!!」
「凄いじゃない!!ウル!!」
「それが背中に罠を付けた理由か!」
「あぁ!!上手く言って良かったよ!!」
ラフィーヌやアリア姐さんの褒め言葉を受けて上機嫌な俺だが、俺とは正反対の感情を持つものがいる。
そう、ドラゴンだ。
自身の尻尾を切り落とされたドラゴンは怒りにより何度も雄叫びを上げる!!
『ガアァァァァァァァァァァァァァーーーッッ!!!!』
「ーーッ!!!」
「ぐぐーーッッ!!」
ドラゴンの雄叫びは今までにない強力な叫びで、耳に苦痛が走り、そのまま頭痛も加わる!!
だが、唯一の救いとしては空へ向かって叫んだため、初見での風圧はやってこない。
しかし、その空で空気が大きく弾けるように揺れたように感じる。
そう感じてしまうほどの恐ろしい迫力だ。
瞬間、ドラゴンに動きが!!
「ウル!!ドラゴンがブレス攻撃の準備しているですよぉ〜!!!」
「な、なんだと!?」
『アァァァァァァァァァァァァァーーーッッ』
キュィィィィィイイインっといったような甲高い音を立てつつドラゴンが首をゆっくりと動かす!
その際に、周囲の光を蓄え、酸素を集め、気温を変化し始める!!
そして、牙のある口が光を放ち始め...
「今だぁ!!!あの口に攻撃だ!!」
「「「了解!!」」」
アリア姐さんは声の限り、声の限り叫ぶ!!
姐さんはこの瞬間を待っていたと言わんばかりの言葉だ!!
その指示に従い、遠距離の攻撃を始める!!
「『魔法・ライトニングブラスター』!!!」
「『魔法・darkroadクリスタルブリザード』!!!ですよぉぉ〜!!」
「発射角度調整完了!!四連発ロケットランチャー発射!!!」
「じゃあ、俺は『罠・爆破』!!」
サヤは魔法を唱えてすぐに指の前に黄色い光放つ球体が現れ、その球団から稲妻が何発も自動で打ち出される!!
たむちゃんは魔法を唱えた後、その手に現れた紫色の魔法陣から、クリスタルのような高度を持つ絶対的な零度を放つ氷がドラゴンの口へ向かう!
ラフィーヌはどこから取り出したのか、四つの発射口のあるロケットランチャーでドラゴンの口へ一斉射出をする!
俺は、投げてぶつかったら爆発する罠を投げつけました。アリア姐さんと一緒に。
俺たちの攻撃は見事ドラゴンに直撃して、巨大な爆発を起こした!!
煙が巻き上がり、ドラゴンの雄叫びと同じような風圧が吹き起こる!!
いや、もしかしたらそれ以上かもしれない程の威力のある俺たちの大技である!!
本日、とても台風が強いですねw
私からすると明日に本気になって欲しいのですがw
ウルたちの大技を受けたドラゴン!!
アリア姐さんの作戦通りに行き、見事討伐成功したのか!?
それとも....
それは次回になります!!
ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!




