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1.FD型VRMMO

「はぁ〜⋯」


ため息がただただ広い部屋で寂しく響く、

その部屋の隅で黒髪を少し長いボブにした少女のような少年が膝を抱え丸くなって居た


「これ⋯どうするかなぁ?」


少年は横に置いた箱に手を置く、

その箱はどうやらVR型の機器らしい


「もう、お母様は何時も荷物を送るだけ送って僕に構ってやくれない⋯」

それに僕はいっぱい機器持ってから要らないって言ってるのに!!


「はぁ⋯」


まぁいいや、あのゲーム遊ぶか。

「んっしょ⋯」


少年は立ち上がるとVR機器を開けて設定するとベットへ行きVR機器を装着する


「起動」


機器はポンポンポンと音を鳴らし少年の意識を刈り取った



「⋯これが」


青空が遍く広がる世界でぽつんと少年が立つ


『こんにちは』


その空間に響くオルガンの様な声に少年は振り向く


「こ、こんにちは?」

『えぇ、こんにちは』


少年の背後には美しい羽を持つ金髪の美女がたたずんでいた


「僕てっきり日中系のだと思ってたけどめちゃくちゃファンタジーなんですね」

『私だけですがね』

「天使様?」

『どちらかと言えば神ですね』


そんな会話を少しした後女性が手を挙げる


『****』


聞きなれない言葉がノイズの様に走った時、少年の目の前に電子板が現れる


『そちらにやりたい事をお書きなさい』

「ん〜、国の支配者になりたい」

『書きなさいって』

「えへへ」


少年は笑いながら電子板に言葉を書き出す



「どう!」


少年が女性へと書き記した電子版を見せる


『いいんじゃないですか?ではそれを自身のキャラクター設定の目標としてロールプレイするとよろしいでしょう』

「はーい!」

『********』


再度の聞きなれない言葉がノイズの様に走った後、再度電子板が出現する


『次はキャラメイクのお時間です』

「お〜!」

『先ずは見た目ですね、身長は±5、髪はいくらでも伸ばせます。美顔補正等も多数ありますが現実の体型から大幅に変更する事は出来ません。』

ふむふむ、僕の見た目って可愛いからそこまで変える必要性が無いんだよね、身バレとかの話をするならまた変わるかもしれないけど。まぁ別にいっか!

「今の姿から変更点は無し、ただ目の色は紅にして」

『承知致しました、ではボードにまとめの身体記録を表示します』


身長:147.3cm

体重:38.3kg

髪色:カラーコード#111212

眼色:カラーコード#89010a

肌色:カラーコード#rrggbb

素体:少年 男 小型 美形


「これでいいよ!次行こ〜」

『では次にネームの設定からです』

ネーム設定か、

「僕炎龍の国に行こうと思ってるんだけど名前ってみんな日本名?」

『はい、ですがもちろんベースが古代日本と中国なだけであり海外諸国モチーフの国も御座いますので海外の名前を持つ方も御座います』

「なら龍宮瀬奈とかいいかな?」

『構いません』

「なら進もうか」

『承知致しました』


少年はテキパキと設定を行う


『種族は?』

「龍に関係する物を表示してもらえる?」

『承知致しました』


・竜人

龍から退化した竜と人との混血、稀に龍人と言われる龍と人との混血が紛れる。

竜人は角の生えた人間の様な姿をしており機動性とパワー、防御力に優れる代わりに魔法への適性が低く知力、精神力共に低い


龍人は機動性、パワー、魔法、防御、魔法耐性、知力、精神力が高いが耐久と幸運と器用さが低い、まだ2種の違いとして龍人は翼を持っており飛行能力を持つ


下位亜竜(レッサーワイバーン)

亜龍(ワイバーン)の下位種族

パワーと機動性に優れるが他の全てにおいて低水準


・蛇竜

蛇の姿をした竜、いずれは物語の龍の様な姿になる。

機動性が高く知力、精神力も高いが耐久力や防御力が低い


『こんなものですね』

「まぁ僕が選ぶなら蛇竜か竜人だろうね」

支配者としての正当性を持てる。

『分かりました』

正直ここからが難しいね、

「蛇竜を選んで安定に行くか龍人を引くギャンブルをするかだね、蛇竜の最終進化って龍そのものじゃないよね?」

『そうですね、蛇竜の最終進化は龍の1歩手前です』

「んで多分龍人の最終進化が現人神的な感じだろうね、支配者として向いてるのは龍人だけど蛇竜なら龍に仕える者としての正当性がある。」

僕が持ってる事前情報として赤龍の国は立憲君主制を選んでるから僕もそこにしたんだよね、


少年がしばらく悩んだ後、口を開く


「どっちがいいと思う?」

『私の個人的回答で御座いますが龍人ですね、龍人には特殊ルートにてとあるジョブが選択できますからね』

あれか、このゲームの種族まとめに書いてあったやつ。

「そうだね、回答的にそのジョブは龍に仕える系のジョブって事だ!おーけーおーけー!竜人で確立引いてあげるよ!」

僕は運には自信ある、なんせこれまで運だけで生きてきたんだから!それに確率的に言えば25%はある、

『決定しますか?』

「YES!YES!YES!」

『竜人が選択されました、ステータスを表示します』


名前:龍宮瀬奈

性別:男

種族:龍人

職業(ジョブ):未登録

Lv:1


HP:38

MP:43

ATK:68

MAT:59


STR:36

VIT:40

AGI:24

POW:19

INT:18

RES:47

DEX:7

LUK:4


|スキルA

〈飛翔〉

・龍の翼で飛ぶスキル



|スキルP

〈龍鱗〉

・VITとRESに2倍補正

〈龍眼〉

・魔力や精霊等本来見えない物が見える



|装備

〈初心者のシャツ〉

耐久 ∞/∞

〈初心者のズボン〉

耐久 ∞/∞


|称号

〈旅人〉



「そう言えばジョブとかスキルとか忘れてた⋯」

『やべ、ま⋯まぁ!ジョブはどうせ着きますし、今付けない方がお得です!スキルを決めましょう!』

「もう、その代わりおすすめ教えて?」

『私めの落ち度で御座いますので勿論です、瀬奈様が選ばれる道は戦闘より政治だったり等の職業ジョブです、なのでパッシブスキル〈魅力的(カリスマ)〉〈龍圧〉〈為政者(うえにたつもの)〉〈華麗なる品格〉が良いでしょう。〈魅力的〉はスキルレベル×10以内のレベルの相手を引き寄せるスキル、〈龍圧〉は龍の圧力を常に醸し出しスキルレベル×10以内のレベルの相手に恐怖を与えるスキル、〈為政者〉は周りからの好感度UP補正+全ての言語の読み書きができるようになる保持のスキル、〈華麗なる品格〉はテーブルマナーだったりを勝手に素晴らしいと感じさせるスキルレベルです』

「ふむ、それらは初期スキルポイントで取れる?」

『問題無く。』

「一応戦闘スキルも欲しいんだけどそれらを取った後手に入れれるのはある?」

『龍系統の種族スキル〈龍の吐息(ドラゴンブレス)〉ですね、正直龍人はこれさえ吹いとけば何とかなります。なんせ龍人ならドラゴンブレスの属性選択がその場で自由に出来るかつ威力が他の2倍、それに消費MPを÷2されます』

「じゃあそれで!」

『承知致しました、それでは良き旅があらんことを。』




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