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転生先の世界では 〜俺より仲間たちの方が強くてカッコイイんだが〜  作者: ゲ砂焼き鳥
第1章 赤黒いオーラを纏いし者
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スィーハ国へ向かう途中では

さて、スィーハへと向かうわよ!!


前書き担当 ラフィーヌ

現在、俺たちはヒィジム王の馬車でスィーハ国へと向かっている。

その際に馬が駆けるに合わせて、俺たちの身体は揺らされて行く。

しかし、その大きな揺れは不快感など一切感じさせないもので、むしろ心地よさを感じる動きだ。

その心地よさ故に、睡魔が襲い、ゆっくりと瞳を閉じる...。



...




あぁ、またか...


またとは...随分と頭が高いのではないのか?


俺は大人しく寝ておきたいんだけど...?


いや、そうは行かないだろう。まずは我に言うべき事があるのではないのか?


...言うべき事?まさか、タイラント帝国を倒したのって!!


当然、我よ。しかし、あまり楽しいものでは無かったなぁ...


その件は、ありがとう。...なぁ、お前はいったい誰なんだ?なんで、俺の心の中に居るんだ?


むしろ、我が聞きたい所だ。なんで、ここにいるのか...。我はいったい...。



...



「ねぇ!ウル!!聞いている?」


身体が揺さぶられているを感じ、ゆっくりと瞳を開く。

真っ暗だった視界には、光が入り込む。

そして、ぼやけつつある視界を詳細なものへと変化していく際に声の主がラフィーヌであることを理解する。


ラフィーヌは「聞いている?」と言ったな...。

あれ?何を言っていたっけ?

あー、全く全然、思い出せないや!!


「ん?あぁ、ごめん。もう1回言ってくれ!!」


俺の反応を聞き、眉をひそめ「やっぱりね...」と呟く。

そのラフィーヌの代わりにアリア姐さんが口を開いて答える。


「スィーハですべき事は、スィーハ王へ救助を手伝って貰うように依頼することだ。だから、その際に、タイラント帝国に攻められたことについてをしっかりと説明出来るようにしなければならない。」


タイラント帝国によって攻め落とされたヒィジム国は大きな損害を受けている。

この状況をしっかりと説明できるようにしないと、いけないのは当然のことだ。

俺がどこまで上手く説明できるかは分からないがまぁ、頑張ってみるか。


「なるほど、確かにそうだな。しっかりと説明しないと不審に思われてもダメだし、何よりヒィジム国の信頼が失われる可能性もある。それは避けておきたいな。」

「うーん...難しいですよ〜。あのように壊滅的になってしまっていることを上手く説明できるでしょうか〜?」

「説明するしかないでしょ、たむ。それに、王子もいるじゃない。ねぇ?」


ラフィーヌに話を振られた王子は、少し恥ずかしそうにしながら答える。


「えっと。うん、そうだね、僕が何とかしてみるよ!!ラフィーヌさん!!」

「...?え、えぇ、よろしく〜」


...

この王子...。

まさか....

ラフィーヌの事を狙っているのか?


「あ、それから、僕のことは、ジムと呼んでよ!!」


ジム王子がラフィーヌの方へ笑顔を見せて答えている間をアリア姐さんが質問を挟む。

多分、アリア姐さんの事だから無意識だろうが。


「ジム王子...っと、私たちが呼べばいいのか?」

「王子は除けて欲しいんだけど...読みにくかったらそれでいいよ!!」


「それでいいよ」って何だよ、「それでいい」って。

しかし、俺の仲間のラフィーヌを狙っているってのは許されねぇなぁ...。

まだ決まったわけじゃないから、何とも言えないけど。


俺はふと、無意識に外の景色を眺めた。

特に意味などは無いが、ふと、外を見たくなる時ってあるよね?

...あるよな?

現在、そんな状態で、外を眺めて見たことろ...

ん?

空に、何か...いる!!


「おい!!外を...!!!空を見てみろ!!」


俺の声に驚きながら全員が空を見る。

その空には、モンスターがいたのだ。

第一印象は鳥である。

しかし、俺の知っている鳥達とは圧倒的に違う大きさである。

そう、言うならば、あれは翼竜だ!!

どうやら、アリア姐さんは、あのモンスターの名前を知っているらしく、その名前を告げる。


「あれは、プテラノスライサーか!?」


プテラノスライサー

翼を広げた際の大きさは7~10m程であり、その両方の翼はまるで、刃物のような鋭さを持っている。

翼はコウモリに近い構造をしており飛行能力がとても高い。

そして、足は異常に発達した筋肉があり、その足の力を使って勢いよく飛び立つ。

雑食性でどんなものも食べ、縄張り意識が強い。

主に群れで行動するが、狩り自体に戦略性はない。

生息地は主に、山頂付近である。


「アリア姐さん!!その、プテラノスライサーってのは危険なのか!?」

「とても危険だ!!奴らの発達した足に捕らわれたれたら終わりだぞ!!」


それはまずいっ!!

見た目はプテラノドンみたいな感じだが、足の筋肉量が確かに違う!!


「俺が馬に指示を出すから、ラフィーヌは撃ち落としてくれ!!」

「了解!!狙撃ね!!」

「たむちゃんは全体攻撃の魔法の準備を!!」

「了解ですよ〜!!」

「アリア姐さんは...」

「私は突撃してくるプテラノスライサーの相手をしよう!!」

「おっけ、それじゃあ行くぞぉ!!」


ラフィーヌは窓を開け、銃を構える。

たむちゃんとアリア姐さんは馬車の上に上がり、たむちゃんは魔法の詠唱を、アリア姐さんは剣を取り出してプテラノスライサーの攻撃を弾く準備をしている。

よし、俺も...


「えっと、ウルさん。僕は何をしたらいいかな?」


ん?

ジム王子さんがどのような事が出来るのか俺は知らないんですが...

まぁ、いいや


「俺が馬たちに指示を出すから、道を俺に教えてくれ!!」

「わかったよ!!」


プテラノスライサーの数はざっと30匹。

その内、5匹程がこの馬車に向かって突撃を始める!!

突撃をする際に翼を閉じて、勢いをつけているため、結構な速さを持っていることがわかる!

そして、何より、嘴も鋭い!!

この一撃を食らうと一溜りもないだろう。


しかし、相手が悪かったのだ。

その攻撃を受ける相手は調査隊隊長アリア・ファンフィール・ネイサ。

いや、受けるではない。もはや、攻めている!!

突撃してきているプテラノスライサーを次々となぎ倒して行っている。

また、後ろからのラフィーヌによる援護射撃により、プテラノスライサーは上手くこちらへ攻めることが出来ていない。

そこで、準備の完了したたむちゃんの声が鳴り響く!!


「魔法の準備が出来たですよ〜!!伏せてくださいです〜!!『光属性魔法・神聖なる閃光』ですよ〜!!」


俺たちはたむちゃんの言う通りに頭を伏せる。

その直後に、空高くの所で眩い閃光が煌めく!!

プテラノスライサーたちは視界が混乱し始める!!


「アァーーーー!!忘れてたですよぉぉぉ〜!!!」

「だ、大丈夫か!?たむちゃん!?」

「目が、痛いですよ...ペナルティ、忘れてたですよ...」

「ウルさん!!そろそろスィーハへと到着するよ!!」

「おっけ!!一気に行くぞ!!」

ふう、何とかスィーハが見えてきましたね!!

次回!!ようやく、サービスシーンの追加の予定です!!

いやったぜぇぇぇ!!

イラストも一応完成しました!!

気になる方は...

「みてみん」にて!!

あまり期待はしないてくださいね!!w


ではっ、ゲ砂焼き鳥でしたっ!!

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