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閑話
「やったな、過去の俺!」
水晶を俯瞰するように見ていた一匹の悪魔が楽しそうに笑った。
「悪魔と融合させられた時や、死にかけた時はどうなるかと思ったが何とかなるもんだな」
俺はアポスに話しかける。するとアポスも嬉しそうに、
「本当によくやった。お前らに託したのは正解だったぞ」
すると、別の部屋にいたのか、マルスが、トートが、ロキが出て来た。
「俺の活躍も忘れるなよ」
「私も頑張ったよー」
「フフ、褒めてくれても構いませんよ」
「お前ら……」
本当にこいつ等に会えてよかった。今なら一層そう思える。
「お前もありがとな、アポスの従者の人」
「ありがたき言葉でございますぅ。私としても頑張った甲斐がありましたぁ」
その後思い思いに神々が話し合っている中、
「面白いものを見せてもらいましたぁ。これで貸しはなしだねぇ」
と従者の男が小さく呟いた。




