脅威、マジックウエポン
僕は今、研究室の地下の天使界にいた。相変わらず、女の人の石像一つしかない
。以前と違うところは、風が強いってことぐらいか。……にしても静の奴。
―いい、お兄ちゃん。もう一回言うよ? バースト化は使用するのには縛らなく
てはいけないという条件がある。そして、バースト化は不安定な技術なの。予期
しないことが起きるかもしれないから、気をつけてね―
条件、とか、予期しないこと、とか。本当に大丈夫なのかな、バースト化って。
なんか、日々バースト化を研究している静のチームが昨日の解析でわかった、と
か言っていたけど。それと、……。僕はポケットからかわいい猫の顔型の携帯電
話を取り出した。静からもらったものだ。
「かわい過ぎるだろっ!」
僕は危うく、そのケータイを地面に叩きつけそうになった。
天使界で、怜の居場所、と検索すると、現在地。とでた。現在地? 今いる場
所?
「どういうことだろう?」
と、疑問に思っていると、敵が、来る。と、第六感でわかった。僕の持っている
魔石の効果だろう。
「よぉ」
声は後ろからした。僕は振り向き、叫んだ。
「怜!」
僕は怜を睨み付けていた。
「何故、光秀を攻撃した?」
怜は両木刀を構え、向かってきた。
「マイセン様の命令だからだっ」
以前も同じようなこと言ってなかったか? 誰だ? マイセンって。
僕はあらかじめ考えていた、縛りの語句、吸収と空に書き、能力を吸収する力を
縛った。(使えなくした)
そして、文字は薄緑色に淡く光り、消えた。……が、以前と違うところがある。
結界がでないっ! これは、バースト化が発動していないことをさすのではない
だろうか?
怜君は、両木刀の物理による攻撃を両の手をクロスにして仕掛けようとしている
。その距離、八メートル。何故だか、バースト化によるパワーアップはしていな
いようだ。僕には、物理をガードする術を持たない。……かといって、対人用の
能力も、持ってない。前回は相討ち覚悟で能力刀を使ったが。どうするか、と考
えている間に、怜は目の前に来ていた。とりあえず、逃げて、怜を始めの場所に
戻す、をニ、三回繰り返していた。怜はキレて、
「翔、お前がそんな卑怯者だとは思わなかったぞ。以前の力も使わないなんてな
。この力は使うまい、と思っていたが……」
怜が、マジックリベレーション、と呟いたか、と思うと、いつの間にか、僕は腹
に凄い衝撃をくらい、後ろに吹き飛んだ。痛……い。怜は地滑りし、膝をつく僕
に説明した。
「この靴はただの靴ではない。マジックウエポン、と呼ばれるもので、ある言葉
を鍵に能力を解放する。この靴にある真意は瞬間、だ。瞬間的に爆発的な力を出
す。この場合、すごい瞬発力をな」
怜は、このように。と、いうと、またしても、僕は、腹にハンマーっで殴られた
ような感触を得た。簡単にいえば、木刀を持って突進してるだけなのだろうが。
レーションがまるまるでてきそうだ。瞬間移動しているよう
に、僕には見える。あと、一撃くらったら、倒れる。そう思った僕は戒さんにも
らった、時を止める能力の弾丸を放ち、怜の時間を十秒止めることに成功した。
なんで、バースト化が発動しないんだよ、おかしい、と思って何回も空に吸収と
書いてみる。……が、光さえしない。他に、移動、とも書いたが、全然応答なし
。どういうことだよ、このままじゃあ。とか、考えているうちに、怜が復活した
。と、同時に、結界が広範囲にはられた。
怜が、マジックリベレーション、と言った時、僕は以前、怜から吸収した能力木
刀を出し(弱化しているので、右手に一本だけ)、以前のように衝撃破が出るんじ
ゃないか、と思い、ふった。すると、案の定、衝撃破が飛んで行った。すでに、
直線の移動を高速でしている怜は、もろにぶち当たり、勢いよく吹き飛んだ。
いやー、戦闘は書いてて作者自身楽しいです。
でも、もう少し想像力を豊かにしたいなあ。




